船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:広川 裕子
皆様こんにちは。
イリアール株式会社の広川裕子です。
私が所属する販売促進部コールセンターには、いろいろなお電話がかかってきます。
ご注文やお問い合わせのお電話はもちろん、営業のお電話、別の部署への取次ぎ電話、一日に何回かは間違い電話もかかってきます。
コールセンターに配属されて2年が経った頃、たいていのお電話には落ち着いて対応ができるようになりました。
けれども、忘れられないあのお電話は、正直とても動揺し、うまく言葉が出てきませんでした。
それは、警察からの電話でした。
朝一番のお電話でした。
「昨夜、道で倒れて亡くなっていた方の携帯電話の最後の通話履歴が、こちらの番号だったので……」という内容でした。
おっしゃる通り。
その方はお客様で、昨日、履歴にあるその時間、偶然にも私がお話をさせていただいた方でした。
ある商品についてご質問をいただいたのですが、即答できる内容ではなかったため、回答までに少しお時間をいただいていたのです。
夕方、回答のためにお電話差し上げた時、数コール目で留守番電話に切り替わりました。いつもはすぐにお電話に出て下さる方なので、少し不思議に思いながらも、「明日、ご連絡させていただきますね」というメッセージを残したのでした。
何故、お亡くなりになったのか、詳しくは分かりません。
私は警察の方に聞かれるままに、上記のいきさつと、その時のお声の様子や、普段よくご注文いただいているサプリメントの効能などをお伝えしました。
警察のお話では、その方はお一人暮らしで、ご家族やご親戚、ご近所との付き合いもあまりなかったとのこと。
もしかすると、私との通話が、生前最後の会話だったのかもしれません。
お電話を置いた後、いろいろな思いが心に浮かびました。
そして、大きな責任のようなものを感じました。
お客様にとっては、数ある通販会社の受付オペレーターの一人でしかない私。
そんな私が、お客様の人生の大切な日に大きく関わった可能性があるのです。
『ほんものや』は、顔の見えない不特定多数のお客様にご利用いただく通信販売会社ではありません。
お電話の向こう側でお話をされているお客様の表情を想像しながら、一期一会の気持ちを大切に、これからも笑顔と笑声を心がけたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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