21世紀 ヤマトごころの部屋
このページは、元幹部陸上自衛官で、2010年の12月に40年間に及ぶ自衛官生活にピリオドを打った池田整治さんによるコラムページです。池田さんが自衛官在任中に書かれた著書『マインドコントロール』(ビジネス社)は大変好評です。このコラムでは主に、“社会の真実”“家族愛”“自然との共生”をテーマにお届けします。
「あなたたち日本人の霊性が、これほど劣化しているとは思ってもいませんでした。3.11フクシマの警告で十分だろうと考えていました。でも、何も変わらなかった…。」
3.11フクシマからすでに1年が過ぎました。この辺りでしっかりとその歴史的意義を認識しなくてはならないと思います。なぜなら、3.11フクシマは、この日本人の意識を変えて、本来の霊性向上への道へと方向転換させるべくガイアからの「仕掛け・契機」だったにもかかわらず、残念ながら何ら変わっていないと、ガイアに判断されているからです。
日本を船に例えるならば、明治維新以降、世界の雛形としての本来の「自然との共生」、「おもてなしの人情豊かな国造り」から、「エゴの競争」と「戦いの滅びの道」へと舵を間違えてしまいました。正確には、そのように世界金融支配者たちにマインドコントロールされてきました。
このままならさらなる苦難が生起するのは、火を見るよりも明らかです。
日本は、この地球上において、世界で唯一ともいえる地震列島です。震度5以上の地震が年に130回以上あります。そこに現代科学の地獄のあだ花といえる原発を54基も置いてきました。原発はパイプのお化けです。震度5強で、80キロメートルに及ぶパイプの中で、高放射能環境下のために点検できない箇所等が断裂し、メルトダウンが始まります。フクシマは、まさにその警鐘でした。
原発は、ウラン235を宇宙の進化の摂理に反し、人為的に無理矢理分裂させることによる化学反応を利用することで熱源を得ます。無理矢理核分裂されたウラン235は、高熱とともに、約300の人工放射性物質となり、中性子、α、β、γの放射線を出しながら、プルトニウムは鉛に、セシウム137はバリウムへというように、やがて自然の物質に還っていきます。この自然に還るまでに放つ放射能が、人体ばかりか、あまりに長期間にわたってこの地球、いえ宇宙にとてつもない悪影響を及ぼしてしまうのです。だから、あらゆる宇宙の高次元の存在が現在地球に来て確認しているのです。
もっとも原発では、ウラン燃料を1センチ角四方・長さ4mの棒状にして安全管理に万全を図っています。一度燃料として核分裂させたウラン燃料は、崩壊熱を持ち、50年間は厳密な管理のもと、水の中で冷やす必要があるからです。このため、13ヵ月ごとに運転を止めて原子炉から燃料棒を取り出しても、原子炉の近くに設置した冷却プールで3〜5年水漬けしなければなりません。
もちろん水も蒸発するし、水自体が放射能物質になりますから、なるべく循環させて再利用するわけです。さらにこの冷却プールから共通の大プールに運ばれて、加工ができるようになるまで10年〜50年冷やされます。燃料棒の次のプールへの取り出し・移動間も、必ず水の中で冷やし続けなければなりません。つまり、長さ4mの燃料棒を、何本か単位ごと入れて水漬けしたまま密封する「特殊容器」を巨大なクレーンで炉の中や、プールに入れたり出したりして動かさなければなりません。このような工程のどの部分でも、水が切れて燃料棒が空気中に晒(さら)されると、2000度近い熱を発してメルトダウンへと進むことになります。
こうしてやっと加工段階に進んで、永久保管場所へ移動できるようにします。最終的に、圧縮した固形放射性物質と汚染水になるわけです。この固形物も厳重にコンテナ容器に収められますが、強力なγ線を発していて人は近づけません。この放射線の危険がなくなるのに要する期間が20万年なのです。もちろん、20万年安全に保管できる場所がこの列島にないのはいうまでもありません。六ヶ所村は2035年までの「中間保管場所」ですが、そこも容量2000tのうちすでに1800tまで埋まっているのです。通常、100万キロワットの原発1基で年100tの核燃料を使うといわれています。54基もの原子炉の使用済み核燃料をこれから20万年、どこで安全に保管するのでしょうか…
いえ、まだこれからもこの核の汚染ゴミを出し続けるつもりなのでしょうか…?
未来の人類の叡智に託して??
電力の80%を原子力に頼っているフランスのアレバ社ならきっとうまく処理していると思われています。ところが、そのフランスは、ロシアと提携して、使用済み核燃料を、シベリヤの原野に「野積み」保管しているだけです。旧大陸には地震はないとされていますが、地殻変動やテロに晒されると六ヶ所村同様に、文明の終焉の起点となるでしょう。これは、原発先進大国の米国も同じ状況です。その米国でも、108基の原発周辺約160km範囲内の住民の癌発生率が異常に高いことも統計学上認められています。
だからドイツは、頑丈な山の地殻に多額の費用をかけて埋めていたのです。それでも1万年しか保障できず、3.11フクシマ以降、完全脱原発へと意識転換したわけです。これがまともな大人の判断と言えます。
フランスの場合、汚染水に至っては、ドーバー海峡の底へパイプを伸ばして、「垂れ流し」しています。もちろん、国際法違反とはなりません。放射性物質の海洋投棄を禁止している国際条約には、航空機と艦艇からの投機しか禁止していませんから…
フランスは、完璧に世界金融支配体制の核マフィアに国家が乗っ取られています。ゴッホの活動の基盤となった誇り高き文化国フランスは、このままではもう興隆はないと判断できる所以です。もっとも日本も同じ轍(てつ)を踏まないようにしなければなりません。
ところで以上の説明は「通常」の処理過程です。
3.11フクシマでは、1号機から3号機までがメルトダウンからメルトスルーして、その核燃料がどのような状況になっているのかさえ、実は今もわかっていません。使用済み核燃料は放射能が強く、人は近寄れません。しかも今回のようにむき出しになった大量の使用済み核燃料の処置は、人類史上初めての体験なのです。今おこなっていることは、ひたすら水漬けにして、暴走させないことだけです。それ故、この状況が改善されない限り、常に大気汚染と大洋汚染が継続されていくのです。これは、時間の経過とともに蓄積され、ガイアへ耐え難い負担を強いることになります。何しろ人工放射性物質の安全化は、現代物理学では何もできず、自然のままで20万年を要するのですから。
さらに、もともと定期点検で空だった4号機の使用済み核燃料の冷却プールは3号機の爆発でボロボロになった建家の5階にあって、強い余震で倒壊しかねません。もし、これが倒壊すると、昨年のメルトダウン時以上の、つまり東京でも即避難しなければならないほどの1535本の使用済み核燃料棒の死の灰が降ることになります。ハッキリ言うと、フクシマの浜通りで震度5強以上の余震があれば、都内の人でも数時間以内に避難する心構えと準備が必要なのです。
この「恐れ」があるから、政府現地対策本部が、最後までフクシマに設置されないばかりか、大臣クラスの責任者が現場で誰一人、政府の代表として指揮しなかった理由でしょう。今回のこれだけの国家危急の事態で、国政をあずかる政府の為政者たちが現場指揮しないことなど、これまでではありえません。現場の指揮系統と情報体制の確立という危機管理のイロハさえできていません。
間違いなく、現場で放射能を浴びながら国家の代わりに国民を護った組織は自衛隊だけです。
それもこの国の為政者たちは、3月14日時点で、放射能汚染予測システムであるスピーディの情報を米国(米軍)にはいち早く教えながら、未だに日本国民には一切知らせていないのです。お陰で、5000人近くの自衛官が被曝したと思います。
いずれにせよ、現在も福島第1原発の中で、第一優先で行われている作業は、この4号機の冷却プールからいかに安全に1535本の使用済み核燃料棒を取り出すか、に間違いありません。壊れた建家の横に巨大なクレーンを持ち上げる新たな建家を構築しなければなりません。1年経ってもその形さえ見えていません。その作業が完成するまで、とにもかくにも、この地域に強い地震(余震)が再度ないことを神頼みするほかありません。
それにしても、このような国家ばかりか人類の未来へ決定的な悪影響を及ぼす状況を一切住民や国民に流さず、「安定した」と嘘までついて、しかも公的には歴史上も記録されない現場の決死の努力だけに頼るやり方は、まさに戦前の「勝っている」と嘘ばかり言っていた大本営発表から何ら進化していません。明治維新以降のお上の劣化がどんどん進んできた証左です。その反省に立って、キチンと真実と本当の工程表を国民に知らせる義務があります。
日本国民は、今の為政者や管理者たちと違い、叡智も技術も他人を思いやるヤマトごころもあります。本当のことを知れば、何が大切か、何をすべきか判断できます。せめてメディアだけでも、本来の社会の木鐸として真実を報道して欲しいと思います。でないと、日本丸全体が、警告を聴かなかったと、ガイアからも判断されます。
重要なことなので、繰り返します。1号機から3号機のメルトダウンした核燃料に関しては、とにかく海洋汚染や空気汚染には目を瞑(つむ)ったとしても、大量の水漬けさえしていれば、暴走だけは防げます。しかし、4号機のプールが倒壊すれば、水漬けもできず、まさに東日本は終わりとなります。
つまりこのままでは、崩壊熱の収まる50年間、数千トンの野ざらしの使用済み核燃料にずっと水をかけ続けなければならないのです。さらに、クレーンが吹っ飛んだ状況で、どのように燃料を収集して加工するのでしょうか。人が触れば即死します。鉄腕アトムのようなロボットの開発を待つのでしょうか。そのアトムでさえ、高放射線下で正常に活動できるか、やってみなければわかりません。
つまり、これらがキチンと処理できない限り、爆心地・フクシマは20万年人が近寄ることはできないのです。これが一瞬で爆発して拡散した原爆との大きな違いです。というのも原爆は殺傷を目的とした爆弾ですから、密封して圧力をかけて核爆発させたわけです。このため、瞬時に高圧の熱風となり、初期の死亡者約10万人の原因は、圧力50%・高熱35%・放射能15%なのです。放射能も当初の強力なγ線です。それでも実際に核分裂したウラン燃料は僅か800gです。爆発には密封した圧力がポイントなのです。
ちなみに初期の爆発以降は、α線やβ線を放出する300種類の人工核分裂物質を口や鼻等から体内に取り込む内部被曝が問題となります。原爆では、この内部被曝が原因で7〜8年をピークに白血病等で数十万人が亡くなりました。ところが、全てアメリカが臓器ごとにデータとりと研究で持ち去り、日本では診断書にも書けず、「なかった」ことにされました。
つまり、占領していた米国(GHQ)は、原爆症は「爆心から1.6km以内、当初の1分以内に損傷を受けたもの」とし、二次被曝(α及びβ線がメインの内部被曝)をカウントしないように、プレスコードで統制したのです。それ以降、日本では研究ばかりか、医師の記録さえ作れなかったのです。このため、日本の大学の研究でも内部被曝がなかったことにして、せいぜいレントゲン等のX(γ)線の被曝研究しか許されず、α線やβ線の内部被曝の研究は、歴史に封じ込まれてしまったのです。本当の内部被曝があきらかになると、人道法にもとる原爆や原発は、事後国際社会で使えなくなるからです。
いずれにせよ、こういう状況なので広島など被爆地では、1年後の放射能は千分の一程度に激減しました。しかし、フクシマでは逆に1割しか逓減(ていげん)していないのです。数千トンの核汚染源を封じていないのですから当然といえば当然かも知れません。
また、チェルノブイリでは、爆発した原子炉の地下に、2万人の軍人の命がけの突貫工事でトンネルを掘り、鉛等を敷き詰めてメルトスルーを防いだ上で、石棺を上部に構築し、完全密封しました。その石棺も30年が経ち、老朽化して再構築しなければならなくなっています。これを、ニュートリノなどを活用し瞬時に鉛に転換する高次元の「超科学」がこの文明で確立するまで、ずっと続けなければならないのです。
それでも旧ソ連が日本と違うところは、爆発2時間後からバスなどで周辺の住民を完全に脱出させて無用な被曝を避け、今でも汚染地区は立ち入り禁止として厳重に管理しているところです。つまり、「住民・国民の命と健康を第一優先で守る」という為政者の「人間性の高さ」と「危機管理能力の高さ」がありました。彼らには想定外という自己責任逃避の発想はありません。もっとも、これが世界の管理者の常識でしょう。この面でも、残念ながら日本の為政者、官僚、東電等管理者たちは世界の非常識なのです。明治維新以降、為政者たちが利権というエゴで生きてきた結果です。
と言うのも、日本では、チェルノブイリ以上の汚染地区に、逆に「安全です」「健康に問題ない」「安定冷却」宣言のもと、住民を引き続き居住させています。しかも未だストロンチウム90やプルトニウム239、α線やβ線などの満足な検査も抜本的な除染もしていません。福島県民や農地の検査をして欲しいという切実な地元の要望も全く無視しています。まともに検査すると、安全神話の嘘がばれる状況ということがわかっているからです。
要するに、この国の為政者たちはフクシマの住民たちを見捨てたと言えます。広島・長崎の原爆当時の占領国・米国同様、「大丈夫」「内部被曝はない」という嘘のもと、データ取りだけして、壮大なる人体実験をしているのです。これがフクシマの真実です。
もっとも、日本民族を劣化・減少させながら経済的利益だけは奪うという、日本人為政者を後ろから操る世界金融支配体制者たちにとっては、その目的達成の最高の状況が整ったと満足していることでしょう。
但し、「出した波は帰ってくる」という宇宙の摂理に基づき、彼らに日本以上の試練がやって来ることは、ガイア以上の存在でないと知りようもないでしょうが。
時の流れは、いよいよその焦点に近づいているようです。
それ故、いま我々日本人にとってもっとも大事なことは、
1. | 汚染源として、野ざらしになっているフクシマの使用済み核燃料を、日本人の叡智を結集してすみやかに安全に処理する。 |
2. | 広範囲の放射能地域汚染を確実に検知・測定し、キレート剤・発酵菌等で抜本的に無毒化する。 |
3. | 瓦礫(がれき)を移動することなく、集中して、二次的放射能汚染を防止しつつ確実に処理する。 |
ことだと言えます。
今、この問題の解決なくして、日本の未来も、世界の将来もないでしょう。
こういう抜本的な対策にいまだとりかからない日本及び日本人に対して、ガイアの立場から見れば、いつまでも我慢することはできません。このままではガイア自身が徐々にフクシマから蝕(むしば)まれていくからです。
いずれにせよ、世界唯一の地震列島日本では、54基どこの原発でも明日には3.11フクシマと同じ状況になりかねないのです。
つまり、この現代、ニュートン・アインシュタイン仮説と、現代人類のエゴが生み出した地獄の釜にどう対応するのか、その究極の見直しの選択をガイアから問われたのが3.11フクシマなのです。
これが、現代地球文明での、核問題、原発問題の核心なのです。
もっとも、日本丸にも大きな希望があります。小さな子どもを抱えるお母さん方や若者たちを中心に、メディアや為政者たちに信じ込まされてきた仮想現実の真実を見抜き、意識を向上させた「乗客」がたくさんいます。
私の『マインドコントロール』シリーズの読者もかなり増え、講演活動も全国規模になってきました。3.11以前の、メディア情報を完全に信じていた時代ならありえないことです。ちなみに我が家では、もう新聞も取らず、TVニュースも見ません。見るときは、「マインドコントロール度」…どれだけまだマインドコントロールしようとしているか…そのニュースの真の意図を確認するときだけです。
いずれにせよ、今の日本で最大の問題点は、日本丸の舵をとる為政者グループに変化が見られないことです。枝野経済産業大臣は、堂々とTVで「フクシマのような事故が再び起こることを前提に引き続き原発を推進する」と宣言しました。これに対して、日本人からの反対の声は全く聞こえてきませんでした。
日本丸は、引き続き、地獄の釜をエンジンとして、滅亡の道をまっしぐらに進んでいます。舵を「滅びの道」から「永久に続く道」の方へ切り替えない限り、ガイアには「日本は変わらなかった」と判断されます。
今、日本人の真の「めざめ」と「叡智」が、ガイアから問われているのです。
「3.11で多くの人々がめざました。日本人ばかりか、台湾の子どもたちさえも自ら貯金箱を割って義捐金を出したほどです。でも、その尊い愛の結晶さえ、あなた方は利権にすり替えってしまったのです」
1平方メートルあたり100万円!
今から17年前。私は陸上幕僚監部の運用担当として、阪神淡路大震災の現場に派遣されていました。災害派遣三段階の@人命救助、A生活ラインの復旧・支援に続き、最終的なB復旧段階を迎えた時に、「瓦礫」の処理費用の値段として知らされたのが、冒頭の金額なのです。
被災者の気持ちになって、機械を止めて位牌やアルバムなどを手作業で拾い上げる自衛隊の瓦礫撤去は、被災者からとても好評でした。しかし、業者の立場から見れば、宝の山を自衛隊がタダで持っていくことになります。また、地元の経済的復興=「地元にお金が落ちる」「雇用を創出する」という観点からも、自衛隊は即撤収すべきと判断しました。
ちなみに、阪神淡路大震災の時の瓦礫量と、今回の東日本大震災の瓦礫量を比べると、1:1.5ぐらいです。地域は限定されていたものの、大都市神戸を襲っただけあって、阪神淡路もかなりの瓦礫量でした。
でも、その90%を地元神戸地区で処分することができました。経済的な見方をすれば、瓦礫処分に関わる費用の90%の資金が地元に落ちたことになります。収集から輸送、分別、再利用、最終処分等々に関連して様々に派生する作業分野で、新たな雇用も生まれます。これがあるから、災害で職をなくした人も、新たな生きる糧が生まれてくるのです。
ところが東日本では、災害後1年以上が経ったのに、5%も処置されていません。確かに、神戸のように大々的に処分する企業等がないのもその進まない理由の一つでしょう。しかしものは考えようで、東北に雇用を創出すればいいではないですか。そのために、世界から尊い義捐金が寄せられたのではないでしょうか。それを、全国各地にばらまいて処分させるということは、100万円単位の「宝物」を奪っていくことではないでしょうか。自治体単位で集めれば億単位となります。総額が3500億円。この利権に目が眩(くら)んでいるとしかいいようがありません。何故、3500億円で、被災者の雇用をつくるとともに、瓦礫も処理するという発想にならないのでしょうか。
瓦礫問題は、放射能汚染の拡散防止の観点からも、絶対に動かしてはなりません。放射能が検出される瓦礫は、フクシマ20km以内で、拡散完全防止施設を造って処置しなければなりません。
横浜の米海軍将校用の住宅から、家族ごと帰国を認められた高官がいます。東京都がフクシマの瓦礫処分をはじめた結果、風下の関係で新たな「30km圏内」に入ったことがわかったからです。米政府に要望するとすんなり認められ、さっさと本国に帰国しました。但し、かれらの部下はそのままです。さすがに、国民が貧富の差で完全に二分化して、トップの支配者たちが従業員の福利や幸福など一切考慮しないアメリカン・「ワールドスタンダード」の国だと思います。従業員の家族の幸福のために、自分の収入を削ってまで働く日本の町工場の社長とは、人間性が違いすぎます。そんなアメリカ基準にあわそうと努力してきたこの国の為政者たちは、誰のために政治や経済を預かってきたのでしょうか。
放射能で汚染された瓦礫を全国に動かすことは、数年、数十年後に全国どこでも放射能汚染に関わる病人等が出ることにより、フクシマ問題をわからなくするための布石かと思わざるを得ません。
そこで、瓦礫以上にまず行わなければならないことは、キチンとプルトニウムやストロンチウム90、α、β線等の地上汚染図をしっかりつくって、濃度に応じてキレート剤や、発酵菌を活用した根本的無毒化除染を行うことです。
さらに、フクシマの核汚染源を封じることは論を待ちません。これには、ナノホーンの大量生産に世界で初めて成功した五井野博士等の天才を集めて国として叡智を結集すべきでしょう。日本の民間レベルの素晴らしい叡智を国が結集すれば、これも早期に達成できるでしょう。
根本を封じて、そして汚染地域を無毒化すれば、緑の安全なフクシマ、東北、関東、江戸湾が蘇ります。今すぐに、この2点に国家の努力を集中すべきなのです。
それをなかったものとして、瓦礫利権に走る。なんと罪深いことを平気で行えるのでしょうか。ガイアも開いた口がふさがらないでしょう。こういうことを続けるようでは、ガイア自身が、強制的に天変地異を利用して、急激な浄化活動を行わざるを得ないのです。
今、そのための決定的な時が迫っているのです…。
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◆池田整治 公式HP: http://ikedaseiji.info/
◆東藝術倶楽部顧問
◆美し国 副代表 http://umashikuni.co.jp/index.html
◆『マインドコントロールX 国防の真実』(ビジネス社)
◆超マインドコントロール2 日本人だけが知らない! 日本と日本人の凄さ!
◆『超マインドコントロール』(マガジンハウス刊・アマゾン総合第2位を記録)
◆『原発と陰謀』(講談社)
◆『マインドコントロール』(ビジネス社)
◆『マインドコントロール2 〜今そこにある情報汚染〜』(ビジネス社)
◆『転生会議』(ビジネス社)
◆『心の旅路』(新風舎)(新日本文芸社:改訂版)
◆『なかったことには出来ない話』(新日本文芸協会)
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1955年、愛媛県生まれ。元・陸上自衛隊小平学校 人事教育部長で陸将補(2010年12月に退官)。防衛大学校国際関係論卒業。空手道8段、全日本実業団空手道連盟理事長。90年代半ばの第一次北朝鮮危機における警察との勉強会、それに続くオウム真理教が山梨県上九一色村に作ったサティアンへの強制捜査に自衛官として唯一人同行支援した体験等から、世の中の「本当の情勢」を独自に研究。2009年12月の自衛官在任中に著書『マインドコントロール』(ビジネス社)を出版。北海道での単身赴任時代、太古から残る大自然に感動し、4人の子どもたちへ、万が一の場合、父の想いを残し伝えるためのエッセイ『心のビタミン』(メルマガ)を始める。エッセイや写真は江戸の日本人が感じた『自然との一体感』をテーマにしたものが多い。著書に『心の旅路』(新風舎/改訂版:新日本文芸協会:2011年1月発売)もある。月刊『ザ・フナイ』(船井メディア発行)にもたびたび登場。2011年1月に新著書『転生会議』(ビジネス社)が発売。
2011年3月に『マインドコントロール2 〜今そこにある情報汚染〜』(ビジネス社)を発売。2011年9月に『超マインドコントロール』(マガジンハウス)と『原発と陰謀』(講談社)を発売。大好評発売中。
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