リレーでつなぐ"ハート"の話

このページは、リレー形式でそれぞれの人に“愛”をテーマに、恋愛や家族愛、人間愛、パートナーシップ、コミュニケーション、大切な人への想い…などを自由に語っていただくページです。 それぞれの方に半月に１回、計３回ずつご執筆いただき、その方から次にご執筆いただける方を紹介していただく形をとっています。順々に人と人とのつながりの輪が広がっていきます。

“次世代につなぐ絆　あおば　de　ＨＡＰＰＹ　ＤＡＹ”

　こんにちは、宇田川真由美（うだがわ　まゆみ）です。
　今回第２回目の内容は「次世代につなぐ絆」と題して、人と人の繋がりが、新しい絆を作り、居心地の良い空間を実現したイベントをご紹介したいと思います。

絆創りへの挑戦
　平成２６年１１月９日（日）天気雨のち曇り、あおば館内において、
“次世代につなぐ絆
あおば　de　ＨＡＰＰＹ　ＤＡＹ”
　ビューティーバイキングを開催しました。
＜目的……繋がり＞
�@高齢者の社会的交流の場
�A介護者の癒しの場
�B地域の交流の場
�C合唱団やお囃子会等の活動発表の場
�D子供達の職業体験の場
�E弊社スタッフの人材育成の場
�F地域のサロン・ショップの人、物、サービスの紹介の場

　７つ項目を実現する空間作りを目的としました。
　美・健康・福祉・癒し・音楽を提供し老若男女、子供から高齢者・障害者、誰でも楽しめる環境と体制作り。自然体で作り出す空間に活気が生まれ、笑顔の連鎖が「また、逢いたい」という繋がりを生み、心地良い居場所は、心を豊かにする。

　提供側も互いに楽しみ、子供達と共に作り上げる。そこには、大人や子供、他業種、赤ちゃん、高齢者、そんな垣根はいらない。自然体……成るがままに……。
　開催２ヵ月前、管理職を集め、イベント日を１１月９日（日）に決定、そして主旨を説明しました。

　協賛店の募集、キッズスタッフの募集、ステージ出演者の募集、館内店舗配置図作成、ポスター・フライヤー作成、準備は盛り沢山です。
　業務遂行しながらの作業は、日頃と違った思考が動き、心なしか楽しく、空想の世界を想像しては、微笑んでしまう自分がいました。

　【何ができるか】は、しだいに【○○もやりたい】と、明確化されていきました。
　行動を起こす時、何をしたいのか、何のために……が明確になれば、自分の動きが変わる。エネルギーとなり、人を引き寄せる。難関にも前進できる強さが生まれる。

　エネルギーがある時は、発想能力も創造能力も優れてくる。本気は、周りの気持ちをも巻き込む力を持ち進みだす。
　しかし、最初から自分の想い通りになんて行くはずがない。行動を起こしていく中で気づきや人のありがたみ、人が何を求めているのかを知るのだ。大切なのは、今自分にできることから動き出すこと。

　やったことないから、やってみるのだ。
　協力店舗への事業説明、イベントの主旨・目的をシェア。協賛費を集い、イベントを皆で作り上げる意識、皆が主役（参加型）を実現。会場準備、フライヤー配布、情報の拡散、関わる人達の得意分野を活かし、できることをできる人が声をあげてくれました。
　協賛店の中には、弊社で作るカレーの具を提供してくださったり、ジャガイモの皮むきまでお手伝いをしてくれた方も、イベントが近づくにつれて、皆の距離が近くなっていくのを実感しました。
　デイサービスでは、イベントに向けての作品作り。「値段をいくらにする？」「看板の文字の色は？」「字を大きくしよう！」

　高齢者の方々も目的があると活き活きと活気が出ます。
　製作の速さに、私達も負けてはいられません。
　イベントは、弊社スタッフの人材育成も兼ねています。役割分担を明確にし、後は、自分で考える。日頃の業務と違って、上司も部下もない、やったことがないのだから……。

　協賛店舗担当、ステージ担当、販売ブース担当、受付担当、駐車場担当、全て一人ずつ、当日キッズスタッフがそれぞれにつく。子供達に中途半端な「わからない」は通用しない。だから、情報のシェア、報告・連絡・相談・確認に力が入る。コミュニケーションも活発になった。
　社内スタッフの目標『来場者も協賛店舗も、自分たちもすべての人が“あなたに逢えて本当に良かった”と思えるイベントにしよう』

　その実現に、それぞれが動き出していました。気乗りしなかったスタッフも、イベント後半には、周りに影響されてか、積極的に参加していました。
　子供達も、事前説明会を父兄同伴で行った時は、初対面が多かったせいか、声も小さく不安そうでしたが、当日弊社のユニフォームを着ると、スタッフと共に、大きな声で「いらっしゃいませ」「３００円です！」来場者に声を掛け、「ありがとうございました」「ありがとう」互いが笑顔になって気持ちのいい空間がありました。

　高齢者の方々も、家族で来場された方、お友達と来場された方、外に出る機会の少ない方も、弊社が送迎を申し出ると、喜んで参加されました。
　ステージでは、子供達の太鼓、婦人会のコーラス、園児から小学生の合唱と、子供達の真剣な顔、拍手で微笑む顔、そして何より高齢者と子供達の作り出す素敵な空間が人に温かみを感じさせてくれました。

　今回のイベントで子供達、スタッフ、関わったすべての人達が、目には見えないけれど感じたことは沢山あったのではないでしょうか。
　次世代に人として生まれて人と出逢い、やったことがない事（挑戦）でも、やってみる事（経験）、やった先には結果が生まれ、共有した人達とは、絆（信頼）が生まれる。この素晴らしい現実を見て、感じたことを忘れないでほしい。人間の無限の力、創り上げる力をこれからも伝えていきたいと思います。
　最後に、この場をお借りして、悪天候の中、イベントにかかわって下さった皆様、ご来場者（５００名を越え）、にお礼を言いたいと思います。

　“あなたに逢えて本当に良かった”

　ありがとうございました。

Profile:宇田川 真由美（うだがわ　まゆみ）

宇田川 真由美さん

１９６８年　生まれ　　　
２００１年４月　株式会社　あおば設立
２００５年８月　有限会社　アール・エム設立
茨城県ホームヘルパー協議会副会長
茨城県福祉サービス振興会　理事
日本ヒーリングケア協会　　理事

あおばＨＰ： http://www.aoba-homehelp.com　　
Email： info@aoba-shk.jp