(写真撮影:泉浩樹)
「天律時代」の到来に向けて
このページは、(株)船井本社社長で「にんげんクラブ」を主催する船井勝仁によるコラムページです。船井勝仁は「これから“天律時代”が来る。そして一人ひとりが“うず”を作っていくことが大事になるだろう」という思いを持っています。それをベースにおいた日々の活動の様子や出会い、伝えたいことなどを語っていきます。
また、「船井幸雄の息子」ではなく、“船井勝仁”の独自性をさらに打ち出していくこともテーマに、これまで父に寄せてきた思いや、「二代目社長」としての方針も語っていきます。
こんにちは。船井勝仁です。
いつものように、「出現する未来」の原稿を船井幸雄.comの藤原編集長に渡したら、世間の緊張感を考えると、少しは地震関連の記事にしてはどうですか、という意見をもらいました。個人的には、東京で暮らしている私たちの役割は平常時の生活をまず取り戻し、その上でそれぞれの会社や個人がいまできることを探していき、それを淡々と実行していくことだと思っていますので、後1回で終わる「出現する未来」シリーズをお送りしたかったのですが、改めて3月11日の震災後の「船井幸雄のいま知らせたいこと」を読み直して考えが変わりました。
地震の後もおかげさまで、各地で開催されている、にんげんクラブウエルカムパーティ等のセミナーに呼んでいただいてお話をさせていただく機会があります。
その時に一番感じるのは、3・11の前と後では世界が変わったことを参加しているほとんどの人が強く感じており、自分達が一体何ができるかを皆さんが真剣に考えているということです。被災者の方だけではなく、日本人ひとりひとりが今回の大惨事をどこか遠くで起こっている他人事ではなく、自分自身の生き方が問われている非常に大きな問題としてとらえているのです。
そんな皆様の強い思いを感じますので、講演させていただくときはついつい熱くなって本音のお話をさせていただくことが多くなりました。
その時にお伝えしていることは、「過去の常識は通用しなくなりました。現場で現実に起こっていることを直視して、それを常識や固定概念や既成概念、過去の前例にとらわれることなく、つらいですがきちんととらえなおすことが重要です。そして、それを他人事ではなく自分のこととして真剣に命がけで対処することなのです」ということです。
このコラムを読んでいただいている方なら、上記の話が「出現する未来」シリーズで私がお伝えしていることと同じ内容であることにお気づきいただいたと思います。もちろん、今回の大震災のことを予想していたわけではありませんが、過去の延長線上に未来のない非常時の生き方を論理的体系的に説いているのがU理論で語られていることなのです。
今回の大震災が起こっていてもいなくても、早晩、日本をはじめとする世界のほとんどが非常時に突入するか、すでに突入していることは皆さんもいまなら同意していただけるのではないでしょうか。被災者の方や、犠牲者の親族の方には大変申しわけない言い方になってしまいますが、今回の大震災でそれがより明らかになりました。
私たちは自分の五感をフルに働かせて、現場で起こっていることのリアリティを直視することで、その場その場で最適の判断を下す能力を求められるようになってきているのです。その判断ができる最大のポイントは命がけになって判断し行動することです。そして矛盾するようですが、リラックスすることです。肩に力が入っている時に冷静な判断はできません。イキイキ、ワクワクして楽しみながら行動しているのですが、その一瞬には命がけになっていることが難しいですが大切です。これがU理論でいうところの本質に入ること、本質にふれることにつながるのです。
冒頭に書きましたように、父の「いま知らせたいこと」を読んで、父のコラムが真剣でかつ命がけで書かれていることに気がつきました。でも、文章が荒れているわけではなく、いつもの船井節でリラックスして書かれています。だから私も父に見習って、今回は予定を変更して、U理論のことにふれながらも私なりに考えているいまの非常時の対処法としてお知らせさせていただきます。
★4月21日(木)に第2回 経営ワーク(RE)セミナーが開催されます。
詳細・お申込みはコチラから→
http://www.ningenclub.jp/blog01/archives/090fyow/
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1964年 大阪生まれ。1988年 (株)船井総合研究所 入社。1998年 同社 常務取締役。同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。2008年 (株)船井本社 代表取締役社長就任。父・船井幸雄の「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築くことが本来の自分の役割だ」という思いに共鳴して、持ち株会社である同社の代表取締役社長として父をサポートすることを決意した。
著書には、『中堅・中小企業のためのIT化時代の「儲け」の決め手』(船井幸雄らとの共著 2003年 ビジネス社)、『天律の時代が来た! 生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『いま明かされるコトダマの奥義』(2011年1月 新日本文芸協会)などがある。
★船井本社の主宰するにんげんクラブ:http://www.ningenclub.jp/
★船井勝仁.COM:http://www.ilir.co.jp/funai_katsuhito/