若き経営者の奮闘録
13年間の教師生活から一変して入ったビジネス界。義父・船井幸雄からさまざまな教えを受けながら、日々学び、成長していく(株)本物研究所社長・佐野浩一の経営者としての奮闘録をお届けします。
私が、会社理念や今後の方針、さらには人材採用に関する所見を述べたあと、彼は私にこういったのです。
「社長のお話はとてもわかりやすい。理念やお考えもよくわかったつもりです。しかし、やはり100パーセント理解できたとはいえません。年齢差や経験、そして立場の違いで、言葉は受け止められても、そこに含まれる意味が完全に理解できたといえばウソになります。」
とても頭のよい方だと思いました。ストレートにこのような返答が返ってきたことは初めてでしたので、少々面食らいましたが、すぐに合点がいきました。
そのとき、別のある経営者が語っていた言葉が頭の中を駆け巡っていました。
「社長の話す言葉や文法、ロジックは、社長にしか理解できない。」
これまでは、わかりやすく話したり、説明したりすれば、わかってもらえると思い込んでいたのです。そして、この社長が指摘されていた課題も、これまでは克服できると信じて疑いませんでした。しかし、その部長さんのいうことを、「なるほど、そうなのかもしれない」と考えざるを得なかったのです。
年齢が違う。経験が違う。育った環境が違う。思考する領域が違う。
だから、理解できる部分があっても、必ず理解できない部分が残ってしまうのだと……。
よくよく考えてみると、親として子どもたちのことは「わかっているつもり」であっても、実は世代の異なりもあって「わからない」ことは確かに存在するのです。音楽、アーチスト、ゲーム、ファッション、ヘアスタイル、言葉遣い、趣味、食べ物……など、など。理解できないことは、案外たくさんあるのですね。
いま、より伝わる場づくり、これまでとは異なる伝え方や話し合いの方法を再構築し、スタートさせたところです。様々な異なりをカバーできる方法論が見つかった気がするのです。少々時間をかけて、粘り強く取り組んでみようと思います。
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1964年大阪生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、13年間中高一貫教育校の英語教員として従事。2001年4月、(株)船井事務所に入社。2003年4月、船井幸雄グループ・(株)本物研究所を設立し、代表取締役社長に就任。商品の「本物」、技術の「本物」、生き方、人づくりの「本物」を研究、開発し、広く啓蒙、普及活動を行なっている。
2005年10月に『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』
(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)を出版。