船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:河原 朋子
みなさまこんにちは。
(株)船井メディア コンテンツチームの河原朋子です。
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
最近起きた出来事についてお伝えいたします。
イギリスのロンドンで発祥した「ビッグ・イシュー」という情報誌がある。
それはホームレスに仕事を与え、自立を促すためのツールである。
販売者は登録制で、ホームレスの人々だ。
販売場所は街頭が主。気候や天候に左右されるものだ。
1冊300円。1日と15日に日本版が発売される。
わたしは以前から、この情報誌をある男性から購入している。
先日、最新号を購入するためにいつもの場所へ向かった。
すると、男性は「じつは、今月いっぱいでこの販売をやめるのです」と言う。
事情をきくと、これからは一般の就職活動に入るというのだ。
詳しく聞く時間はなかったが、きっと、販売することによって得た収入を貯め、家を借りることができるようになったのだろう。日本という社会は住所がないと職探しができないのはご存じのとおり。
その男性とはもうすぐ、会うことができなくなってしまいとても寂しいが、反面、嬉しいことでもある。
すこしでも、自分の購入が彼の役に立っていたのならば、とても嬉しいことだ。
300円なんて、すぐに、無為に遣ってしまうことができる金額だ。それが生きて誰かの役にたっているような、そんな気持ちにさせてくれる。
また、この「ビッグ・イシュー」という情報誌は他ではあまり手に入らないような情報も多いのではないだろうか。
じつは、夏に訪れた、「アウシュヴィッツ平和博物館」もこちらから得た情報だったのだ。
一口にホームレスといっても、さまざまなので、ここで論じる気は毛頭ない。しかし、ここで販売者を選択した人々はきっと、なにかを変えたいと思っている人たちなのは確かだ。
あちこちで空き家がたくさんある。入居ができなくて困っている人がいる。
社会は不均衡な部分があるものだ。
しかし、少しでも何かを変えようとする気持ちがあれば変わることもたくさんある。
今月で最後の販売者の方の行く末に幸あれと願うのだった。
次はどこの場所で買うとしますか。
探しにいかなくては。それも楽しみのひとつである。
3周目:「災害時に思う事」
4周目:「その次」
5周目:「愛情というものについて」
6周目:「福島にて」
7周目:「かわいい子には旅をさせよ ホラー映画論」
8周目:「感謝すること」
9周目:「仙人は霞を食べて生きている」
10周目:「終わりよければ全て良し」
11周目:「福島にて その後の生活」
12周目:「必要なものしか手のなかには入らない 〜必要であれば与えられることの実感〜」
13周目:「縁で全てが回ってる」
14周目:「モノを作る、手にすること」
15周目:「新たな年を迎えて」
16周目:「今年の約束」
17周目:「古道を行く」
18周目:「魂が集う、夏のふるさと」
19周目:「忘れてはいけないこと」
2013.10.30: 自然な自分の声を出しましょう
2013.10.29: 新しい門出に思う
2013.10.28: 一期一会を感じたこと
2013.10.25: 乳脂肪分3.8の秘密
2013.10.24: ストレス解消の方法
2013.10.23: 私のおすすめ断食健康法
2013.10.21: 佐藤初女さんのお話を聞いて
2013.10.18: 名古屋城に行ってきました
2013.10.16: 目に見えないけれど大切なこと
2013.10.17: インフレ時代到来か?
2013.10.15: やりたい事とやれる事
2013.10.11: 船井流に導かれる御縁
2013.10.10: 秋といえば・・・
2013.10.09: 新しい手帳
2013.10.08: バクテリアで身体をいつまでもハツラツと!
2013.10.07: 凛々しくなった先輩である、次男の親友のお兄ちゃん
2013.10.04: 「カタ」の大切さ
2013.10.03: 「働く」を考える
2013.10.02: 料理界のプロが、和食の常識を覆す!
2013.10.01: 日本人の誇り