“本物主義”時代の幸せな生き方
このページは、(株)本物研究所と(株)船井メディア 社長の
佐野浩一の義理の父でもある舩井幸雄は、1980年代のバブルの真っただ中の頃からすでに、「競争主体で矛盾のありすぎる資本主義はもうもたない」、そして「資本主義にとってかわるのは『本物主義』ではないか」と考えており、2003年に(株)本物研究所をつくりました。
その(株)本物研究所の設立当初から社長として、佐野は常に、“本物”や、人々の“本当の幸せ”について真剣に考えてきました。
そんな佐野が、いよいよ間近に迫ってきたと思われる「本物主義」時代に向け、私たちはどう生きていけばいいのか、また「幸せに生きる」とはどういうことだろう? ということを先駆けて模索し、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。
いまやSNS(ソーシャルネットワークサービス)全盛の時代。
そこにスマホの登場……。
一昔前なら、電車の中には、漫画本を読む人、新聞を広げる人、読書にふける人、考え事をしている人、眠る人……、いろんな人がいたように思います。
しかし、いまでは、スマホをいじる人、人、人……。とにかく、大半の人がスマホを見つめています。何をやっているかというと、多くはLINEやFacebookなどのSNSかゲーム。もちろん、私自身もそうでないとは言いきれません。
SNSにはいろんな機能があって、知っているもの同士が仲間をつくって、その間でチャットという名の疑似会話を楽しんでいたり、一つの輪の中に集った人、それは知り合いかそうでないかにかかわらず、「承認」を得た人が集い、いろいろコメントをし合って意見を交換しています。
気がつくと、四六時中、スマホがブルブル鳴っています。このブルブルこそ、人とのつながり……!?
いや、いや、こんなものを「つながり」って言っていいのだろうか?
少なくとも、“本物”のつながりではないはず……。
でも、こうしてまでも、人はつながりたいと思っている……。これもまた事実。
では、どうしてつながりたいのでしょうか?
その一つの答えは、さびしいから、孤独を感じたくないから……ではないかと思うのです。
では、どうして、さびしくて、孤独を感じるのでしょうか?
これまたその答えの一つは、本当に大事で、無視できないけれど、向き合うとわからなくなるかもしれない「自分自身」とつながっていないからではないかと思えるのです。自分自身としっかり向き合い、つながっている人は、どうやらさびしくないし、孤独でもないようです。実際に、スマホも持たないし(場合によっては携帯電話自体を持たない人もいます)、SNSだってもちろんやらない、でも、とっても自分らしく生きていて、イキイキしている人も、少数?(実際は、多数かもしれません)ですがいらっしゃるのです。
では、「自分自身とつながる」とはどういうことなのでしょうか?
それは、心理学的にいうと、つぎのような感覚です。
@一人でいることができる。一人を楽しめる。
A淋しさに耐えられる。
B親のことで過剰なエネルギーを使わない。
C自分にやさしい。
D他人の期待に操られない。
E自分で選択して、自分で決定できる。
F選択したことは、自分で責任がとれる。
G自分は世の中に受け入れられていると思える。
言い方を変えると、インナーチャイルド(本来の自分)とつながっている状態です。
人は大人になるにつれて、後天的に様々な影響を受け、「こうでなければならない」「こうした方が得だ」「こうすると評価される」というようなモノの見方と行動が備わってきます。この状態をアダルトチルドレンと呼ぶのだそうですが、私たちはこうした「本来の自分」でない姿で生きていることが多いのでつらくなってしまうようです。
さびしかったり、孤独を感じたりするのは、本当は、他者とつながっていないからではなく、自分自身(=本来の自分)とつながっていないからではないかということです。
この一つの対策として、今回お伝えしたいことは一つ。
「自分が本当に好きな“こと”“もの”を再確認する」ことです。
インナーアダルト(世間体を気にしている自分)の好きな映画⇒インナーチャイルドの好きな映画
インナーアダルトの好きな場所⇒インナーチャイルドの好きな場所
インナーアダルトの好きな食べ物⇒インナーチャイルドの好きな食べ物
インナーアダルトの好きな服装⇒インナーチャイルドの好きな服装
……というように、本来の自分の好きなことやものを一度確認し、見つめ直し、行動を変えてみると、おもしろいことが起きてきます。
本当のワクワク感。
これこそが、日々の生きるエネルギーになるのではないかと思います。
新しい時代は、つながりの時代。
だからこそ、まずは自分自身とのつながりを見つめ直してみたいと思ったのです。
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1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。
2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。
講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。