娘からみた“真(芯)”の船井幸雄
このページは、船井幸雄の実の娘で現在、本物研究所社長の佐野浩一の妻の佐野ゆかりさんによるコラムページです。実の娘だからこそ知っている、家庭での船井幸雄の姿を中心に、過去も振り返り、家族間の様々なエピソードも交えながら本音で語っていただきます。
娘の視点から、“真”の船井幸雄を語っていただき、より深い、船井幸雄の“芯”に迫っていきます。
昔から父の朝は早いです。最近の我が家も実は朝がとても早く、だいたい5時ごろには毎朝私も起きます。リビングから父の書斎の窓がとてもよく見えますが、だいたい6時前後にはカーテンが開いています。父は昔から朝型のようで、夜よりは朝早く起きて仕事をするほうが多いようです。今も朝起きると、少し書きものをして、そのあとはニュースを見ながら両手振り体操をするのが日課だそうです。この両手振り体操は、最近体調が思わしくない父でもできるようです。
最近もほぼ欠かさずやっていると聞いて、私も試しにやってみました。確かにそれほど体に負担がかからず、肩こりも治るし、体に気が回るので調子が良くなるように思います。
これから私も父を真似して続けてみようと思っています。
朝ご飯がすんだら、リビングに座って新聞を読み、そのあとは書斎で仕事の原稿を書い
たり読書をするようです。父の書斎に桐の椅子があり、その椅子には書見台がついています。この椅子に座って父が本を読んでいると、我が家のリビングから見える書斎の窓に、ちょうど父の後頭部だけが見えます。
「あっ!!おじいちゃんが本を読んでるね〜満月みたい。。。」って我が家の子どもたちが言うので見てみると、ほんと形のいい満月のような頭が見えていて。。。ついつい笑ってしまいます。
ちょうど書斎で机に向かって何かを書いている父の横向きの頭も見えます。「おっ!!机に向かってるな。。。仕事かな。。。? 机に向かえるってことは元気だな。。。良かった。。。」って最近はよく思います。
末っ子がもっと小さかったとき、たまに遠くのほうから「ママーママー!!」と私を呼ぶ声が聞こえました。ちょうど実家に遊びに行っていた末っ子が、父か母に抱っこされて、父の書斎から私を呼んでいました。ニコニコ笑っている表情までよく見えて、お互いで大きく手を振って名前を呼び合って楽しみました。とても和みました。
そして、お昼ごはんの後はたいてい昼寝の時間のようです。そのあとは仕事をしたり、息抜きに母とトランプをすることもあるようです。前は庭をぷらっと歩いて、愛犬ゴンをからかっていました。そして、大相撲が始まると、書斎でテレビ観戦しているようです。
母と夕ご飯を食べながら、また、食後にゆっくりニュースや録画してあった旅番組のテレビを見ることもあるそうです。またトランプをすることもあるそうです。そのあとは樹齢千年のヒバの温泉に入り。。。そして書斎兼寝室に向かうようです。
父の書斎には赤いライトが置いてあり、これを体に当てると調子がよくなるそうで父も愛用しているようですが、これをつけると部屋全体がぼーっと赤くなります。そのライトを部屋に入れて間もないころ、我が家からみると、父の部屋がぼーっと赤く染まって見えました。何ごとかと主人ととても驚きましたが、そのライトのせいだと分かって二人でほっとしました。
最近は、父はずっと家にいるので、平日は事務所に顔を出し、それ以外は家でこんな風な毎日を送っている父です。窓越しにも父を感じることができて、ありがたいような安心なような。。。でも、父にしてみれば私たち家族に覗かれているようで嫌でしょうか。。。今回のこの原稿は内緒にしておこうかと思います。。。(笑)
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ゴンちゃん(前・♀)と我が家のニュー
フェイスのキャンキャン(後ろ・♂)です♪
船井幸雄の娘で現在は本物研究所社長の佐野浩一の妻。
17歳男子、15歳女子、5歳男子の年の離れた子どもたちや両方の親、そして、ペットの犬やウサギに囲まれて自然あふれる熱海生活を満喫中。元幼稚園教諭。そして元保育士。
現在は家事の傍ら、将来に向けて勉強中。仕事柄、小さな子どもが大好きです!!
著書に『船井家の子育て法』(徳間書店)、『神様、ママを見つけたよ!』(グラフ社)、『もっといいことが起こる今日のヒント』(海竜社)がある。