娘からみた“真(芯)”の船井幸雄

このページは、船井幸雄の実の娘で現在、本物研究所社長の佐野浩一の妻の佐野ゆかりさんによるコラムページです。実の娘だからこそ知っている、家庭での船井幸雄の姿を中心に、過去も振り返り、家族間の様々なエピソードも交えながら本音で語っていただきます。
娘の視点から、“真”の船井幸雄を語っていただき、より深い、船井幸雄の“芯”に迫っていきます。

2013.02.19(第13回)
別荘を持つ条件

 一昨年から一年半ほど、都心に近いとても便利なところで暮らしました。毎日が刺激的で、なんだかワクワクしてとても楽しかったのですが、都会の空は狭く感じられて、大きく息を吸えないような圧迫感がどこかにありました。
 週末、熱海の家に帰って「ああ〜都会の人がこういう環境を求めて別荘を持ったり、休日に出かけたくなる気持ちって、都会で暮らしてみたらすごくよくわかるような気がするね……」と主人とよく話をしました。

 父と母も、今でこそ熱海の山の中の、お風呂の蛇口をひねれば温泉の出る別荘のような家に住んでいますが、東京に住んでいたころ、知人の別荘に招待されて、よく「別荘を買いませんか?」と勧められたそうです。具体的な物件のチラシなどを持ってきてくださる方もいて、父も興味深そうに見ていたこともあったようですが、なかなか決断には至らなかったそうです。
 母が以前、「別荘を持つときの三つの条件」らしきものを、お友だちから聞いたことがあるそうです。
 まず、一つ目が車の運転をすること……ブブッーというブザーが聞こえそうです(笑)。
 父も母も車の運転はしません…。母は自転車にも乗れない慎重で怖がりな人なので仕方ないとしても、父はどうして友だちのお父さんみたいに車を運転しないのかなあと子ども心にいつも思っていました。私が小さい頃には家に車はありましたが、会社の方が父が仕事に行くときは運転をしてくださっていました。無駄が嫌いな父なので、自分で運転したら運転に集中しなくてはいけないけれど、運転してもらえばその間に書類に目を通せる……。そういえば、自動車電話が出始めたとき、真っ先に自動車電話をつけて、車の中でも仕事の電話をよくしていました。そして、運転をしてもらっていれば、車を駐車場に止めたりしなくても、仕事場の目の前で降ろしてもらえてすぐに仕事に取りかかれる。
 休日も家族をドライブに連れて行こうとか、自分の趣味で出かけようということはなく、家で仕事をしたり本を読んだりしたいので、車の運転には興味がない……ということだったようです。
 別荘を持つときの条件の二つ目が「まめな旦那さんがいるということ」だそうです。これも父には全くあてはまらない……と母はお友だちと笑ってしまったそうです。
 そして、最後の三つ目が、私も耳が痛いのですが、「お料理上手な奥さんがいること」だそうです。お客様がたくさんいらっしゃったときに手際よくパパパッと見栄えのいい、美味しいたくさんの料理が作れること……母は「これも無理無理ーーーうちは全滅だわあ〜」とお友だちとまた笑ったそうです。
 そんなこんなで別荘は持たずに、別荘地に住んでしまった父です。これもなんだか要領のいい父らしくて面白いなあと思います。


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Profile:佐野 ゆかり(さの ゆかり)
佐野 ゆかり(さの ゆかり)
ゴンちゃん(前・♀)と我が家のニュー
フェイスのキャンキャン(後ろ・♂)です♪

船井幸雄の娘で現在は本物研究所社長の佐野浩一の妻。
17歳男子、15歳女子、5歳男子の年の離れた子どもたちや両方の親、そして、ペットの犬やウサギに囲まれて自然あふれる熱海生活を満喫中。元幼稚園教諭。そして元保育士。
現在は家事の傍ら、将来に向けて勉強中。仕事柄、小さな子どもが大好きです!!
著書に『船井家の子育て法』(徳間書店)、『神様、ママを見つけたよ!』(グラフ社)、『もっといいことが起こる今日のヒント』(海竜社)がある。

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