21世紀 ヤマトごころの部屋
このページは、元幹部陸上自衛官で、2010年の12月に40年間に及ぶ自衛官生活にピリオドを打った池田整治さんによるコラムページです。池田さんが自衛官在任中に書かれた著書『マインドコントロール』(ビジネス社)は大変好評です。このコラムでは主に、“社会の真実”“家族愛”“自然との共生”をテーマにお届けします。
集団的自衛権の容認、原発の再稼働、消費税率のアップ、TPPへの参加の動きが止まりません。安倍政権は、なんら躊躇することなく、これらの政策に邁進しているようです。そこには衆参両院で圧倒的多数を占めるようになった政権与党の議席力のバックアップがあるからでしょうか。
いえ、けっしてそうではなく、覚醒した人々には、安倍政権が、「何もの」かに突(憑)き動かされて、破滅への道をまっしぐらに進んでいるように見えるのではないでしょうか。そうです。「彼ら」の目指す、「日本人の抹殺化」を謀りながら、「日本人からお金を搾り取る」態勢への完結の道です。まさにTPPが妥結されれば、彼らの多国籍企業軍団が直接日本社会の中で「統治」、日本人のDNAを遺伝子組み換え食品、化学物質、医薬品、放射能等々で損傷しながら、金融的には日本人から徹底して「搾取」することになるでしょう。
もう、この動きは、日本人の個々、つまり下からの百匹目の猿現象による国民の覚醒しか止める手だてはありません。ところが、社会の木鐸であり、世論を渙発するメディアが、完璧に彼らのお金の力で彼らの配下になってしまった今、あとは、地球・ガイア自らの浄化作用による天変地異等、大異変のショック療法で、目覚めるしかないのでしょうか。しかも大多数の日本人が陶太されながら……
日本の全有権者の自民党への投票率は、先の参議院選で16%、今回の衆議院選で18%にしか過ぎません。にもかかわらず、圧倒的大多数の議席を確保しました。でも、仕掛けはいたって簡単です。
組織票で固め、投票率を下げれば、今の選挙の仕組みでは、全有権者の20%足らずの投票で、実質的な「独裁」ができるのです。圧倒的多数の議席を確保したにもかかわらず、何故公明党と離れることができないのか、裏事情を知っている人には、納得です。
庇(ひさし)を貸して母家をとられた状態にならなければいいのですが……。こういう意味では、自民が公明から独立出来たとき、政治の流れも変わるのかも知れません。
もっとも戦後の日本の選挙の真相は、「右」対「左」、あるいは「自民」対「反自民」という構図ではありません。
戦後一貫して、対米からの「独立派」対「従属派=植民地派」の構図でした。もちろん、完璧に対米従属派が日本の政権を維持してきました。ところが小沢、鳩山氏に代表される民主党が、自立の動きを見せました。そこで、彼らは「日本を取り戻そう!」と、独立派を国会から追い出すことにしました。そして今回の選挙で完璧と言えるほど成功しました。残った民主であろうと自民であろうと、みんなの党、維新の党であろうと、実態は「植民地派」です。この構図、選挙のカラクリをまずしっかり認識する必要があります。
安倍政権を動かしているモノは?
ところで、「安倍政権を突き動かしているモノ」を類推するためのいい格好の材料が、東京オリンピック開催決定の最大の要因と言えば、驚かれるでしょうか。
東京開催の最大のネックが、フクシマの「放射能汚染問題」と「表沙汰」になった瞬間、「彼ら」にとって、東京開催以外選択の余地はなくなったのです。思い出して下さい。
拙著で度々紹介しているように、3.11フクシマの僅か10日後に、スタンフォード大の研究センターに、世界金融支配体制の核部門の代表、つまり「世界核マフィア」が集まり、作戦会議を練って、事後の行動方針を決めました。
1.(状況) フクシマはたいしたことはなく、放射能汚染も、被曝の危険もない。
*解説……世界の人々への欺騙情報(だまし)です。真実は真逆で危険なことは、まともな国々の国民や日本でも有識者ならわかっています。
2.(方針) 引き続き、核産業を世界に拡大して儲ける。
3.(処置) 米国政府、メディア等を使って、上記方針に則り広報、活動させる。
オバマ大統領もこの決定に従って、動いています。
日本政府の原発再稼働も、この決定に基づき、淡々と行っているわけです。
もう、国民の覚醒による脱原発の圧倒的支持以外に、彼らの指示に逆らうことはできません。ところが、日本のメディアも完璧に彼らの傘下にあるために、原発再稼働に世論を誘導する情報しか報道しません。そういうカラクリを熟知した上での、東電等の再稼働申請、そして知事等の容認なのです。もっとも原発のみならず、日本の統治機構は、彼らの「利益」に奉仕する体制になっています。それ故、真実を知る勢力からは、「植民地国家・日本」と揶揄されているわけです。
もちろん、国民の健康と幸福のためという観点が一切無いのは当然です。彼らを支持した僅か18%の投票民、実質はさらに限られる、核産業によって利益を享受する輩達のエゴのための再稼働であることは論を待ちません。しかも未来の子供達をDNA損傷で抹殺化しながらです。
ところで、フクシマの1〜3号機のメルトダウンそして3号機使用済み核燃料プールでのプルトニウム爆発で、放射能汚染が拡大の一途であり、東京オリンピックも開催できなくなるとなれば、国際世論に与える影響は決定的になります。
そうなると、上述の「引き続き核産業で儲ける」という決定が元の木阿弥になります。
そればかりか、1942年の原爆開発の当初から無いものとしてきた「放射線α線、β線による内部被曝」の真実が暴露されます。これは、真実を知ることによって大衆の目ざめが誘発される蟻の一穴となり、彼らが営々と築いてきた、世界の民衆を病弱・人口削減しながら、税金等でお金を搾り取る世界的金融支配体制の崩壊につながりかねません。
それ故、彼らが安倍首相の口を借りて、「完全なコントロール化」「安全宣言」をしたと考えれば、納得がいくと思います。安倍首相が単純に、経済的な要因だけで原発再稼働を進めているのか、彼らの裏からの「圧力」で動かされているのか、それは本人しかわかりません。
しかし、フクシマの使用済み核燃料、つまり死の灰の汚染の現実が徐々に表面化して行き、やがて全ての嘘が暴かれ、国民の覚醒につながることは間違いないでしょう。問題は、ガイアの大浄化までに目覚めて、大難を小難にできるかどうか、なのです。
いよいよ大峠に差しかかった
このままの体制、つまり日本人の覚醒なきままでの集団的自衛権の容認、原発の再稼働、消費税率のアップ、TPPへの参加が実現すれば、日本社会はどうなるのでしょうか?
「彼ら」がほぼ実権を握っている中国、米国を見れば一目瞭然でしょう。富める一部の支配者と自覚なきまま搾取される貧しき大衆の二極化構造になっていきます。つい暫く前まで、江戸の市民のパラダイス社会を彷彿させ、国民総中流と称賛を浴びていた日本社会が、彼らの経済侵攻を受けた結果、僅か20年余りでOECD34ヵ国の中で4番目に酷い格差社会に陥ってきたのです。この流れは、アメリカンスタンダードから本来の和の経営に還らない限り、格差はますます開いて行くでしょう。
先日、経済破綻したデトロイト市の夜の映像が流れていました。明かりが消え、廃墟のようなビル街の中で、中心にある多国籍企業のGM本社だけが異様にネオンを放っていました。まさに、ガン細胞による本体の衰弱死と同じです。このような二極化だけは避けなくてはなりません。
ところで先日、「日月神示」の新たな解説書・三部作を出版された内記正時氏と対談する機会が持てました。いみじくも15才から同じ少年工科学校に入校した、自衛官の大先輩でした。彼がより深く解釈した「神一厘の仕掛け」で、「新次元」の方向性がよくわかりました。
また、宇宙連合のIさんからの情報によれば、昨年の12月に、我々の銀河系そのものが、宇宙の5次元の領域にワープしたとのことです。一方、知る人ぞ知る大天才である五井野正博士は、太陽系が銀河の中心から放出している高エネルギー帯であるプラズマ帯に入ったと、以前から述べられています。また、3.11フクシマの核爆発時、放射能の影響を抑えるためにUFOがフクシマ上空で活躍したことも教えて頂いています。
これらを総合的に判断した場合、いよいよ我々地球人類は、最後の大峠を迎えつつあることがわかります。峠の向こうは、もう決まっています。いわゆる「ミロクの世」です。地球どころか、太陽系、あるいは銀河系そのものが、高プラズマ帯である五次元領域に入っているのですから、そこの住民も5次元レベルになります。
問題は、どれだけの人が、その峠を越えていけるか……にあるようです。
ミロクの人の住民は、3次元のエゴを超えて自他愛で生きる人々と思います。お釈迦様やキリストまで行かなくとも、お金儲けのために人を騙したり、殺したりする生き方とは真反対ということはわかります。このまま現状の地球では、かなりの人々がふるいにかけられるのがわかります。最悪の場合、日月神示では、この世で全員が死に、ミロクの世にふさわしい魂・霊体だけを救い出すと預言されています。I氏も、その時は5次元レベルの人を彼らの宇宙船で救うと言っております。神話のノアの箱船なども、このことを伝えているのでしょうか。
この世の仕組み
あらゆる人は、3次元のこの世で肉体を持ち、体験を通じて魂を成長させ、この地球を卒業して行きます。成長のために、この世は二つの相反する要素で舞台が形作られます。愛と憎しみ、光と闇、善と悪等々。例えば、ヒトそのものも、生まれた時は無垢の高い霊体です。ところが、やがて「我」を持ち、様々な我欲を体験します。人によれば、我欲のために殺人まで起こします。しかし、やがて老境に入り、死が近づけばどんな人も、霊性に目覚めてきます。若い頃、悪逆非道の限りをつくした人が、死の直前仏のように悟るのも、まさにこの「仕組み」を物語っています。
その大きな仕組みが、国家、国家を超えた体制です。言うまでもなく、人類史上最強最大のエゴの組織が「世界金融支配体制」です。神の仕組みの「闇」の代表です。今だけ、自分だけ、お金だけのエゴに固まり、お金の力で世界を支配し、今や彼らを支える5億人に世界の人口を削減しようとしています。形で言えば「ピラミッド社会」で、行きすぎた競争がエゴの戦争と隷属の社会となります。彼らはワン・ワールドオーダーという彼らを頂点とした5億人だけのピラミッド社会を目指しています。その中には、黄色人種の日本人は含まれていません……。
それに対応する光の社会が、実は「和も持って貴し」を民族の柱としてきた、世界最古の国家である「日本」なのです。形とすれば太陽の「和(輪)の社会」です。その中心には、霊性のもっとも貴いスメラノミコトが鎮座し、調和と共生の社会となります。
その調和と共生の市民社会をこの世で実現したのが、実は江戸の「おもてなし」社会なのです。
雛形としての日本
こうして見てくると、今文明における日本の役割が明確になってくるのではないでしょうか。
侵略に来た異国人たちをして、「この世のパラダイス」と言わしめた江戸社会を、何故「彼ら」が否定して、明治維新という極端な欧米化をすすめたのでしょうか。
税金もないおもてなしの社会では、金融支配ができません。そればかりか、搾取でなりたっていた西欧植民地支配の骨幹が揺らぎます。江戸の市民社会を世界に広めることは、彼らの金融支配体制社会を根本から崩すことにもなるのです。それ故、徹底して江戸を否定する他なかったのです。浮世絵の歌川派を断裂させたのも、江戸仕草を禁じたのも、徹底した欧米化もこの観点で見直す必要があります。
彼らは、江戸社会を消滅させることは出来ましたが、江戸の市民社会が雛形となって、「王侯貴族・金融支配者」と「農奴・労働者」という極端な二極化構造だった彼らの本国に「中間市民社会」が勃興して行きました。これが、西欧民主主義の原点なのです。
また、明治維新で上から半分欧米化した日本が、世界の列強の仲間入りをした途端、何故対米戦争に引き込まれて完膚無きまで破壊されたのでしょうか。135の都市部への爆撃と二つの原爆投下は、市民の殺傷を禁じたハーグ陸戦法規違反です。日本軍は4年間の戦争で、一発も市民への攻撃をしていません。戦犯は、米国側であり、これを極東軍事裁判やプレスコード等で日本軍部、特に陸軍首脳部に罪を転嫁しました。
確かに大東亜戦争で、日本は完全破壊されました。しかし、そのお陰で、世界の植民地が独立への道を歩みはじめました。日本国がボロボロに敗れるまで戦って、世界の被支配民族の独立が達成されたのです。まさに、日本は世界の被植民地の代表という雛形を演じたと言えます。
そして戦後。完璧に米国の支配を受けましたが、明治維新で作られた「金融支配体制」も破壊されました。しかしそれが、日本の本来の和の経営の発現となりました。
その結果、戦後の奇跡的な復興で、「ジャパン・アズ・No.1」と日本式経営が世界の成功のモデルと評価されるや、あからさまな経済侵攻で、ワールドスタンダードを強制し、いまやTPPで「彼ら」が直接日本国家を経済植民地化しようとしています……。
戦後の経済的復興も、従業員とその家族をもっとも大事にする日本の和の経営の賜でした。逆に、彼らの経済学では、経営者は、オーナーと株主の利益のみ追求せよ、と教えます。その結果が、悲惨な二極化現象です。もっとも彼らの目指す5億人のピラミッド構造には最適の経営方法かも知れません。
いよいよ、これから日本もTPPにより完膚無きまで経済搾取されるかも知れません。しかし、そこに神一厘の仕掛けがあるのです。
大難の中で、自然と共生・調和して生きている人のみが、峠を越えることができるのです。大災難の中で、自然との共生・調和のない彼らの本国では、さらに悲惨な状況となります。
その時に、日本に残る共生・調和社会、つまり「和の社会」「おもてなしの社会」を知ることにより、彼ら自身が意識転換しなければならないことを悟ります。
そうして、意識が覚醒した人だけが、ミロクの世に行けるのです。
問題は、どれだけの地球人が、峠を越えるか……です。
さらに大事なことは、清濁併せのむ。闇も光を見せる役割です。彼らをも取り込み、和の心に感化できる霊性の高さが、これからの雛形日本人には求められているのです。
ヤマトごころ、あるいは武士道の真髄は、そこにあるのです。
その為には、まず、「真実を知り、生き方を変える」ことです。
「和の社会」をめざして……
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◆池田整治 公式HP: http://ikedaseiji.info/
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◆『目覚めし「ヤマト魂」たちよ、地球「最後の戦い」が待ってるぞ!』(ヒカルランド)
◆『[親米派・親中派]の嘘』(ワニブックス)
◆『ヤマトごころ、復活!』(新日本文芸協会)
◆『今、「国を守る」ということ 日米安保条約のマインドコントロールから脱却せよ』(PHP)
◆『ついに来たプラズマ・アセンションの時』(ヒカルランド)
◆『脱・洗脳支配』(徳間書店)
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◆写真集『今を生きて〜ガイアからのメッセージ』(新日本文芸協会)
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1955年、愛媛県生まれ。元・陸上自衛隊小平学校 人事教育部長で陸将補(2010年12月に退官)。防衛大学校国際関係論卒業。空手道8段、全日本実業団空手道連盟理事長。90年代半ばの第一次北朝鮮危機における警察との勉強会、それに続くオウム真理教が山梨県上九一色村に作ったサティアンへの強制捜査に自衛官として唯一人同行支援した体験等から、世の中の「本当の情勢」を独自に研究。2009年12月の自衛官在任中に著書『マインドコントロール』(ビジネス社)を出版。北海道での単身赴任時代、太古から残る大自然に感動し、4人の子どもたちへ、万が一の場合、父の想いを残し伝えるためのエッセイ『心のビタミン』(メルマガ)を始める。エッセイや写真は江戸の日本人が感じた『自然との一体感』をテーマにしたものが多い。著書に『心の旅路』(新風舎/改訂版:新日本文芸協会:2011年1月発売)もある。月刊『ザ・フナイ』(船井メディア発行)にもたびたび登場。2011年1月に新著書『転生会議』(ビジネス社)が発売。
2011年3月に『マインドコントロール2 〜今そこにある情報汚染〜』(ビジネス社)を発売。2011年9月に『超マインドコントロール』(マガジンハウス)と『原発と陰謀』(講談社)、2012年5月に『脱・洗脳支配』(徳間書店)を発売。2012年8月に『ついに来たプラズマ・アセンションの時』(ヒカルランド)、写真集『今を生きて〜ガイアからのメッセージ』(新日本文芸協会)を、2012年11月に『今、「国を守る」ということ 日米安保条約のマインドコントロールから脱却せよ』(PHP)を、2013年7月に『[親米派・親中派]の嘘』(ワニブックス)を、2013年8月に『目覚めし「ヤマト魂」たちよ、地球「最後の戦い」が待ってるぞ!』(ヒカルランド)を発売。大好評発売中。
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