船井幸雄注目の “本物”に携わる人たち

このページでは、舩井幸雄が注目していた、医療、経営、農業、未来予測、占星術などあらゆる分野で活躍する“本物”と言っていい方々を紹介します。それぞれの方に毎月１回、３回ずつコラムを書いていただき、順番にいろいろな方を紹介させていただきます。

2022.11.10（第142回）

★今回の執筆者★
新日本漢方株式会社代表取締役　周　軍さん（2回目）
（周　軍さんの詳しいプロフィールはページ下にあります。）

「扶正去邪（ふせいきょじゃ）」の【白花蛇舌草】について

　中医学には整体的な思考があります。人体は自然界から様々な影響を受けており、（環境、気候、ストレスなど）また一方で、人体それ自身も自然とバランスを取りながら、内部でさまざまな部位が影響し合っているという考え方です。バランス医学や予防医学と言えます。
　中医学の感染症治療は「扶正袪邪（ふせいきょじゃ）」が基本です。扶正（体を病気から守る力）を高め、去邪（体に悪さをするもの）を追い払うということです。漢方ではなによりも、自然治癒力を高めることを重要視しています。
　2019年末から世界中で感染を広げる新型コロナウイルス。このウイルスは猛烈で、潜伏期が長く、変異しやすい特徴があり、重症化する患者も多いです。　
　重症患者の多くは高齢者、虚弱者、基礎疾患を持つ人たちです。そのため、治療においてはウイルスを攻撃するだけではなく、身体の不十分を補い、病気と闘う免疫力を支える必要があります。
　また、新型コロナウイルスは少しずつ変異をしています。最初の（SARS-CoV-2）、その後のアルファ、ベータ、ガンマ、デルタの4種に続き、現在は新たにオミクロンに変異をしています。
　新型コロナ変異株が出現した後は、3度目、4度目のワクチン接種をしたにもかかわらず感染してしまった人が少なくありません。
　最近、第8波のコロナウイルス感染が押し寄せてきているようです。今後もコロナウイルスの変異は続くはずです。しかし変異前のコロナウイルスに合わせて作られたワクチンは現在の変異株に対し、効果は確実とは言えないでしょう。また新しいワクチンの開発も間に合っていないという問題もあります。感染症に負けない身体を守るために、まずは扶正去邪の漢方サプリメントである【白花蛇舌草（びゃっかじゃぜつそう）】をご紹介いたします。
　「白花蛇舌草（びゃっかじゃぜつそう）」は中国で有名な老中医（臨床経験豊富な中医師）の経験方剤に基づいて開発された漢方サプリメントです。
　6種類の生薬から成り、感染症を抑制するだけでなく、体質増強、免疫力アップ、ストレス緩和などの対応もしてくれる漢方薬独自のメリットがあります。
【成分】白花蛇舌草、半枝蓮、馬歯莧、ハトムギ、霊芝と仏手が含まれています。
【効能】清熱解毒、益気健脾
【生薬解説】
①白花蛇舌草：清熱解毒　利湿消腫
清熱、ウイルスや菌などの感染症を抑制する。
②半枝蓮：清熱解毒　化瘀消塊
清熱、ウイルスや菌などの感染症を抑制する。
③馬歯莧：清熱解毒　涼血消腫　止痢
清熱、菌や真菌を抑制する。
④ハトムギ：健脾利湿
消化機能を調節する。
⑤霊芝：補気安神　止咳平喘
免疫調節、抗老化、　抗腫瘍及び肝臓の保護作用。　
⑥仏手：疏肝解鬱　化痰和中
ストレス緩和する作用、　消化機能を改善する。

　去邪（身体に悪さをするものを追い払うこと）のために、清熱解毒効果のある白花蛇舌草、半枝蓮、馬歯莧を主成分とし、扶正（身体を病気から守る）のために健脾除湿、益気安神のハトムギと霊芝を配合、さらにストレスを緩和させる仏手を加えた商品となっております。
《臨床応用》
●ウイルス性感染症
　インフルエンザ・帯状疱疹・ウイルス性肝炎・結膜炎・丹毒など
●細菌の感染症
　扁桃腺炎・蓄膿症・肺炎・胃腸炎・虫垂炎・膀胱炎・子宮頚部糜爛・膣炎など
●皮膚病
ニキビ（化膿性）・皮膚感染症など
●悪性腫瘍
　子宮頚ガン・胃ガン・膀胱ガン・肝臓ガン・肺ガン・白血病など
●薬の副作用
　ホルモン剤やステロイド剤、抗ガン剤などによる副作用の軽減や肝臓の解毒機能の強化

以下に白花蛇舌草の使用症例をご紹介します
症例１オンライン相談
O.Nさん　女性　72歳　無職　やや肥満
初診： 2021年7月
現病歴：腎臓がんから肺に移転、この10日間時々胸痛、
一週間前から発熱、38℃から39℃の間。やや咳。倦怠感、不安感、食欲不振などもあります。PCR検査陽性、自宅隔離中。
中医治療の方針は清熱解毒、清肺止咳
白花蛇舌草と五虎湯を処方
38℃以上の発熱があった場合は解熱剤を合わせる。
同居しているご家族には板藍根茶を飲むことをお勧めしました。
治療経過：漢方を飲んで2日後には熱が37.2℃まで下がり、咳は殆ど無し。倦怠感と食欲不振があるが、その後健脾顆粒を加えて、1週間後に食欲回復。倦怠感も取れほぼ回復しました。

症例2オンライン相談
A.Kさん　男性　68歳　歯科医院院長
初診　2021年10月
主訴：腎臓ガンから肺に転移、胸痛。
免疫増強するサプリメントをご自身で飲んでおり、その上に白花蛇舌草を加えました。
1か月後、症状は緩和。胸痛は殆ど無くなり、安心していますとのこと。
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　人類は紀元前の昔から、さまざまな感染症と戦ってきました。ペスト、梅毒、天然痘、コレラ、結核、インフルエンザ、エイズ、SARS、コロナ、サル痘。
　中国の歴史において、伝染病の大流行は過去321回発生しており、それらはすべて中医学（漢方薬）により収まってきました。
　また、ウイルス感染を原因として悪性腫瘍が発生することも少なくありません。感染症は日本人の癌の原因の約20％を占めると推計されています。例えばB型やC型肝炎ウイルスによる肝がん、ヒトパピローマウイルス（HPV）による子宮頸がん、ピロリ菌による胃がん、悪性リンパ腫などがあります。ですから感染症の予防と治療は癌の予防にも繋がり、重視しなければいけません。
　皆さまの健康を守るために「扶正去邪」の白花蛇舌草をおすすめいたします。

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※検索窓で「白花蛇舌草」と入力し検索してください。

Profile:　周　軍（シュウ　グン）

周　軍さん

新日本漢方株式会社代表取締役
世界中医薬学会聯合会生殖医学専業委員会理事
1983年北京中医薬大学卒業、中医学学士号取得。北京朝陽中医病院内科医師、講師を経て1992年来日。来日後、日本中医振興協会、漢方専門薬局アドバイザー、日本中医薬研究会専任講師を務める。著書は『後天の本』（北京中医雑誌）ほか多数