“超プロ”K氏の金融講座

このページは、船井幸雄が当サイトの『船井幸雄のいま知らせたいこと』ページや自著で、立て続けに紹介している経済アナリスト・K氏こと
朝倉 慶氏によるコラムページです。朝倉氏の著書はベストセラーにもなっています。

2013.02
株バブル勃発、円は大暴落(新刊まえがき)

超金融緩和で上がるのは株・不動産のみ。
止まらないインフレで給料は実質低下、現金しか持たない者は大貧民になる!

 「これまでとは次元の違う政策を行うことによってデフレを脱却、日本経済を回復させる。」
 安倍首相の方針により、日本経済にはいっきに期待感が広がってきました。なんとしても日本銀行(以下、日銀)に金融緩和を拡大させ、国債を強引に購入してもらい、インフレムードを醸し出せということです。
 日銀法改正をちらつかせながら迫る安倍首相の勢いに、日銀は完全降伏、2%のインフレ目標設定に同意したのです。
 変化のあるところにこそ、投資のチャンスは生まれますから、世界中の投資家は「とうとう日本は変わった」と注目し始め、日本株を買いあさってきました。そして、わずか10週間で約2兆7,000億円と、買い姿勢は勢いを増す一方です。
 これを受けて日本株は12週連続高となりましたが、これは1958年の「岩戸景気」以来ということで、54年ぶりの上昇記録となったのです。そしてなんと2ヵ月で26%の上昇となりました。

 同じく為替市場でも、凄まじい変化が出始めました。
 解散宣言から円は売られ、79円から91円まで急落。11週連続安となって、1989年以降の連続安記録を更新したのです。
 相場の節目には尋常でない動きが出るものですが、今回の株と為替の動きは、まさにこれからくる株式相場のスケールの大きさ、並びに円の暴落という、歴史的なトレンド転換をあらわしています。
 「諸行無常」という言葉どおり、あらゆるものは移りゆくのです。経済や相場の世界は最たるもので、永遠のデフレもありえないし、株安が永遠に続くわけでもありません。円高に動いていた為替相場も、必ず転機を迎えるのです。
 そしていま、そのときが来たのです。それも激しく、怒涛(どとう)のように来ようとしています。
 私はかねて、「止まらないインフレが訪れる」といい続けてきましたが、超金融緩和によって、いよいよ日本は歴史的な大転換を迎えるのです。

安倍政権のいまが相場の転換点!?
 この政策により、株価が上がって景気がよくなると思うかもしれませんが、とんでもない!
 これから訪れるのは、止まらないインフレ(株や不動産価格の上昇)、大幅な円安、上がらない給料、苦しくなる生活なのです。
 平和だった日本社会が混乱する、猛烈なインフレの到来となるのです。
 ギリシアやスペインでは若者の失業率が5割を超えるという、おそろしい状況となっているわけですが、翻って日本の失業率は先進国で一番いい4.1%という水準です。これが、迫り来るインフレで破壊されることになるのです。

 来たるべき大インフレに備え、生き残るにはどうすればいいのか?
 それを本書(『株式会社バブル勃発、円は大暴落』(幻冬舎))で詳しく、具体的にお話ししていきたいと思っています。
 「しまった! あそこが相場の転換点だったのか」と後悔する人と、転換点をキャッチして自ら行動を起こした人では、数年後に天と地ほどの貧富の差が生まれるのです。

 思えば日本はこの22年間、デフレに苦しみ、景気は回復することがありませんでした。
 借金は山のように膨らみ、社会保障費は際限なく増え続け、国民は出口のない閉塞感に浸ってきたのです。安倍政権の誕生は、この閉塞感を打ち破ってほしいという国民の切なる願いのあらわれでした。
 しかし残念ながら、すでに日本の財政には膿がたまりまくっています。この状態でいくら金融緩和をしたとて、景気が回復することはないのです。回復するどころかついに財政の問題に火がつくのです。その火はインフレとしてあっという間に燃え広がるでしょう。
 その始まりが今ここで起ってきた相場の大転換なのです。

 ほとんど知られていないようなので本書で詳しく書いていますが、過去10年間、日本は金融緩和をやりつくしてきたのです。その結果、何かが変わりましたか? 「そんなもんでは効かない」ということで、今回は限度を超えたマネー増刷に走っているわけですが、副作用なしでよいことばかり起こるということはあり得ないのです。
 外国人投資家たちはチャンスとばかりに、「日本のインフレ、円と国債の暴落」に賭けた投資に殺到しています。
 まず日本株を買い、同時に円を売るという投資を始めてきたのです。日本にインフレが起こるとみて、実物資産である土地や株を買い、かつインフレで日本の円が暴落することをねらって売っているのです。彼らはセオリーどおりに投資をし、財を成そうともくろんでいるのです。
 財務省が2013年1月11日に発表した、2012年12月の国内外の証券売買契約などの状況によると、外国人投資家は日本株を約1兆5,000億円買い越していますが、同時に日本国債を含む債券は約2兆8,000億円売り越しているのです。実は日本から、着実に資金が逃げ出しているのです!
 経済のうわべだけをみて、踊らされ、流されていたら、やがてとんでもなく酷い状況に追いやられます。福島原発問題をみても明らかです。政府は国民を守ってくれるどころか、税金を巻き上げ、自分たちのいいように使おうとしているじゃないですか!
 だから、日本経済にいま何が起ころうとしているのか、真実を知り、行動を起こすことが大事なのです。


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上記新刊のコンテンツは
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2、習近平のもとで、中国経済はどうなるのか
3、外資系金融システムの崩壊
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バックナンバー
23/05

米国の債務不履行(デフォルト)問題

23/04

危うい中東情勢

23/03

国債投資で破綻した米銀

23/02

食糧危機は再燃するか

23/01

ならず者国家 ロシア

22/12

インフレが起こす激変

22/11

資産所得倍増プラン

22/10

インフレ時代に突入

22/09

無謀な為替介入(ヘッジファンドの餌食に)

22/08

株安望んだ米金融当局

22/07

食糧を武器にするロシア

22/06

中国、健康コードを乱用する当局

22/05

ソロスの警告

22/04

仏大統領選挙

22/03

脱ロシアという難題(サハリン権益の行方)

22/02

中露蜜月時代へ

22/01

賃金上昇が始まる?

21/12

インフレがやってくる

21/11

COP26 脱炭素の挫折

21/10

アベノミクスは間違いなのか?

21/09

新刊『株高、資源高に向かう 世界経済入門』まえがき

21/08

習近平独裁 ソロスの警告

21/07

中国 共産主義へ里帰り?

21/06

武漢ウイルス研究所の闇(コロナは人災)

21/05

消滅する<恋愛>

21/04

孤高の天才投資家 西野匡の初めての本をご紹介

21/03

不気味な商品相場上昇(中国に振り回される世界)

21/02

景気回復へ

21/01

コロナ ワクチン接種へ

20/12

止まらない格差拡大

20/11

真のリスクとは(コロナ危機は終了)

20/10

緊迫する台湾情勢

20/09

安倍政権の功績

20/08

テスラ急騰にみる警告

20/07

コロナワクチン開発急ピッチ

20/06

輝き増す金相場

20/05

脱中国の動き

20/04

迫り来る食料高騰

20/03

今こそ株式投資(その2)

20/02

今こそ株式投資

20/01

グリーンスワン

19/12

オリンピックイヤー

19/11

欧州に忍び寄る危機

19/10

ペンス演説

19/09

先進国社会の病理

19/08

新刊『アメリカが韓国経済をぶっ壊す!』(仮題)まえがき

19/07

ここまできた顔認証技術

19/06

動き出した金相場

19/05

ドローンの脅威

19/04

株式投資に目を向けよう

19/03

現代金融理論(MMT)

19/02

米国を襲う<反資本主義>の波

19/01

ユヴァル・ハラリ氏の警告

18/12

欧州混乱から見える世界の潮流

18/11

中国の危険な挑発

18/10

米中間選挙(衰えぬトランプ人気)

18/09

輝き失った金相場

18/08

急進化する米国政治

18/07

衰えぬトランプ人気

18/06

米中対立とトランプ劇場

18/05

監視社会

18/04

イラン攻撃はあるか?

18/03

強権、独裁化の時代

18/02

新著『株の暴騰が始まった!』まえがき

18/01

イアン・ブレマーの警鐘

17/12

ビットコイン相場は終了へ

17/11

年金が大黒字

17/10

株式市場の<びっくり現象>

17/09

中国 止まらぬネット企業の勢い

17/08

好調な日本経済と外部情勢

17/07

仕事はなくなるのか?

17/06

イスラエルとサイバー技術

17/05

欧州危機は去ったか?

17/04

加速する人手不足と日本の将来

17/03

民主主義の危機

17/02

止まらない米国株の上昇

17/01

迫りくる戦争の危機

16/12

日本人と株式投資

16/11

トランプ勝利をもたらしたもの

16/10

新著『暴走する日銀相場』まえがき

16/09

AI技術者に殺到するヘッジファンド

16/08

止まらないデフレの行く末

16/07

ウーバーライゼーション

16/06

衝撃的な英国の離脱派勝利

16/05

衣食住がただ、お金のいらない世界に!?

16/04

熊本地震とヘリコプターマネー

16/03

トランプ旋風が写すもの

16/02

新著『世界経済のトレンドが変わった!』まえがき

16/01

波乱で始まった2016年

15/12

2016年の展望

15/11

中国の結婚事情

15/10

郵政上場

15/09

現れ始めた高齢化社会のひずみ

15/08

荒れた株式市場の先行きは?

15/07

異常気象の連鎖

15/06

値上げラッシュ

15/05

新刊『株、株、株! もう買うしかない』まえがき

15/04

日米同盟強化の恩恵

15/03

アベノミクス その光と影

15/02

ギリシアの悲哀

15/01

止まらない<株売却ブーム>

14/12

アベノミクス

14/11

バンザイノミクス

14/10

新刊『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(舩井勝仁との共著)まえがきより(※目次、舩井勝仁のあとがきも含む)

14/09

加速する物価高

14/08

新冷戦という脅威

14/07

新刊『株は再び急騰、国債は暴落へ』まえがき より

14/06

深刻化する人手不足

14/05

何故ドルなのか

14/04

株高は終わったのか?

14/03

ウクライナを巡る暗闘

14/02

中国ショック

14/01

ハッピー倒産ラッシュ

13/12

インフレに向かう日本

13/11

株式投資に舵を切る年金基金

13/10

金相場のたそがれ

13/09

新刊『2014年 インフレに向かう世界』まえがき より

13/08

崩壊に向かう新興国経済

13/07

ドルが復権する世界

13/06

激動前夜

13/05

株 売却ブーム

13/04

異次元の世界

13/03

日本の行く末

13/02

株バブル勃発、円は大暴落(新刊まえがき)

13/01

「アベノミクス」がもたらすもの

12/12

浜田教授のリフレ政策

12/11

円を売る時がきた!

12/10

チャイナリスク

12/09

大恐慌か超インフレだ!(新刊「あとがき」より)

12/08

中東情勢の泥沼化

12/07

食糧危機の足音

12/06

ユーロ崩壊へのカウントダウン

12/05

新刊『2013年 株式市場に答えがある』まえがき

12/04

ぶり返すユーロ危機

12/03

円安が始まった

12/02

株式投資の勧め

12/01

上昇転換した株価とその背景

11/12

大波乱の幕開け(最新著『もうこれは世界大恐慌』序章)

11/11

ギリシア救済というトリック

11/10

崩壊に向かう資本主義

11/09

欧州危機と錬金術

11/08

ユーロ崩壊

11/07

逆ニクソンショック(金本位制への回帰)

11/06

2012年、日本経済は大崩壊する!(はじめに)

11/05

スーパーマリオ

11/04

インフレの到来

11/03

今後の経済と生き方

11/02

液状化する世界

11/01

始まった食料高騰

10/12

迫りくる大増税

10/11

物価高騰に備えよ

10/10

まえがき(新著『2011年 本当の危機が始まる!』より)

10/09

中国の謀略

10/08

ニューノーマル

10/07

焼け太ったFRB

10/06

金(ゴールド)相場の映すものは?

10/05

ギリシア問題の末路

10/04

ゴールドマン・ショック

10/03

郵政改革の裏

10/02

金融問題公聴会

10/01

グーグルVS中国

09/12

新興衰退国

09/11

デフレとインフレ

09/10

円高で、為替仕組み債が破裂(破綻続出へ)

09/09

悲惨なアイスランド

09/08

不発弾(米住宅問題)が爆発するとき

09/07

秋に向け、鳴りをひそめている危機

09/06

今後の行く末は?

09/05

ゆっくり進むドル危機

09/04

上昇、やがて、壊死する株式市場

09/03

アメリカン・エキスプレスのキャンペーン

09/02

リーマンと山一證券

09/01

ゲート条項

08/12

ドバイの落日

08/11

ターミネーター


朝倉慶氏最新著『株バブル勃発、円は大暴落』『大恐慌入門』(2008年12月、徳間書店刊)に引き続き、『恐慌第2幕』(ゴマブックス刊)が2009年5月に発売。その後 家族で読めるファミリーブックシリーズ『日本人を直撃する大恐慌』(飛鳥新社刊)が同年5月30日に発売。さらに2009年11月には、船井幸雄と朝倉氏の共著『すでに世界は恐慌に突入した』(ビジネス社刊)が発売され、2010年2月『裏読み日本経済』(徳間書店刊)、2010年11月に『2011年 本当の危機が始まる!』(ダイヤモンド社)を、2011年7月に『2012年、日本経済は大崩壊する!』(幻冬舎)を、2011年12月に『もうこれは世界大恐慌』 (徳間書店)を発売、2012年6月に『2013年、株式投資に答えがある』(ビジネス社)を、2012年10月に朝倉慶さん監修、ピーター・シフ著の『アメリカが暴発する! 大恐慌か超インフレだ』(ビジネス社)を発売。2013年2月に『株バブル勃発、円は大暴落』(幻冬舎)を発売。

『朝倉 慶の21世紀塾』を2009年2月より開始(主催:(株)船井メディア)
朝倉氏の最新情報を【A】レポート、【B】CDマガジン、【C】セミナーから学べます!
詳しくはコチラ→http://www.funaimedia.com/asakura/index.html


★朝倉慶 公式HP: http://asakurakei.com/

Profile:朝倉 慶(あさくら けい)

K朝倉慶経済アナリスト。 船井幸雄が「経済予測の“超プロ”」と紹介し、その鋭い見解に注目が集まっている。早い時期から、今後の世界経済に危機感を抱き、その見解を船井幸雄にレポートで送り続けてきた。 実際、2007年のサブプライムローン問題を皮切りに、その経済予測は当たり続けている。 著書『大恐慌入門』(2008年12月、徳間書店刊)がアマゾンランキング第4位を記録し、2009年5月には新刊『恐慌第2幕』(ゴマブックス刊)および『日本人を直撃する大恐慌』(飛鳥新社刊)を発売。2009年11月に船井幸雄との初の共著『すでに世界は恐慌に突入した』(ビジネス社刊)、2010年2月『裏読み日本経済』(徳間書店刊)、2010年11月に『2011年 本当の危機が始まる!』(ダイヤモンド社)を、2011年7月に『2012年、日本経済は大崩壊する!』(幻冬舎)を発売。2011年12月に『もうこれは世界大恐慌』(徳間書店)を、2012年6月に『2013年、株式投資に答えがある』(ビジネス社)を、2012年10月に朝倉慶さん監修、ピーター・シフ著の『アメリカが暴発する! 大恐慌か超インフレだ』(ビジネス社)を発売。2013年2月に『株バブル勃発、円は大暴落』(幻冬舎)を発売。

★朝倉慶 公式HP: http://asakurakei.com/

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