“本物主義”時代の幸せな生き方
このページは、(株)本物研究所と(株)船井メディア 社長の
佐野浩一の義理の父でもある舩井幸雄は、1980年代のバブルの真っただ中の頃からすでに、「競争主体で矛盾のありすぎる資本主義はもうもたない」、そして「資本主義にとってかわるのは『本物主義』ではないか」と考えており、2003年に(株)本物研究所をつくりました。
その(株)本物研究所の設立当初から社長として、佐野は常に、“本物”や、人々の“本当の幸せ”について真剣に考えてきました。
そんな佐野が、いよいよ間近に迫ってきたと思われる「本物主義」時代に向け、私たちはどう生きていけばいいのか、また「幸せに生きる」とはどういうことだろう? ということを先駆けて模索し、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。
ここしばらく、パム・グラウトの著書にハマっています。
パム・グラウトが日本で大ブレイクしたのは、『こうして、思考は現実になる』(2014年、サンマーク出版刊)だったと思います。そして、『こうして、思考は現実になる2』が出版され、先頃、『「感謝」で思考は現実になる』(すべてサンマーク出版刊)がリリースされました。
同様のことは、舩井幸雄も何度も講演などで述べていましたし、著書においても頻繁に目にしたメッセージでした。同じく、舩井は、新しい時代になると、「さらに思いの実現は加速化されて、それがよい思いであればあるほど実現可能性は高まってくる」と伝えています。
しかし、その“新たな時代”の一つの節目とも言える21世紀に入ったいま、一体どれくらいの人が、「実際に思考が現実化していく」ことを実感しているのだろうかと思ったのです。
周囲の人たちに聞いてみると、「さほど変化を感じていない」という実感が多くあるようです。このギャップは、一体どこから生まれているのでしょうか……?
そもそも、舩井幸雄の「波動の原理」によれば、「出した波動は返ってくる」わけですし、「同じ波動は引き合う」のです。ならば、いろんなよい思いがさらによい思いを引き寄せ、どんどん幸せを実感する人が増え、よい世の中になっていきそうな気がします。
しかし……。
パム・グラウトは、『こうして、思考は現実になる』のなかで、次のようなことを書いています。
「自分が本当に祈っているものはいったい何なのか。それを知りたかったら、自分のまわりを見てみよう。あなたの人生に実際に存在するものが、あなたが本当に祈ったものだ。そこにあなたの本心が現れている。」
たとえば、いまの世の中は、極めて混とんとした状況にあると感じる人は多いと思います。私たちの思いの集合体が、世の中に反映されているのだとすると、“混とん”は、私たちの思い? 私たちの祈り? なのかと思うと、ぞっとしてしまいます。
思考には、新しい現実を生み出す力がありますが、どうやら意識している思考と、意識していない思考があるのではないか、そしてそのいずれかが現実を生み出していると考えると、この理由が理解できそうです。
「相反する意図が互いにせめぎ合っていると、混乱と不安ばかりが生まれてくる。新しい知覚や欲求を受け入れようとしているのに、それと同時に恐怖と苦難にさいなまれていたら、心の中には大きな葛藤が生まれる」
つまり、この相反する意図が、乱れをつくってしまっているのではないかと、彼女は考察しています。
そもそも、パム・グラウトは、宇宙には「可能性のフィールド」(=FP)があると考えていて、FPは、私たちのすべての思考を受け取っていて、それが現実を作っていると伝えています。作家の浅見帆帆子さんも本田健さんも、著書の中で、「思いは、宇宙に預けてしまえばよい」と教えてくれています。私も、とても共感するのです。
ならば、願いや思いが叶わない仕組みがあると考えた……。
パム・グラウトは、「願いが叶わない仕組み」として、同書に4つあげています。
@結局、いつものパターンに落ち着く
私たちは、一日に約6万個の思考を重ねているそうですが、そのうち99%は前日までの繰り返しなのだそうです。だから、結局は決まりきったパターンにハマってしまうということです。
A広告コピーに踊らされる
広告は、いま私たちの持っているものに不満を感じさせ、いまの自分を不満に陥らせるためにあるとしています。つまり、常に私たちは“誘導”されているということです。
B他人の頭に影響される
他人の思考はいつも否応なしに私たちに押し寄せてきます。つまり、私たちの頭は、自身の思考ではなくて、他人の思考であふれかえっていると考えられます。
C自分の頭に惑わされる
私たちの頭の中は、意識的な思考ではなく、無意識の思考がたくさんあって、逆に後者のほうが大きな力を持っていると考えられます。私にはどこか問題がある、私はダメだ、私には才能がない、私には価値がない、私にはできない……といったネガティブ思考は、祈りと同じような役割を果たしてしまうようです。
これらの「邪魔」を追い払うのは、「ただ思う」「ただ信じる」ということです。
舩井幸雄が伝えた「サムシング・グレート」の存在は、まさに偉大なる大きな宇宙の力だと考えられます。その宇宙にあるエネルギーのフィールド=FPには、いつでも、だれでもアクセスできて、アクセスできさえすれば、その「お返し」は与えられるということなのです。
ラーメン屋さんに行って、心のなかでは「味噌ラーメンが食べたいな」って思いながら、「醤油ラーメン、お願いします!」って伝えると、何が差し出されますか?
もちろん、醤油ラーメンですよね。
味噌ラーメンが食べたかったら、「味噌ラーメン!」と伝えよう!
結局は、こういうことです。
新しい時代へ向かうにあたり、私は、正しい、よい思いを持ち、その正しい、よい思いを、ピュアにシンプルに願い、宇宙に届ける習慣をより多くの人がつけていけたらと、ピュアにシンプルに願っておきたいと思います。
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1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。
2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。
講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。