船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです(このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください)。

船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
船井会長の涙
2005.6.2(Thu)
社名:(株)船井メディア 「JUST」編集長
名前:人見 ルミ

(株)船井メディア 「JUST」編集長 人見 ルミ

 皆さまこんにちは。人見ルミです。創刊10周年を迎えた「JUST」というCD/カセット情報の編集長・インタビュアーをさせていただいております。
 普通でしたら絶対に直接お会いできないような各界でご活躍の第一線の方々にお会いして、お顔を見ながら、オーラを感じながらインタビューができることは、本を読む以上の学びがあります。また、取材後に親しくさせていただき、何年ものお付き合いをさせていただけることは何よりの財産です。

 私にとっての一番のやりがいは、お客様から「感動した!」「何度も聞き返して気づきがあります」「ためになる内容だった」などのアンケートのお声を頂戴したり、お電話で「人見さん、あのインタビューは本当に良かったねー」など直接、反応を伝えていただける時です。しかし、もっと嬉しいのは「ジャストで紹介してくれた医師のところにお世話になって、癌が完治した!」とか「近眼の手術をしたら本当によくなって助かった」「人生が変わった」など、「JUST」を聴いてくださる方が心身共に幸せになってくださった時に、やっていて良かったなあ!と私の方が幸福感に満たされるのです。良い仕事をさせていただいています!

 さて、今日は、船井会長と5年前に沖縄県宮古島へ旅した時のお話をしましょう。
宮古島に存在する「不思議な石庭」を皆さんご存知でしょうか?ある時、新城定吉さんという宮古島に在住する男性が、60歳を過ぎた頃、突如何者かにつき動かされたかの如くご自身の庭の2トンも3トンもある石を、何の掘削機も使わずに人力で掘り起こしてしまったという奇跡の庭です。何百という数の石が数年に渡って掘り起こされ、独特の場を創っています。その庭のある大きな石の前に船井会長が座ると不思議なメッセージを受け取るそうで、船井会長はしばしば訪れているのです。 

 「JUST」のお客様数名をお連れして、私も初めてその石庭を訪れた時のことです。
 新城さんが「皆さまに少しお話をしましょう」と言って下さり、小さなお部屋に通され車座になって船井会長も一緒にお話を聴きました。その内容は、ムー大陸の頃に遡り、当時の人類が身勝手でエゴが蔓延したために、大陸が滅亡していったというようなお話だったと思います。そのお話を新城さんは、宇宙と人類のエネルギー関係を例えにしながら熱意と心を込めて私たちに伝えてくれました。
 私は新城さんの純粋な語りと透き通った瞳に心を打たれ、いつしか前世で身勝手だった自分が本当にいたような気がして反省の涙をボロボロと流していたのでした。(私ったらどうしたのかしら・・)と心で思っているのですが、どうにも涙が止まらないのです。
 その時、ふと船井会長を見ると、会長まで目を真っ赤にしてハラハラと涙を流されておられました。暑い部屋の中でしたので会長は首に巻いたタオルで額の汗をぬぐいながら、目からこぼれる涙を必死に拭かれていました。(え・・?船井会長も・・・?)と驚きましたが、船井会長の涙を初めて見た私は、余計にズシンと胸を打たれてさらに嗚咽をこらえて泣いてしまいました。
  
 その時私は、船井会長には前世で行ってきたことに大きな反省があり、そのことでたくさんの犠牲者が出たのではないかと直感したのです。
 今回受けた生をまっとうするためにも船井会長は「二度と以前のようにはさせない」という戒めを自分に課しながら、経営者として持って生まれた才能を発揮し、一方で命がけで「意識改革」「世直し」のために精神世界を徹底してご研究され「人間とはどういう存在なのか?」をテーマとした書籍を多く著し、訴え、多くの人に気づきを与えているのではないかと感じたのです。
 でなければ、休みなしで激務をこなし、喉を痛めながらも話をし続けないのではないだろうか・・と。
   
 私は、あの船井会長の涙を見て以来、もっともっと命がけで勉強しなければならないと思いました。
「人は何のために生まれてきたのか」
「何のために仕事をするのか」をいつも船井会長から厳しく問いかけられ、もっと加速度を上げて貴方の役割を果たしなさいと言われているように日々感じているのです。

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