新時代への道しるべ

このページは、船井幸雄と同じ理念を持った、(株)トータルヘルスデザイン会長の近藤洋一氏によるコラムページです。近藤会長は、健康、環境、食料などの分野で、新しい21世紀を創り上げることを使命とした活動をされています。

2008.11
創業感覚

 株式会社トータルヘルスデザインの設立当初から船井先生にはお世話になっていました。
 ある時「何事もはじめは計画的にやろうとするのですが、情勢が変化して、すぐにうまくいかなくなるんです」とお話しました。すると、それまでニコニコしておられた船井先生が真剣な顔で「近藤さんは計画的にやらない方がいいですよ」と言われたのです。
 これを聞いて大変すっきりしたのを憶えています。それ以来、確信をもって、“出たとこ勝負、泥縄式”で会社経営を行ってきました。法で決められたもの以外「規則なし、マニュアルなし、売上計画なし」なのです。

 世の中に無いことをやる場合、常識はあまり役に立たないものです。創業は未来へ向けて飛び立つもの。常識というのは過去に根ざすものですから、場合によっては邪魔でさえあります。創業以来18年が経ち、社長を退任したのをきっかけに、創業感覚を文章化することにチャレンジしてみました。
 立花大敬さんが「柳生新陰流には、免許皆伝の弟子に口伝として密かに授ける極意の伝えがあるそうです」として紹介されている“極意”に、自分の体験と照らし合わせてピンとひらめくものがあり、私なりにまとめてみました(著書『大宇宙合格』(立花大敬著 本心庵))。以下列挙させていただきます。

(1) 自分自身は宇宙に漂うチリのような存在であるということを明確に認識しておくことが出発点になります。
(2) チリである以上、自分ひとりでは何もできない。虚勢を張る必要もないし、悩み苦しむこともないということになります。
(3) 宇宙はあらゆるものを生みだす源であり、自ら進化・成長する意思を持ち、あらゆることを可能にする力をもっていることを明確に認識しておくことが大切です。
(4) チリに過ぎない無力な自分である以上、宇宙にゆだねるしかありません。このことが認識できると、宇宙の意思が自分を通して働き出します。共時現象も多発するので、全宇宙の力を自分の力として使うことができるような感じになります。
(5) チリのような自分であるとは言え、チリなればこその命、チリなればこその尊さを認識しておくことが大切です。
その上で「自分は何のためにこの事業をやろうとしているのか、そしてどこに行こうとしているのか」ということを明確にしておきます。すべては志すなわち心の指すところへ向かって流れていくものだからです。
(6) そうすると自分にとってベストの道が見えてくるものです。というより、自分が道なので、どの道を行こうが、すべてがベストの道ということになります。
(7) 社員全員が意思を統一し、共有しておくことが必要になります。
そしてあとは宇宙に任せてしまえばよいのです。
情報、お金など必要な経営資源は、人(チリ)を通して入ってくるものなので、縁のあるすべての人と融合し、喜びを共有していくことが大切です。
ちなみにトータルヘルスデザインは「“元気の力”を暮らしに生かす」ことを社是としています。 “元気の力”とは宇宙創生の根源的な力で、宇宙に遍満していて、万物を生かしてくれている力です。いまも一瞬、一瞬、宇宙はとどまることなく創造活動を営んでいます。
自分たちはちっぽけなチリにすぎないけれど、この“元気の力”を自在に活用できる自由意志が与えられているということをすべての人に伝え、活力のある暮らしを提案していくのです。
(8) 「断じて行えば鬼神もこれを避く」。行き先が決まったら、後は動き出すのみです。自分はチリに過ぎないのだから、宇宙にすべてを任せてしまい、伝えたいメッセージをどんどん発信していきます。後は目の前にやってきたことに誠意をもって取り組むだけです。「与えたものが受け取るもの」という法則が働き、想いは実現していくことになります。
(9) 優先順位からいうと、必要なのは、何と言っても熱いハートと夢(イマジネーション)。アタマはその次です。
(10) たとえ思い通りにいかなくとも、失敗したように見えても、気にすることはありません。振り返ってみれば、目的地へ到達するために宇宙が用意してくれたプロセスだったことがわかります。
(11) チリなればこその命、チリなればこその尊さを認識し、宇宙と共振することが肝要です。

 口幅(くちはば)ったいことを書いてしまいましたが、思い通りにいったこと、いかなかったことを遠くから眺める感じでまとめてみた次第です。思い通りにいかなかったことのほうがはるかに多いのですが、目的地にたどり着いたような感覚があるのですから、人生というのは不思議なものです。
 いま激変の時代、長期計画などと悠長なことをやっている時代ではないように思います。
 心を未来へ向けて開き、熱い想いを発信し、目の前に現れた現実に誠意をもって対処するなら、声高に叫ばずとも、自動的に世界平和はやってくるように思うのです。

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THD LIFE
月刊『THD LIFE』
2008年11月号



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Profile:近藤洋一(こんどうよういち)

近藤洋一株式会社トータルヘルスデザイン 会長。2008年10月に株式会社バンクシア設立。1938年生まれ。61年京都工芸繊維大学繊維化学科卒業。90年、株式会社トータルヘルスデザインを設立。「びっくり現象のなかに21世紀を切り開いていく鍵がある」という考え方をもとに、従来の思考の枠組みを超えた技術、商品を発掘。「だれもが美しく健やかに、そしていきいきわくわく生きていくことのできる暮らしづくり」を提案し、実現していくことを企業目的として、京都と東京を拠点に、《美と健康》事業を展開している。《安全、安心、エコロジー、“気”のある商品、気になる情報》を提供しつづけている。月刊『THD LIFE』や、インターネットを通して情報発信活動に取り組んでいる。

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