ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測

このページは、社会分析アナリストで著述家のヤス先生こと高島康司さんによるコラムページです。
アメリカ在住経験もあることから、アメリカ文化を知り、英語を自由に使いこなせるのが強みでもあるヤス先生は、世界中の情報を積極的に収集し、バランスのとれた分析、予測をされています。
スピリチュアルなことも上手く取り入れる柔軟な感性で、ヤス先生が混迷する今後の日本、そして世界の情勢を予測していきます。

2021.07.01(第89回)
国防総省関係者が明かすUFOレポートの内容

 日本時間の6月27日に、米国防総省が上院に向けて提出したUFO調査レポートが公開された。すでに共和党のマーク・ルビオ上院議員なども、「この報告書は最終結論ではないものの、興味深い内容になる。情報はリークされるはずだ」と発言し、期待を表明していた。

 2017年、もとDIA(アメリカ国防情報局)でプロジェクトリーダーであったルイス・エリゾンドが、国防総省主導のAATIP(先進航空宇宙脅威特定計画)の存在を暴露し、UAPの証拠画像を公開。

 AATIP(先進航空宇宙脅威特定計画)とは、未確認の航空現象(UAP)を調査研究するプログラムのことで、2007年に開始され、2012年にプログラムは終了した。この間、調査は公開されず秘密裏に行われた。

 しかしながら、国防総省の調査は継続しており、調査結果も秘匿され続けていた。これに業を煮やしたAATIPの調査リーダーであったルイス・エリゾンドが、2017年に国防総省に辞表を提出し、民間の調査団体を設立して活動を継続した。

 その際、2017年にマスコミに公表されたのが、ルイス・エリゾンドが、インタビューをしたアメリカ空軍のパイロットによって撮影された画像でした。そして、2020年5月、国防総省が初めて、その画像をUAPであると公式に認めた。

 そして、公式に認められなかったAATIPの後継の調査プログラムは、2020年6月の議会公聴会で初めて明らかにされ、UAPの調査タスクフォースとすることが確認される。今回公開されたものは、上記タスクフォースによる調査結果だ。

 すでにこのレポートの概要は日本の主要メディアでも紹介されているので、今回は日本ではあまり報じられていない内容を紹介する。
 このレポートの調査に関与したルイス・エリゾンドのインタビューだ。これは米主要メディアのひとつである「ワシントン・ポスト」が行ったものだ。以下がインタビューの要約である。

●UFOと国家安全保障
・私は米陸軍の対情報部隊の情報将校として、航空宇宙分野と情報分野で長い経験があった。そのため2008年に「国防情報局(DIA)」が管轄する「先進航空宇宙脅威特定計画(AATIP)」にスカウトされた。2010年にはその長官になった。

・公開されている海軍のパイロットが撮影したUFOの3つのビデオの存在とその内容を、国防総省や他の省庁の高官にブリーフィングしたのは私である。

・我々は過去70年以上にわたってUFO現象を目撃していた、当初、これには3つの可能性があるとされていた。一つはロシアや中国のようなアメリカの敵対国の高度な航空機であるという可能性だ。次は、これはアメリカが開発している秘密のテクノロジーの可能性だ。そして最後は、これが地球外生物のテクノロジーであるという可能性である。

・少なくとも、今回、海軍戦闘機が撮影した3つの動画が公開されたので、これがアメリカの秘密兵器であるという可能性は消えた。ではロシアや中国のテクノロジーであるという可能性はどうかというと、これも否定されている。

・1991年のソビエト崩壊後、ロシアとアメリカは関係が良好だった時期が5年ほどあった。この期間にロシアの持つUFOに関連した機密文書をアメリカは入手し、調査した。その内容は、ロシアでもUFOの目撃情報がたくさんあり、それに彼らが驚愕していた。これは我々の反応と同じである。また中国だが、1950年代から中国のパイロットの目撃情報がすでに報告されている。もしこのテクノロジーが中国のものだったら、すでに1950年代からこうした技術を中国は持っていることになる。これは考えられない。

・ではこれは地球外生物のものなのだろうか? すぐにそのように結論づけることはできない。もちろんその可能性もあるが、これは我々が知らない宇宙現象なのかもしてない。やっと高度なテクノロジーによってさまざまな未知の宇宙現象が観測できるようになったが、これもそうしたもののひとつかもしれない。そうした可能性にも我々はオープンでなくてはならない。

・ただはっきりしていることは、このUFOがロシアや中国、そしてアメリカのテクノロジーではないということだ。我々よりも数世代から1000年以上も先に進んだテクノロジーだ。だから、本格的な調査が必要なのだ。いまはあらゆる可能性にオープンであるべきだ。

・これは地球外のものかもしれないし、また地球のどこからかきているものかもしれない。さらに、量子力学のいう意味でも異なった次元からやってきたものかもしれない。あらゆる可能性があるのだ。ただはっきりしているのは、このテクノロジーがすさまじく高度であるという事実だ。

・ところで今回公表されるレポートだが、これは180日というあまりに短い期間でまとめられたものだ。だから、詳細なものではないはずだ。内容だが、このUFOがロシアや中国、またはアメリカのものであることを否定しつつも、これが地球外のものである可能性も否定しないとする内容になるはずだ。

・当然これは、アメリカにとって国家的な脅威である。しかしそれは、ロシアや中国にとっても同じことだ。もちろんこれからどうなるかは分からないが、この共通の脅威に直面して、アメリカ、中国、そしてロシアが協力することも可能なのではないかと思う。

・興味深いことに、こうしたUFOは核関連施設の上空に現れることが多い。もちろん、なぜだかその理由は分からない。またこれは、宇宙、大気圏内、そして水中を自由に移動することができる。それもマッハ5を越えるスピードだ。これは考えられないテクノロジーだ。

・私は米軍と機密保持の宣誓を行っている。だから、自分の知り得たすべての情報を公開するわけには行かない。しかし、公開すべきものがあると判断した場合、私は議員に立候補して、政府や軍がこれを公開するように努力することだろう。

●公開されたレポートの中身
 これが「ワシントン・ポスト」によるルイス・エリゾンドのインタビューの内容である。これを見ると、これから米上院に提出されるレポートの概要が見えてくる感じだ。それは次のようなものだ。

1)このUFOはロシアや中国などの敵国のものではないし、アメリカの秘密テクノロジーでもない。

2)このテクノロジーの正体は分からない。地球外生物のものである可能性も排除はできないが、他の可能性もある。

3)しかしこれが、アメリカの防空網を突破し、核関連施設に頻繁に現れることなどを考慮すると、国家の安全保障にとっての脅威であることは確かだ。

 このような内容になるような感じだ。

●グリア博士の告発
 一方「ディスクロージャー・プロジェクト」を主催し、「影の政府」の存在を告発しているスティーブン・グリア博士は、このインタビューを行ったルイス・エリゾンドについて次のように告発していた。以下である。

・いま主要メディアの報道番組では、ルイス・エリゾンド、クリストファー・メロンなどの国防総省出身の人物がこの問題のスポークスマンとして頻繁に登場し、UFOの存在や米軍の遭遇事件などに関して詳しく解説している。

・こうした解説で共通しているのは、UFOの存在がアメリカの安全保障にとっての脅威であるという主張だ。UFOは中国やロシアが作った秘密兵器かもしれないが、まだ正体は分からない。ただ、高速で勝手に飛行するこの存在は、アメリカの核戦力の有効性を低下させる存在だという。

・彼らのこうした主張は完全に誤りであり、ウソである。少なくともルイス・エリゾンドやクリストファー・メロンなどの人々はこれがウソであることをよく知っている。

・国防総省が公開した3本のビデオのうちの2本は、「影の政府」が製造した地球製のUFOである。これは三角形のUFOで、「ロッキード・スカンクワークス」のような極秘プロジェクトが、地球外生物のUFOをリバースエンジニアリングして製造したものだ。

・私は何年も、これから地球外生物の攻撃を安全保障上の脅威と見なし、この新しい敵に対するキャンペーンが始まると警告しているが、いままさにこれが始まったのだ。国防総省が存在を認めたUFOは、地球外のものではない。これは彼らが作ったものだ。おそらくこのキャンペーンの後、地球外生物を安全保障上の最大の脅威であり、これを敵として国民に知らしめるために仕組んだ偽旗作戦が開始される可能性がある。

・ルイス・エリゾンドやクリストファー・メロンなど、いまアメリカの主要メディアにコメンテイターとして出ている国防総省出身の人々は、これらのUFOのほとんどが人類が作った地球製であること、そしてこれは安全保障上の脅威ではないことをよく知っている。彼らは真実ではないことを発言しているのだ。

・私はルイス・エリゾンドなどをよく知っている。いま我々の弁護士であるダニエル・シーハンが彼に接近し、彼を我々の側に引き抜こうとしている。

・このように、UFOの存在をアメリカの安全保障上の脅威だと喧伝するいま始まっているキャンペーンは、すべてフェイクである。自作自演の偽旗作戦がいつ行われるのかは分からないが、この真実を拡散し多くの人々に知ってもらいたい。ぜひ拡散してほしい。

 以上である。今回の報告書の公開後になるだろうが、ルイス・エリゾンドがグリア博士の説得に応じ、真実を話すようなことはあるだろうか?

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Profile:高島 康司(たかしま やすし)
高島 康司(たかしま やすし)

社会分析アナリスト、著述家、コンサルタント。
異言語コミュニケーションのセミナーを主宰。ビジネス書、ならびに語学書を多数発表。実践的英語力が身につく書籍として好評を得ている。現在ブログ「ヤスの備忘録 歴史と予知、哲学のあいだ」を運営。さまざまなシンクタンクの予測情報のみならず、予言などのイレギュラーな方法などにも注目し、社会変動のタイムスケジュールを解析。その分析力は他に類を見ない。
著書は、『「支配−被支配の従来型経済システム」の完全放棄で 日本はこう変わる』(2011年1月 ヒカルランド刊)、『コルマンインデックス後 私たちの運命を決める 近未来サイクル』(2012年2月 徳間書店刊)、『日本、残された方向と選択』(2013年3月 ヴォイス刊)他多数。
★ヤスの備忘録: http://ytaka2011.blog105.fc2.com/
★ヤスの英語: http://www.yasunoeigo.com/

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