リレーでつなぐ"ハート"の話

このページは、リレー形式でそれぞれの人に“愛”をテーマに、恋愛や家族愛、人間愛、パートナーシップ、コミュニケーション、大切な人への想い…などを自由に語っていただくページです。それぞれの方に半月に１回、計３回ずつご執筆いただき、その方から次にご執筆いただける方を紹介していただく形をとっています。順々に人と人とのつながりの輪が広がっていきます。

2017.03.01（第134回）

♪今回の執筆者♪
佐藤弥生子さん（２回目）
（佐藤弥生子さんの詳しいプロフィールはページ下にあります。）

誕生日

皆様こんにちは。佐藤弥生子です。
第２回のコラムを書かせていただきます。今回もお付き合いいただけますと光栄です。
さて、大変私ごとではございますが、このたび３０歳の誕生日を迎えました。よく言われることですが、自分がその年になるまではすごく遠い存在に感じていたのに、いざ自分がなってみるとそれまでと何にも変わらないものですね。
節目の誕生日を迎えるにあたり、ちょうど１０年前の２０歳の誕生日のことを思い返し、当時のＳＮＳを覗いてみました。

２０歳の私は大学生で、勉強とチアリーディングとアルバイトの毎日でした。毎日があっという間に過ぎ、時間がいくらあっても足りなくて、あれもこれもやりたいと様々なことに挑戦する毎日。まさか、１０年後の自分が同じことを思っているなんて夢にも思いませんでした。その頃からでしょうか、年が明けるたびに、年齢を重ねるたびに、去年の自分からは想像できないけれど今とても幸せだと毎年思っています。
この１０年間、学生から会社員になり、名古屋に住み京都に引っ越し、その後さらに大阪にと住まいを変え、職種を変え、チアリーディングの選手として現役を引退し指導者になり、国内も海外もたくさん旅行し、自由に行動できた１０年でした。
その間に様々な決断を迫られることがありました。いろんなことを考えて出した決断でも、後悔していることとしていないことがあることに次第に気付きました。
後悔していることは、自分の心で決めていないこと。後悔していないことは、その逆。これは自分に対する愛情の差なのではないかと思っています。自分自身は一生を共にする相手。その自分を愛するからこそ自分の心に従って決断をする。誰かのため、何かのためであっても、心で決めたならば後悔しない。周りに流されて決めたことは、後から考えると自分を大切にしていないのと同じこと。ワガママや無神経ではなく、冷静に自分の心を見つめ合うことが、後悔しない決断の秘訣だと思っています。
それに気付いてからは自然に心に従うようになり、そうすると何故か周りが変化していきました。そして、落ち込む回数が減っていきました。周りは変えられない、変えられるのは自分と未来だけだ、と呪文のように唱えていましたが全くその通りでした。チアリーディングのコーチがしたいと思ったら話が来るようになりました。仕事でうまくいかないことがあっても全力で取り組んでいるからすんなり認められるようになりました。
私の２０代はいろんな失敗をして、いろんな成功をして、それを通して自分が自分を愛せるようになった、そんな１０年でした。

３０代はどんな時間になるのか。１０年後も同じように自分を愛せる自分でいたいと思います。

お読みいただきありがとうございます。

佐藤弥生子

Profile:佐藤弥生子（さとう　やえこ）

佐藤弥生子さん

出身地：東京都
現住所：大阪府

職業：会社員とチアリーディングインストラクターの二足のわらじを履いています。
学生時代から始めたチアリーディングで、何か面白いことができないかと模索中です。
趣味は野球観戦と旅行。広島カープファンで、カープファン仲間と球場でビール片手にスクワット応援（カープの応援方法）をするのが楽しみ。
旅行は国内でも海外でも。最近はのんびりと暮らすように旅をする贅沢に気づき始めました。特技は時差ボケにならないこと。
座右の銘は「The earliest moment is when you think it's too late.」（＝もう遅いと思った時が一番早い時。）
後悔しない人生を楽しく生きていきたいと思っております。
連絡先： adissato@yahoo.co.jp