“本物主義”時代の幸せな生き方
このページは、(株)本物研究所と(株)船井メディア 社長の
佐野浩一の義理の父でもある舩井幸雄は、1980年代のバブルの真っただ中の頃からすでに、「競争主体で矛盾のありすぎる資本主義はもうもたない」、そして「資本主義にとってかわるのは『本物主義』ではないか」と考えており、2003年に(株)本物研究所をつくりました。
その(株)本物研究所の設立当初から社長として、佐野は常に、“本物”や、人々の“本当の幸せ”について真剣に考えてきました。
そんな佐野が、いよいよ間近に迫ってきたと思われる「本物主義」時代に向け、私たちはどう生きていけばいいのか、また「幸せに生きる」とはどういうことだろう? ということを先駆けて模索し、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。
本当の豊かさっていったいどんなことを指すのでしょうか?
たくさんあることが、本当に豊かなのでしょうか?
着実に“新しい“時代に向けて舵をとっているこの「地球」は、どんな豊かさを求めようとしているのでしょうか?
私が生まれたのは、昭和39年。
その時代のことです。
何日も同じ服を着て、幼稚園や小学校に通うのはあたりまえ。私もまわりもよく似た状況でした。汚れたら洗濯する。まさにその感覚。大きくなったら着られないからと、母は破れたところを何度も繕ってくれました。鉛筆だって、キャップをつけても書けないくらいに短くなるまで使いました。下じきも、割れたら、テープで貼って使っていました。まさに、「もったいない」が、暮らしの基本でした。
いまは、お金さえ出せば、なんでも手に入る時代です。どんどん使って、どんどん捨てる時代。でも、そもそもこんな時代が長続きするのだろうかと、ちょっと考えてみたらだれでもわかってしまうと思うのです。
そもそも、「勿体(もったい)」=「大切」「重要」という意味ですから、つまりは「大切にしない」「粗末にしている」ということ。それが転じて、無駄にしてしまったり粗末に扱われたりするのが惜しいという意味で使われるようになったそうです。
実は、100年ほど前までは、日本でも綿や麻を自給していました。しかし現在では輸入に依存し、繊維の自給率は30%余り。年間で約30億着も輸入しているのだそうです。糸の原料となる綿花や羊毛は、商業ベースでは100%輸入。もちろん、化繊の石油は100%輸入です。現在、日本ではわずかに生糸が生産されているだけで、衣類の自給率は1%程度というのが現状だそうです。日本全体では、年間約40億着の服、下着などを購入し、ほぼ同じくらいの衣服を捨てているといいます。もったいない! でもこれも事実。
これって、本当に豊かなのでしょうか?
たくさんあっても、豊かじゃないですね。
たくさん捨てている以上、どれだけあっても豊かじゃありません。
本当の豊かさとは……、「大事にすること」じゃないでしょうか!?
こうした時代の流れをマクロに見ていくと、“本物時代”は「大事にする時代」。
人もモノもコトも、みんな大事にする時代……になっていくように思えてしかたがないのです。
「有限を意識して、有限のなかで、豊かにたのしむ。」
そんな時代の“夜明け前”を、いま私たちは生きているんだと思います。
感謝
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1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。
2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。
講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。