船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　ここ数年、“本物”という言葉が、広告などに使われ、よく目にする機会があるように思います。これだけモノや情報が氾濫し、あるいは不祥事が発覚したり、またそこかしこでバーチャルな世界も口を開けて待っているわけですから、「確かなものを」と思うのは正直な気持ちでしょう。時代の感性を一歩先取りしたものを提示し、喚起する機能もある広告業界もそういった大衆の意識に敏感に反応しているのだろうと思います。

　そこで改めて思うのは、「船井会長の時代・時流を読む感性あるいは先見の目が、抜きんでて鋭いな」ということです。会長が“本物”というキーワードを示すようになったのは、ここ最近のことではなく、もっと以前のことです。つまり、時代の波の最先端に位置し、自ら尖った感性のアンテナを張って仕事をしているクリエイターら広告業界の人達よりも数歩前に先がけているではないかと思う時があるのです。

　この考えは、私が船井会長がつくった会社に勤務しているからそう言っているのではありません。会長の書物には随所に、そのようなことを考えさせてくれる言葉が散りばめられているように思えてならないのです。

　たとえば、私の独断と偏見の見方でご容赦いただきたいのですが、最近数多くの本を出し、テレビなどでも引っ張りだこ、八面六臂（はちめんろっぴ）の活躍をされている脳学者・茂木健一郎氏がいらっしゃいます。茂木氏の話や本を読んでいると非常に面白くとても勉強になり、注目されるのもとても納得がいくのですが、著作物等で発言している中で「アハ体験」というものがあります。
　これは私の感性からすると会長のいう「びっくり現象」と非常に近似な関係にあるものでなはいかと思ってしまうのです。また茂木氏は、この世界を偶有性の海ととらえ、その中でどう生きるかといった問題を提示しているのですが、こちらは「必要、必然、ベスト」という言葉に連なっていくように思えてなりません。
　茂木氏がこれほど注目されるのには、やはり時代の欲求というか感性に一致した部分が大いにあるのではと思うのですが、その横をみると私は船井会長の言葉がニッコリとして存在しているのを感じるです。

　上記に書いたことは、ほんの一例ですが会長の原理原則化の方法論によって導かれた方向性や考え方は、私にとってはいろいろなヒントや指針を示してくれるものとなっているのです。


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１周目：「船井会長の“幸せを呼び込むCD”について　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
２周目：「私のストレス解消法」
３周目：「船井会長の言葉を因数分解　（テーマ：私が日々もの思ふこと）」
４周目：「天才の眼？　（テーマ：私が日々思ふこと）」
５周目：「「不動心」　（テーマ：最近読んでオススメしたい本）」
６周目：「細分化思考　（テーマ：私が日々思ふこと）」
７周目：「「オープンワールド」で体感したこと　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
８周目：「ＫＯＴＯＢＡ　（テーマ：私が日々思ふこと）」
９周目：「びっくり現象と熊楠　（テーマ：私が最近ビックリしたこと）」
１０周目：「シンプルな言葉　（テーマ：船井会長から学んだこと）」