リレーでつなぐ"ハート"の話

このページは、リレー形式でそれぞれの人に“愛”をテーマに、恋愛や家族愛、人間愛、パートナーシップ、コミュニケーション、大切な人への想い…などを自由に語っていただくページです。それぞれの方に半月に１回、計３回ずつご執筆いただき、その方から次にご執筆いただける方を紹介していただく形をとっています。順々に人と人とのつながりの輪が広がっていきます。

2016.10.01（第124回）

♪今回の執筆者♪
かっぺさん（１回目）
（かっぺさんの詳しいプロフィールはページ下にあります。）

前回の執筆者アトベナツコさんからかっぺさんに対するメッセージ

かっぺちゃんとの出会いは、前職。
新卒で入社してきたかっぺちゃんは、新卒社員らしからぬ豪快なあっけらかんぶりで、
いつも周囲にさんさんと光が放たれているようでした。

お酒が好きで時々飲み過ぎ（笑）、飲み過ぎるともうわけわからんくなり、更に面白さが増します。
明るく楽しい酔っ払い、それがかっぺちゃん。

こうしたい！と思った夢に向かって、こつこつ努力して叶えてしまう努力家。
海外が好きでぴょーんと飛んで行ってしまう思い切りもあり、
資格取得に向けて２年（３年？）も勉強を続ける忍耐力もある。
夢に向かっているときのパワーが素晴らしい、それもかっぺちゃん。

かっぺちゃんを思い浮かべるとき、常に前向きなパワーを感じます。
たまに（多分…）困ったり、怒ったり、悲しんだりしているような（ような？）時もあるけど、そんな時ですらどこかしら前向き。

そして、どんな時も素晴らしくサービス精神旺盛。

どんな人になりたい？と言われたら、かっぺちゃんみたいな人になりたい！って言えてしまう、太陽みたく素敵な女性です。

ひとり旅と、自分を愛すること。

はじめまして。かっぺと申します。着地点も見えないまま……なのですが、自分を見つめる機会だと思い、大好きなアトベさんからバトンを受け取らせていただきました。どうぞよろしくお願いします。

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私が社会人になってよかったと思うことは、好きなことが増えたことだ。

音楽を聴くこと、映画を見ること、本を読むこと、お酒を飲むこと、きりがない。

（でも、残念なことに私になにかを突き詰める、という要素が欠けているため、なにをとってもそんなに深く……はない笑。）

さておき、そのなかでもひとり旅が大好きで、読みたい本を２冊くらいと、（読み切るわけではなく、その時によって読みたい本が違うので、選べるように持っていく）ヘッドフォンとが必須の持ち物で、他はできる限り荷物を減らすよう努める。面倒くさがりなので、大体のものはリュックに、使う頻度の高いものはトートバッグに入れて、そんな感じでぶらぶら出掛ける。

ゆる～～～い旅行が好きなので、行きたいところは１日１か所くらいしか事前に決めない。←これは重要ポイントで、したいことを詰めすぎてしまうと旅行なんて大っきらいになると思う。笑

泊まるところはゲストハウス。
だってビジネスホテルより安くて、ユニークでおもしろい！

ゲストハウスは２０００～３０００円で泊まれる宿で、他のお客さんと部屋をシェアするようなタイプだったりする。古民家や古いビルをリノベーションして作っているものが多いので、オーナーさんのこだわりがある、そこにしかない素敵な空間に出会えることが多い。それも大きな魅力だと思う。

バーが付いているようなところもあれば、リビングやキッチンはシェアだったりするので、その日、そこに泊まったひとと話す機会が自然と増えていく。それが私の旅行の命運を左右する。一緒にお酒を飲んで、その先何度も会う友達になったりもすれば、その場限りのこともあるけど、そんなことは関係ないのです。

ただ、その時を楽しむ、それだけ。
お互いの状況やら、なにやらなーんにも知らないもの同士だから、
「最近どう？」「あれ、どうなった？」っていう話はない。

今日回ったところでどこが良かったとか、今まで行った旅でどこがおすすめか、とかそんな話をしたり、もっと突っ込んだ話をしたりもする。

自分のペースで話をしたければ、話せばいいし、そんな気分じゃなかったらひとりで本を読んでいればいい。別に誰に合わせるでもなく、好きに時間を過ごす。

周りのなんとかなんかを全く抜きにして、自分が思うように、したいときにしたいことをする。ワガママをするために、旅行に行っているといってもいいくらい。そして毎回スッキリして帰ってくる。

それが私にとって、旅行の醍醐味。

ひとり旅を重ねるうちに、これって自分と向き合うことなんだと思うようになった。
なにがしたいの、どうしたいのって自分に素直になるってこと。

生きていると、「○○までにこれをしないといけない！」「○○だからなんとかすべき」とか、いつの間にやら自分の意思と違うところに持って行かれそうになることがある。

というよりそれまみれ。笑

それに、ひとが原因で、というのもあるけど、無用な先の心配ごとばっかりして自分を信じてあげられないことも多くなった気がする。（私も立派なおとなのようです。笑）

きちんと自分を分かっていないと、分かろうとしないと、
モヤモヤっとした正体不明の不安な気持ちに取り囲まれることだって多いし、
その辺はあんまりひとには見せたくない。笑。（あとべさん、よく見せてたらすみません。笑）

そんなときにひとりで出掛けて、新しいものを見て、自分の気持ちに素直に向き合うと、
普段の生活のいろんな問題も、意外に簡単なことだったんだなって思えたりする。

自分を愛するってそんなことなんじゃないかなぁと思う。

自分と向き合うこと、いろんな感情や根拠のない直観もまとめて信じてあげること。そしてそのまま行動すること。
なかなか責任が伴う社会人やら、「おとな」になってしまうと、ちょっと出来にくいこと。

私にとってひとり旅は気楽にてっとり早くそれを実践できる場。

でも、ほんとの現実、人生なかなか直観に従って自分を信じてゆくことは難しいなとも感じている今日この頃です。

続く。