(写真撮影:泉浩樹)
「天律時代」の到来に向けて
このページは、(株)船井本社社長で「にんげんクラブ」を主催する船井勝仁によるコラムページです。船井勝仁は「これから“天律時代”が来る。そして一人ひとりが“うず”を作っていくことが大事になるだろう」という思いを持っています。それをベースにおいた日々の活動の様子や出会い、伝えたいことなどを語っていきます。
また、「船井幸雄の息子」ではなく、“船井勝仁”の独自性をさらに打ち出していくこともテーマに、これまで父に寄せてきた思いや、「二代目社長」としての方針も語っていきます。
こんにちは。船井勝仁です。地震で被害にあわれた皆様は、まだまだインフラの状況が整わない中で大変な思いをされながら、日々の生活を取り戻すために様々な工夫をされていることと存じます。また、東京で仕事をしていると色々な噂が流れてきます。経験した事のないような状態をどう乗り切るのか、自分にとってどれが必要な情報なのかをどう見極めるのかという点においても、前々回説明したゼロ・サイクルを回す方法は有効だと思います。
さて、前々回の原稿を編集長の藤原に渡したところ、以下のようなメールの返信をもらいました。
勝仁社長へ
お疲れさまです。
「「天律時代」の到来に向けて」の原稿をありがとうございました。
勝仁社長の言いたいこと、やりたいことがだいぶ解ってきました。
それにしても、説明のしかたに男性的なものを感じました・・^^;
(女性の観点だったら、一言ですむことかも・・・)
次回も楽しみにしています。
藤原かおり
まったくその通りで、何回もかけて説明したかったのは、簡単に言うとゼロ・サイクルをかけ続けて、現実に起こっていることを現実のままみることを繰り返しましょう、ということです。そうすれば、あるべき未来が自動的に出現してくるのです。
その時にポイントになるのが、ゼロになることです。常識や固定概念、自分独特の感情のクセなどが長年にわたって沁みついているので、これを持っていたままでは本当のリアリティを持つことがなかなかできません。だからまずこれらの凝り固まった物を手放すことが必要なのです。
ここで誤解しないようにしていただきたいことは、常識や固定概念や自分独自のパターンなどは前々回説明したアルゴ・ネットが優勢だった社会においては生きていく上で必要不可欠なものであり、私たちを困難から守ってくれたとても大事なものだったということです。ただし、コンピュータやインターネット等の発達、さらには人々や社会の意識の変容が進むにつれてライブ・ネット化が始まっているので、守って来てくれたことに感謝をしつつ手放していきましょうという提案が今回の心のデトックスという手法になるのです。
心のデトックスは、感情を開放して消去していくテレビゲームのように考えると分かりやすくなります。このゲームのコントローラーにはボタンが3つ付いています。まず、Aボタン。これはアクションボタンで、感情を表面的に出してしまうボタンです。怒りの感情の場合、怒りをあらわに表現している状態になり、このボタンを押してしまうとゲームオーバーです。
2つ目のボタンはBボタン、ベアーボタンです。これは我慢するボタンで、湧いてきた怒りの感情を無理やり抑え込み表面に現れないようにします。その代わりに心の奥底では歪んだ感情がどんどん溜まっていく状態になり、残念ながらBボタンを押してしまったらやっぱりゲームオーバーです。これは私見になりますが、どちらかと言うとBボタンで歪んだ感情を蓄積するよりは、いっそAボタンで思い切り感情を爆発させた方が少しはましなのだと思います。
そして、3つ目のボタンCボタンは、とても見えにくいところに付いています。これはクリアボタンで、このボタンを押すと感情をじっくりそのまま味わうことになります。ちょっとというか実はかなりつらい作業になりますが、味わうことで感情がきれいに解消していきます。このボタンを押せて感情を味わいきることができればこのゲームはクリアできるというわけです。
私は昨年の6月にこの手法に出会い、日々実践をしています。本当に驚くような変化が現れてきます。健康になり元気になる人もいるようですが、なんと資金繰りが不思議と上手くいくようになったという話まであります。私の場合は、周りの人がびっくりするぐらい明らかに変わってきました。例えば、35歳以上の大人の性格は変えられないと思っていたのですが、今は年に関係なく本質に気づくことができれば、全然違う人格になれると思っています。
仕方がないという言葉を言わなくなったと言われて自分でびっくりしたぐらいです。次回はもう一度U理論に戻って、論理的な視点からまとめに入りたいと思います。
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1964年 大阪生まれ。1988年 (株)船井総合研究所 入社。1998年 同社 常務取締役。同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。2008年 (株)船井本社 代表取締役社長就任。父・船井幸雄の「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築くことが本来の自分の役割だ」という思いに共鳴して、持ち株会社である同社の代表取締役社長として父をサポートすることを決意した。
著書には、『中堅・中小企業のためのIT化時代の「儲け」の決め手』(船井幸雄らとの共著 2003年 ビジネス社)、『天律の時代が来た! 生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『いま明かされるコトダマの奥義』(2011年1月 新日本文芸協会)などがある。
★船井本社の主宰するにんげんクラブ:http://www.ningenclub.jp/
★船井勝仁.COM:http://www.ilir.co.jp/funai_katsuhito/