“本物主義”時代の幸せな生き方
このページは、(株)本物研究所と(株)船井メディア 社長の
佐野浩一の義理の父でもある舩井幸雄は、1980年代のバブルの真っただ中の頃からすでに、「競争主体で矛盾のありすぎる資本主義はもうもたない」、そして「資本主義にとってかわるのは『本物主義』ではないか」と考えており、2003年に(株)本物研究所をつくりました。
その(株)本物研究所の設立当初から社長として、佐野は常に、“本物”や、人々の“本当の幸せ”について真剣に考えてきました。
そんな佐野が、いよいよ間近に迫ってきたと思われる「本物主義」時代に向け、私たちはどう生きていけばいいのか、また「幸せに生きる」とはどういうことだろう? ということを先駆けて模索し、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。
新時代のチームワーク。
まず、これだけ様々な領域に多様化が進んできますと、「チームワーク」の考え方にも大きな変化が生まれようとしています。
たとえば、グローバル化。
日本だけでなく海外の人と一緒に働く職場が増えています。
たとえば、ワークライフバランスの重要性。
ライフステージに応じて、個人の働き方はより多様化していく傾向にあります。
こうした中、これから一層必要とされていくのは、「個人」ではなく「チーム」で仕事をする視点です。ここでは、「個人」と書きましたが、これは企業間でも同じことが言えると考えています。企業も企業同士で「チーム」を組んで成果をあげることを考えなければ、多様なニーズに応えられないということです。以下、そのような視点で「個人」=「一企業」としてお読みになってください。
さて、チームの成果を最大化するためには、一人ひとりが自分の役割の中でスキルを発揮し、リーダーシップを持ってチームを引っ張っていく必要があります。しかしながら、これまでは、「協調性」という名のもとに、メンバーのスキルアップがなおざりにされてきたように思います。
これからの時代にさらに必要なことは、「チーム」という視点で新しい成果の生み出し方を再考することだと教わりました。絆やつながりを超えた「新時代のチームワーク」の考え方が、これから脚光を浴びていくということです。
そもそも「チーム」とは何か?
「チーム」とは、ある目標に向かって集まった組織体のこと。そして、そのなかで発揮される「チームワーク」とは、目標を達成するために、チームのメンバーで役割を分担して力を合わせることです。
社会心理学、集団力学、組織行動学をご専門とされている九州大学の山口裕幸教授によれば、「チーム」の成立条件として、次の4つをあげていらっしゃいます。
@達成すべき目標の共有
Aメンバー間の協力と相互依存関係
B各メンバーが果たすべき役割の割り振り
Cチームの構成員とそれ以外との明瞭な境界線
さらに、チームワークを発揮するために必要なものが5つあると言います。これは、社内のチームワークを育んでいくうえでも、とても重要な要素だと考えています。
@明確な目標=「ゴールは何か?」
A役割分担=「メンバーはそれぞれ何をするのか?」
B自立=「一人ひとりが積極的に参加しているのか?」
C情報共有=「全員が同じ情報を共有できているか?」
D実行力=「議論して結論を1つにまとめられるか?」
そして、大事なことは「アウトプット」なんですね。
「チームワーク」が良くなると、「効果」「効率」が高まることはもちろんですが、あと2つ、「満足」と「学習」もあわせて経験できる必要があります。
「チームを組んで結果を出せてよかった……」という満足感、「チームワークから多くを学べた……」という学習、これらがあわさってこそ、さらなる「チームワーク」の向上につながっていくというわけです。
これからの時代、これまでよりも一層、「内外のチームワーク」を縦横に張り巡らせて目標や夢を実現させていくことが求められるでしょう。企業で言えば、先月最終回となったテレビドラマ「下町ロケット」でも描かれていたように、互いのよいところを持ちより、その結果、「1+1>2」いや、「1+1>∞(無限大)」としようとする意識をもって、「チームワーク」を組むことだと思います。
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1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。
2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。
講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。