“本物主義”時代の幸せな生き方
このページは、(株)本物研究所と(株)船井メディア 社長の
佐野浩一の義理の父でもある舩井幸雄は、1980年代のバブルの真っただ中の頃からすでに、「競争主体で矛盾のありすぎる資本主義はもうもたない」、そして「資本主義にとってかわるのは『本物主義』ではないか」と考えており、2003年に(株)本物研究所をつくりました。
その(株)本物研究所の設立当初から社長として、佐野は常に、“本物”や、人々の“本当の幸せ”について真剣に考えてきました。
そんな佐野が、いよいよ間近に迫ってきたと思われる「本物主義」時代に向け、私たちはどう生きていけばいいのか、また「幸せに生きる」とはどういうことだろう? ということを先駆けて模索し、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。
近年、あらためて注目を浴びていますが、かつての日本には、「武士道」という生き方の基本があり、自然を崇拝し、人としてのあり方を大事にする習慣が根づいていました。
常にシンプルで、質素な生き方に努め、策略や搾取を嫌い、争いや競争をできる限り避けてきたのが、日本人だったと言えるのではないでしょうか。それに、豊かな美意識も持ち備えていたように思います。
そういう意味では、地球全体は「地の理」が基本であるにもかかわらず、日本ないしは日本人は、舩井幸雄が言う「天の理」にしたがっていたと考えられます。ところが、時代の移り変わりのなかで、欧米的な文化や考え方が入ってきたこともあり、近年急激に「地の理」化していったように思います。
「自分だけ、お金だけ、今だけという風潮を見直し、日本人のよさを取り戻していけば、日本全体に新しい目覚めが来るだろう」と、舩井は多くの書物に記しています。
私たちが発想や行動を変えて、「地の理」から「天の理」にしたがった生き方をしていかねばならないということです。
こうした見方からすると、新しい時代は、間違いなく「天の理」の時代ということになります。
「地の理」は「天の理」の一部と考えてよいと思いますが、一時的に人類を早く発展させようとして生まれたものと考えられます。
もともと宇宙は地球も含めて「天の理」で動いていたのです。しかし、「何者かが人類のDNAの“嫉妬”のスイッチを入れてしまった」と、舩井は確信していました。その“何者か”とは、いわゆる創造主もしくはサムシンググレートといってもよいでしょう。
嫉妬は競争意欲をかき立て、いつも自分が優位に立ちたいという思いを助長し、その結果、このような発展につながりましたが、その分代償も多く払ってきたようです。
先述したように、もともと人類は「地の理」とともに発展してきたのですが、世界でも珍しくかつての日本は、「天の理」が通用した社会だったのです。
「地の理」では@複雑が好まれますが、「天の理」では単純、シンプルです。
同様に見ていきますと、
A非効率的→効率的、
B差別→公平、
C束縛→自由、
D責任逃れ→自己責任・自主的、
E秘密→公開、
Fセグメント化→万能となります。
ちょうど、今年は鈴木みのり先生の数秘学的にいうと、「真実が表に出てくる年」になるそうなのですが、これはE秘密→公開という項目に当てはまると考えられます。
こうして、少しずつ、「地の理」から「天の理」への扉が開け放たれていくようです。そして、このように世の中全体の価値観が変化してくるにつれて、元来「天の理」を大事にし、文化的背景としてきた日本、そして日本人は、これからの時代をリードする存在となる……というのが、舩井幸雄の描く未来像だったのです。
いよいよ、「天の理」の時代=本物時代が幕を開けていく予兆が、世の中にあふれていくように思えてなりません。
18/04 | |
18/03 | |
18/02 | |
18/01 | |
17/12 | |
17/11 | |
17/10 | |
17/09 | |
17/08 | |
17/07 | |
17/06 | |
17/05 | |
17/04 | |
17/03 | |
17/02 | |
17/01 | |
16/12 | |
16/11 | |
16/10 | |
16/09 | |
16/08 | |
16/07 | |
16/06 | |
16/05 | |
16/04 | |
16/03 | |
16/02 | |
16/01 | |
15/12 | |
15/11 | |
15/10 | |
15/09 | |
15/08 | |
15/07 | |
15/06 | |
15/05 | |
15/04 | |
15/03 | |
15/02 | |
15/01 | |
14/12 | |
14/11 | |
14/10 | |
14/09 | |
14/08 | |
14/07 | |
14/06 | |
14/05 | |
14/04 | |
14/03 |
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。
2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。
講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。