“本物主義”時代の幸せな生き方

このページは、(株)本物研究所と(株)船井メディア 社長の佐野浩一によるコラムページです。
佐野浩一の義理の父でもある舩井幸雄は、1980年代のバブルの真っただ中の頃からすでに、「競争主体で矛盾のありすぎる資本主義はもうもたない」、そして「資本主義にとってかわるのは『本物主義』ではないか」と考えており、2003年に(株)本物研究所をつくりました。
その(株)本物研究所の設立当初から社長として、佐野は常に、“本物”や、人々の“本当の幸せ”について真剣に考えてきました。
そんな佐野が、いよいよ間近に迫ってきたと思われる「本物主義」時代に向け、私たちはどう生きていけばいいのか、また「幸せに生きる」とはどういうことだろう? ということを先駆けて模索し、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。

2017.06.01(第40回)
ありがとうの奇跡

 「ありがとう!」
 「おかげさま!」
 世の中が、この二つの言葉と思いで成り立っていたら、おそらく、いま各地で起こっている紛争や今後起こりうるとされる戦争だって、そもそも起こさないし、起こらないのだろうと思います。
 そもそもいまある「国境」だって、いくつもの戦争の結果、「線引き」がなされたものがいまだ残っているわけで、舩井幸雄が未来の理想の姿とした「みろくの世」をつくるためには、やはり「分離」から「統合」へ、マクロに向かっていく必要があると考えます。
 「ワンネス」という言葉や概念がどうも何か特別のもののように伝えられている感がありますが、これまたそもそもは、「ワンネス」があたりまえなんだとされる世の中に向かっていくのが理想なのだと思えてきます。
 この地球も宇宙のなかにある小さな星の一つ。
 この小さな星のエゴに満ちた考え方や行動パターンを、「宇宙の理」で正していく必要がありますね。

 今回、ご紹介するたけさんは、そんなことにとっくに気づいていらっしゃいました。
 そして、そのたけさんは、このたび新著を出版されました!
 タイトルは、「ありがとうの奇跡」
 たけさんは、34歳のとき、脳梗塞を発病し、そのために重い後遺症がいくつも残りました。
 失語症、聴覚障害、発音が困難になる構音障害、右手まひ。
 その当時、音楽活動をしていたたけさんは、ヴォーカルとギターを担当し、ライブ活動に励んでいました。
 そのたけさんから、神様は、歌を歌うこと、音楽を聴くこと、ギターを弾く右手と、わざわざ選ぶようにしてもぎ取られてしまったのです。
 病院の屋上から飛び降りたら楽かなぁ……。
 当時は、絶望の淵に立たされていたと述懐されています。
 そんなたけさんを救ったのは、たけさん自身の基幹の考えになっていた「宇宙学」の教えでした。

【常の心】
 「強く正しく明るく、我を折り、宜しからぬ欲を捨て、
  皆仲良く相和して、感謝の生活をなせ」
【ご法度の心】
 「憎しみ、嫉(ねた)み、猜(そね)み、羨(うらや)み、呪い、怒り、
  不平、不満、疑い、迷い、心配ごころ、咎めの心
  いらいらする心、せかせかする心」
  そして、もう一つ。
【四句ご箴言(しんげん)】
 与えられたことに感謝して受けよ
 与えられぬことを感謝して受けよ
 与えられたことを拒むこれ欲なり
 与えられぬことを欲するこれ欲なり

 ここからが、たけさんのすごいところです。
 「やっぱり、この病気、この障害は与えられたもの」
 「障害はいただいたもの」
 「左手で絵が描けるし、足で歩いてどこへでも行ける」
 できることはかなり少ないけど、これで「充分」だと思えるまでに、「……ない」「……できない」となくしたものを数えることから「できる」ことに意識を向けていったと言います。

 そこから、少しも「ありがとう」と思えない障害に対して、むりやり感謝しようと、毎日毎日「ありがとう」を発し続けるようになりました。
 発病してから二ヶ月ほどたったある日、北野武さんの映画「HANA-BI」に登場する刑事さんが、半身不随になった後に絵を描き始めていたシーンを思い出されます。
 「絵でも描こう!」
 この思いがきっかけとなり、たけさんは、歌とギターを言葉と筆に持ち替えました。その後も想像できないくらいの努力の末、ふたたび彼に与えられた役割、「表現」を始めていかれます。
 左手で描いた絵と詩のポストカードを、ストリートで販売するたけさん。再スタートはここからでした。
 自らのことをいまでも「日本一無口な路上の絵売り」と呼ばれています。
 いまや、テレビ出演、新聞、雑誌などの取材が相次ぎ、全国有名百貨店などでの個展、全国小中学校や福祉施設、企業などでの講演などをつうじて、「ありがとう人間」を増やしていくために、精力的に活動されています。

 さて、同書の5章で、たけさんは「皆仲良く愛にあふれるユートピアに暮らすような生き方はできると確信しています」と述べています。
 このユートピアこそ、舩井幸雄の著作のなかで何度も登場した「優良星界人の暮らし」に出てくる「優良星界」。そして、これこそが「本物時代」の世界。

 たけさんは、こう断言しています。
 「まずは、自分が分け隔てない愛をもって、宇宙創造神の御存在を知り、強く正しく笑顔を以て明るく、感謝の生活をすれば、そこがユートピアになります。仲間もできます。」

 「ありがとう」は奇跡を起こします。
 「おかげさま」は仲間を生み、広げていきます。

 たけさんの描くユートピア。
 ぜひ、共有したいと思います。

感謝

「ありがとうの奇跡」

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Profile:佐野 浩一(さの こういち)
佐野 浩一(さの こういち)

1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。

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