船井幸雄注目の “本物”に携わる人たち

このページでは、舩井幸雄が注目していた、医療、経営、農業、未来予測、占星術などあらゆる分野で活躍する“本物”と言っていい方々を紹介します。それぞれの方に毎月１回、３回ずつコラムを書いていただき、順番にいろいろな方を紹介させていただきます。

空飛ぶ絨毯

反磁性体

空飛ぶ絨毯を実現する技術＝メタマテリアル！
　「アラジンと魔法のランプ」に登場する…『魔法の絨毯』。

　おとぎ話の乗り物は、マンガや空想の世界の話だと思っていませんか？

　「お姫様」を、誘い「夜空」へ飛び上がる。
　そんな素敵なドラマを、誰もが一度は夢見たはず…。

　普段は、『絨毯』として持ち運び、いざとなると誰も追いつけない速さでさっと空中へ舞い上がる。

　殆どの常識的な「大人」は、言うだろう！

　「そんなこと、作り話だ」…「ばかばかしい、できっこないからファンタジーなんだ！」と。

　さてさて、何度も言いますが…本当に…できないのですか。

　「メタマテリアル」という『物質』の事を皆さんはご存知だろうか？

　「メタマテリアル」（meta-material）とは、光を含む電磁波に対して、自然界の物質には無い振る舞いをする人工物質のことである。

　「メタマテリアル」の技術開発レポートの最新報告を読むと、まるで「ファンタジー」の世界ではないのか？　と錯覚しそうな程、開発者の熱い思いが溢れている。

　いつの世も、時代の進化は『子どもの夢』から始まる。
　…高速道路！飛行機！ロケット！携帯電話！…それらは、夢を忘れなかった『大人』が叶えたものだ。

　いま、現実に技術開発が進んでいる面白い実例をご紹介しよう。

　ガラスなどに光が入射すると、決まった方向に屈折する。この性質を上手に利用して「文字や絵」を拡大したり縮小して見るのが「レンズ」（眼鏡）である。

　もし、この光の屈折方向を「好きな方向」に自由に屈折させる技術があったとしたら一体全体どんな事ができるのだろう？

　実は、その答えのひとつが「透明人間」なのである。

　メタマテリアルの技術で作られた「マント（ケープ）」を首から下に羽織った…あなたを誰かが見たとしたら・・・あなたはどう見えるだろうか？

　誰かが、あなたを見た時。相手が見るのは、「空中に浮かんだ首」なのである。

　メタマテリアル技術は、「マントに使われる物質」の光の屈折を自由に変え、あなたの背後の景色をあなたの前の人に見せることを目指している。

　そう、こんな「マント」にさらに「フード」を付け、頭まですっぽり覆ってしまえば、あなたの姿は、見えなくなる。まさにメタマテリアル技術の「透明人間」の完成である。

　そんな夢のような技術を日々追求している「日本」の技術陣をどうか皆さんは忘れないで欲しい。

空飛ぶ絨毯はできるのか？
　光もまた電磁波の一種である。「エクボ」では、重力もまた電磁波の一種であると考えている。つまり「重力」という名で、いままでずっと私達を地球にくっつけているこ
の力が、もし光や電波と同様に電磁波の一種だとしたら…

　電磁波を「跳ね返す」技術があれば、重力を「遮る」ことができる事になる。

　そんな夢のような技術を「メタマテリアル」の「技術開発者」は真剣に考えている。

　詳細は紙面の関係上書ききれないが…簡単に言えば、電気は「プラス」と「マイナス」で成り立っている。磁石は「Ｎ極」と「Ｓ極」でなりたっている。
　鉄が磁石にくっつくのは、磁石に近づけると「鉄」の中に磁石の磁力線がたくさん通ってしまうからだ。鉄の中に磁石の磁力線が「もし」通らなければ、鉄は磁石に反発する。…このように磁力線が中に入らない物質の性質を「反磁性」と言う。

　よく知られる有名な「反磁性」を示す物質が「超電導」物質である。つまり磁石に反発する。「Ｎ極」は「Ｎ極」に反発するさ！当たり前じゃないか…と思う方もいるかもしれない。

　そうではない、「反磁性」物質は「Ｎ極」を近づけても「Ｓ極」を近づけてもどちらにも「反発」する。磁力線そのものを自身の内部に受け付けない物性が「反磁性」なのである。

　これと同様に、「重力」を内部に入れようとしない、「反重力性」とでも言うような現象が起きれば、人類が長年夢見てきた「重力制御」が実現する。

　私は、重力を「電磁波」の一種と考えている。

　何を馬鹿なことを…と一部の専門家は嘲笑するだろう。それでも構わない。
　私は、重力は制御できると考えている。そして、そのために研究課題を用意した。エクボは、子どもの夢を叶える会社だ。子どもの時、忘れてはいけないと思いつつ、大人になって諦めてしまうことは多い。
　だが、その夢が「もし」世界を変えるかも知れない「夢」だったとき、あなたは絶対に諦めてはならない。…子どもに語り、孫に語り、そして自分の中の永遠の子どもに語り続けよう。夢を諦めるのは簡単だ。だが、夢は一人のものではない。　伝えて行くべきものなのだから。

読者の皆さんへ…
　２０１２年1月〜３月まで、お付合い頂きまして、誠にありがとうございました。またどこか誌上で皆さんとお目にかかれる日があるかもしれません。そのときには、皆さん、ここまでできるようになりましたよ！…とご報告できたら良いな！
そう思っております。　　３ヶ月間のご継読ありがとうございました。

【出典】 Ｗｉｋｉｐｅｄｉａ（ウィキペディア）「メタマテリアル」、
WIRED_ARCHIVES「メタマテリアルで空中浮場も実現？」（巻頭画像も同）
中村　敏「反磁性浮上写真」

Profile:清水　美裕（しみず　よしひろ）

エクボ株式会社
清水　美裕さん

１９５８年��浜生まれ。
慶應義塾大学通信課程法学部法律学科。日本電子工学院電子工学科。日本のフリーエネルギー技術開発の草分けの一人。トッパンムーアオペレーションズ、日本ＩＢＭ、私学塾フレンド学院、株式会社アマダ特許部を経て、２０００年に神奈川県厚木市に「エクボ株式会社」を設立。世界初のＤＮＡ光回復酵素活性化蛍光光源「nano400」を開発。２００６年にはドイツの難病の女性からのＳＯＳを受け「自律神経バランス回復装置「暖ぼ〜る（ＤＡＮＢＡＬＬ２００８）」を開発した。更に２０１０年には、可視光線による体内酵素の活性化光源「ブレスライト」を製品化し現在に至っている。
★エクボ株式会社ＨＰ： http://www.ekbo.co.jp/column.html　
★エクボの社長のブログ： http://ameblo.jp/huc/