若き経営者の奮闘録

１３年間の教師生活から一変して入ったビジネス界。義父・船井幸雄からさまざまな教えを受けながら、日々学び、成長していく（株）本物研究所社長・佐野浩一の経営者としての奮闘録をお届けします。

　山下達郎さんの最近の作品に、「ずっと一緒さ」という楽曲があります。 
　その歌詞の一節に、次のようなフレーズがあります。私は、このフレーズが大好きです。そして、「こんな会社づくりをしよう、いまもこれからも……」と、実はずっとそう考えているのです。
　「本当の強さは、一人じゃないっていえること……」
　つくづくそうだなって思えます。
　人は一人では生きていけません。とっても弱い存在です。それは、“経営者”という人種でもまったく同じなんですね。さびしいときだってあるし、苦しいときだってある……。もちろん、基本的に前向きで、未来へ向けて思考し、創り、アクションを起こす生業が経営者業なのですが、やっぱりそういうときだってあるわけです。多くの経営者はそんなふうには語らないと思いますが、実はこれが本当のところじゃないでしょうか？
　でも、「一人じゃない」って確信できるかどうかで、大きく違ってきます。

　率直にいって、私は幸せです。

　なぜなら、「一人じゃない」って確信できるからです。
　私の考えや思いを形にしていこうと必死になってくれる若き常務取締役。細かく、丁寧に分析し、思索をめぐらし、支えてくれる２人の取締役。そして、とにかく人に喜んでもらうのが大好きで、人柄がよく、行動力のある社員の皆さん。
　これが、私の「本当の強さ」となっています。このことを確信して以来、実は会社も大きく変化してきました。お客様からお褒めの言葉をいただくことも、飛躍的に増えました。今年は、さらに変化を求め、実践していく一年とします。どうぞ、ご期待ください。