若き経営者の奮闘録

13年間の教師生活から一変して入ったビジネス界。義父・船井幸雄からさまざまな教えを受けながら、日々学び、成長していく(株)本物研究所社長・佐野浩一の経営者としての奮闘録をお届けします。

2007.11
リーダーシップとは? 
  私たちのような小さな集団では、一人のスタッフがいくつもの機能を果たす必要があります。「これは私の仕事」「これはあなたの仕事」というふうに、いわゆるセクト主義が蔓延してしまうと、一時的に機能不全に陥ってしまうこともあります。言い換えると、それぞれがある種の“奉仕の精神”を持って、仕事に取り組んでもらう必要があるということです。そういう点では、個々それぞれの人間性の高まりに帰するところが大変大きいのです。組織として割り当てられていない“仕事”がたくさんある分、そのすき間を埋める“奉仕的行動”の数々が、実は会社の土台をつくっているといえます。
 しかし、ときにはこうした機能がうまく働かないこともあります。たとえば、皆がそれぞれに忙しいと、ついつい商談やセミナーの後片付けや美化などがおざなりになってしまうことも……。
 「どうすれば、改善できるのか?」
 この答えとして、継続的に注意を促したり、個々に声かけをしたり、いくつかの実践を行ってきました。しかし、結果としてその決め手となるのは、「まずは自分が実践すること」だと気づいたのです。個々の自主性を高めるには、上杉鷹山(うえすぎ ようざん)の「してみせて、いって聞かせて、させてみる」の言葉どおり、「まずは自分から」がすべての基本であるという結論に至ったわけです。
 「経営者は常に人間性を高める努力をしなければならない」と船井会長はいいます。その本質的な理由と意味にやっと出会ったように思います。リーダーシップとは、「いろんな人を巻き込む力」。私の知人である、ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニーの高野登さんの言葉です。その力とは、大きな声でもなく、押し付ける力でもなく、ましてや腕力を振りかざすことでもない……。リーダーシップとは、「トップの人間性の高まりとそこに至る過程で発揮する自らの実践そのもの」なのですね。大きな、大きな気づきだったと思います。

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Profile:佐野浩一

1964年大阪生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、13年間中高一貫教育校の英語教員として従事。2001年4月、(株)船井事務所に入社。2003年4月、船井幸雄グループ・(株)本物研究所を設立し、代表取締役社長に就任。商品の「本物」、技術の「本物」、生き方、人づくりの「本物」を研究、開発し、広く啓蒙、普及活動を行なっている。

ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる2005年10月に『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる
(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)を出版。




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