船井幸雄注目の “本物”に携わる人たち

このページでは、舩井幸雄が注目していた、医療、経営、農業、未来予測、占星術などあらゆる分野で活躍する“本物”と言っていい方々を紹介します。それぞれの方に毎月１回、３回ずつコラムを書いていただき、順番にいろいろな方を紹介させていただきます。

みなさん、はじめまして。私は東京都江東区亀戸で株式会社つなぐ人という会社の代表をしております三谷と申します。2020年より「Lazuli & Allure」（ラズリ＆アリュール）という部門を発足し、そこでは、EST!!という「独自の音と光を使った量子コンディショニング技術」によって、あらゆるモノをコンディショニングする可能性を探求し、その応用と普及をしております。この度、Next C nanoにEST!!が採用をされまして、私がこのEST!!の出会いから、EST!!にまつわる内容を3回に渡って紹介させていただきます。

◆自己紹介
私は紀伊国屋三谷家12代目にあたり、現在は紀伊国屋の屋号を使ってリサイクルショップを経営しています。創業は1660年。もともとは神田塗師町で銅や真鍮を扱う金物問屋・伸銅業の事業をしていました。初代が和歌山県出身ということもあって、代々「紀伊国屋」の屋号を使っていました。ただ時代が大きく変遷する中で、10代目で事業は譲り渡し、もともとの家業はここで終わりました。ちなみに、この10代目は神田の学校教育のための資金を使うなど積極的に社会貢献をして、その功績をたたえられて銅像が建てられ、現在でも神田明神隣の宮本公園に像が残っています。一方、私の父にあたる11代目では、新規事業に取り組み、外食産業の先駆けや放送関連の仕事など様々なことに挑戦をしました。
しかし、日本のバブル経済の余波で、会社の建て直しをせざる追えない状況に陥り、同時に父が病気になってしまい、急遽学生であった私が手伝うことになりました。事業の処理と同時に、事業転換をせざる得ない状況であったので大変苦労をしました。紆余曲折を経て、最終的にはリサイクル業に取り組むことになったのですが、もともと昔は金物問屋で古い銅を買い取ってリサイクルしていたこともあり「これは三谷家の原点に通じる事業である」と考え、再び紀伊国屋の屋号を復活させました。
当時は右も左も分からない中で会社を経営しており、そんな状況で頼りになっていたのが舩井幸雄先生からの情報やものの捉え方でした。先生の著書をたくさん読ませていただき、その中で経営のことを学ばせて頂いたこともあり、いまの事業や活動に辿りつくことができたように思えます。

◆古い物を扱うリサイクルショップの宿命
リサイクルショップでは、当然のことですが人が手にした古い物を扱います。例えば、呪われた宝石「ホープダイヤモンド」ではありませんが、人の手を渡ったものは何らかのエネルギーが残るといわれています。実際、お客様の中にはこの古い物に対する抵抗感がある方もいらっしゃっていて、特にエネルギーに敏感な方は中古品を避けられます。中には購入した中古品を、わざわざ何らかの方法でエネルギー浄化をしてから使われる方もいらっしゃいました。
お店では、そういった場面に遭遇することがあり、ある時期それらのニーズにも応える方法はないかと模索をしていました。ちなみに手頃な方法には、お塩、ホワイトセージなどは有名ですね。さらに探してみると、特別な専用機械を使ったものや、シンギングボウルのような楽器を使ってクリアーする方法も見つけて、実際取り組んでいた時期もありました。ただ、いろいろと経験をしてみると、こういった方法も、どうも効果は一時的なもので、安定的にクリアーされていないような気がしていました。さらに、これらを扱っている人たちもなぜか不安定になっている方も多くみられたので、もっと良い方法があるのではないのだろうかと疑問に持ちながら探していました。特に、舩井幸雄先生が「本物」とは「シンプルで安価で付き合う物を良くする」とおっしゃっていたように、本物とはどんなもので、どこにあるのだろうかと、日頃から考えていました。

◆EST!!との出会い
このEST!!というコンディショニング法は、ラズリ＆アリュールのクリエーターであるTYQ（タクゥ）と一緒に開発したものです。私がTYQと出会った当時は、音に関するもので何か他にもないのかと調べていた時期であり、その頃にTYQと出会うことができました。TYQは医師でもあり、当時は音を使ったヒーリング音源の製作をしていました。私は音の可能性を感じていたので、その活動に興味を持ち、私も参加をすることになりました。人へのヒーリング音源製作時代から適応範囲を広げ、物質のエネルギーを整えることが可能になったEST!!が完成するまで更に数年かかりましたが、参加当時の私は、その可能性はなんとなく感じていたものの、現在の形に至るとまでは想像もしていませんでした。しかし、EST!!は、物質のネガティブな要素を取り除けることもできるので、結果的には今の仕事に必要としていたものでした。
EST!!の開発経緯を振り返ってみると、日頃から「本物とは」ということを考え、さらに世の中にある既存の方法から答えを見出せなかった結果、自らEST!!となる種（タネ）に出会い、さらに育てるというプロセスに関わることができたのだと思います。

◆EST!!の開発過程
ヒーリング音源を製作した頃、人に対してどのような効果をもたらすか実験をしています。この時は、感性アナライザという脳波測定機器を利用して検証をしていただき、面白い結果がでました。実験結果として、このヒーリング音源を聴くことで、ネガティブが強い場合はその要素を抑える方向に作用するようです。また、ポジティブが強い場合には、それを抑える傾向もあり、EST!!は中立・中庸にバランスをとる傾向に働くことがわかりました。私が思っていたヒーリングのイメージは、ネガティブなものを抑え、よりポジティブに持ち上げることが良いと思っていましたが、このポジティブな要素も抑えるのは意外な感じをしていました。しかし、この中立・中庸に向かう傾向は、クリエイターからすれば実は狙い通りだったようです。中庸、静寂の状態こそ真のヒーリングであると。例えば、躁鬱状態ではありませんが、上がりすぎても下がりすぎても良くないと考えれば、これは理解しやすいです。このように様々な結果を確認しながら開発が進んできました。このあたりの話は次回以降に触れていきたいと思います。

ところで、この音源製作をしていた過程では、サンプル音を聴いて効果検証することが必須作業でした。この検証の時に行う聴き比べは、さほど耳が良いとはいえなかった私にとって、大分鍛えられました。実は私はもうひとつ音楽関係の仕事にも携わっておりまして、この検証作業に関わることは縁を感じていたとともに、音楽の真価を分かっていない者が音楽の仕事をしているのでは駄目だなとこの時痛感させられました。さて、音源をより洗練させていくにあたり、音源の開発のみならずオーディオ周辺機器にあたるスピーカーやイヤホン、ヘッドホンに対しても、必然と高いレベルのものが要求されるようになっていきました。しかし、高いレベルといっても、高価な機器が必要であるかというと必ずしもそうではありません。この頃には、すでにEST!!で使われている音源とその他の技術を組み合わせることで、オーディオ周辺機器の音質やエネルギーの伝達効率のようなものが良くなることがわかってきました。例えば、ダイヤを原石から研磨するように、身近にある安価な機器でも、潜在能力が高く真価が発揮できていないものを選んでEST!!をすることで、より高いレベルに変えられることなどがわかっていました。その代表的なものの１つがアップル社製のiPhone等に付属していたイヤホンで、これはかなり音質が良くなることがわかりました。現在、EST!!をする時は、密閉され安定した環境内で音と光を使ってコンディショニングをする非接触性の方法になりましたが、舩井幸雄先生がおっしゃっていたように、非常にシンプルな方法で変えられてしまうのは、まさに本物の技術であると確信しました。

このように、ヒーリング音源から量子コンディショニング法「EST!!」に至る経緯をお話ししてきましたが、次号では、EST!!の具体的な説明や効果に関して触れさせていただけばと思います。

Profile:　三谷　長秀（みたに　ながひで）

三谷　長秀さん

第12代目紀伊国屋三谷家当主　
株式会社つなぐ人　代表
Lazuli & Allure 代表
2020年より「Lazuli & Allure」（ラズリ＆アリュール）を発足


Profile: TYQ（タクゥ）
Lazuli & Allure クリエイター
2009年より医師として働く傍ら東洋医学、波動医学、各種ヒーリングなどをヒントに独自のアプローチ方法を模索、2022年に量子コンディショニング法「EST!!」を開発