“本物主義”時代の幸せな生き方
このページは、(株)本物研究所と(株)船井メディア 社長の
佐野浩一の義理の父でもある舩井幸雄は、1980年代のバブルの真っただ中の頃からすでに、「競争主体で矛盾のありすぎる資本主義はもうもたない」、そして「資本主義にとってかわるのは『本物主義』ではないか」と考えており、2003年に(株)本物研究所をつくりました。
その(株)本物研究所の設立当初から社長として、佐野は常に、“本物”や、人々の“本当の幸せ”について真剣に考えてきました。
そんな佐野が、いよいよ間近に迫ってきたと思われる「本物主義」時代に向け、私たちはどう生きていけばいいのか、また「幸せに生きる」とはどういうことだろう? ということを先駆けて模索し、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。
私自身、株式会社本物研究所の社長をしていることもあって、なかなかお伝えしづらいのですが、思いきって、今回は「本物」について書かせていただきます。
舩井幸雄は、生前、「来るべき本物時代には、もう『本物』しか生き残れない」と伝え続けてきました。つまり、次の時代にマーケットを凌駕するのは「本物」であると確信していたということです。
しかしながら、時代の流れは、この部分においてはとてもゆっくりで、いまだに相反するウソのような動きがあることも事実です。
たとえば、ある飲食店チェーンが提供するフライドチキンは、遺伝子操作によって「4本足の鶏」を生み出し、“コスト削減”を行なっているという情報もあります。一羽から二本しかとれない骨付きもも肉が、四本もとれてしまうのですから、理屈上はマーケティングの原則に則っているわけです。しかも、毛をむしるのは非効率だということで、そうした鶏には毛がないのです。
そもそも、私たちは、動物や植物といった生き物=自然の恩恵をいただくことで、命をつないでいます。しかし、先述したような鶏は、そもそも生き物っていえるのでしょうか? 生命の尊厳などそっちのけの効率化は、私たち人類にとって「正しい選択」といえるのでしょうか?
しかも、そうした事実は隠されたまま、意図的につくり出された奇形の鶏を食べさせられているわけです。腹立たしさを越えて、悲しくなってきます。
人間が考える「効率」「コスト意識」は、この事例からももう極限まで狂いまくってきていることがわかります。安全な食材なんて、もはや存在しないのではないかと思えてしまうくらいです。
そんな世の中を、きっと舩井幸雄は想定していたのでしょう……。
「未来はきっとよくなる。本物が続出してくるから……。」舩井は、そう言いきってきました。この先、きっと大がかりな“膿出し”が起こって、時代は「本物時代」に移り変わっていくのだと信じたいです。
私たちの住む地球も、そして宇宙も、すべて命をつなぐことで存在しています。そして、絶妙なバランス感覚ですべてが調和しながら、ここまできました。しかし、その地球も、いまや私たち人間が“癌”となり、自然破壊はおろか、産業発展のためには命の尊厳さえも崩したってかまわないかのごとく荒らしまくり、メチャクチャな状態になってきています。
だからこそ、まずは「本物」に触れていただきたい。
だからこそ、「本物」を知っていただきたい。
そう願うのです。
私たちは、「選択」しないといけません。
「本物」の世の中と「本物」の未来を!
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1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。
2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。
講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。