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船井幸雄注目の “本物”に携わる人たち

このページでは、舩井幸雄が注目していた、医療、経営、農業、未来予測、占星術などあらゆる分野で活躍する“本物”と言っていい方々を紹介します。それぞれの方に毎月1回、3回ずつコラムを書いていただき、順番にいろいろな方を紹介させていただきます。

2011.10.10(第10回)
★今回の執筆者★
池川クリニック院長 池川 明さん(1回目)
(池川さんの詳しいプロフィールはページ下にあります。)
赤ちゃんと会話しながらお産する

はじめに
 科学技術の発達・進歩は人間のあらゆる面に影響を与え、命をつなぐ現場である産婦人科の領域にも、科学でお産を扱うことが常識であると誰もが考えています。そのおかげもあり、年々周産期死亡(妊娠満22週以後の死産数と早期新生児死亡数の合計)の率は世界で最低となり、お産で赤ちゃんは死なないもの、という常識ができあがってしまいました。このことは、いい医療を提供しているという一つの指標であるので、日本の国民がいいお産ができている証拠でもあります。
 ところが、一度お産した人が「お産はもうこりごり」という人が後を絶ちません。いいお産をしているはずなのに、これはどうしたことでしょう。
 私が横浜市の金沢区という三浦半島の付け根にある地に開業したのが平成元年でした。まだバブルのはじける前で、金・物など目に見える物がすべての時代だったように思います。バブルが弾けた後のなかなか浮上しない経済状況下で、人生はお金や物が全てではないと気づいた人も増えてきたのではないかと思います。

お産は病気か?
 お産を無事出産するかどうかという視点から見ると、あらゆる異常を早めに発見して早く手を打つことが望ましいでしょう。そのためには妊婦さんはすべて病気の予備軍で、種々の検査を出産まで継続してモニターするという事が当たり前に行われています。すでに産婦人科の学会からガイドラインが出され、それに従って対応するような現場になってきています。一方、『子宮の記憶はよみがえる』(ロイ・リッジウェイ著 めるくまーる1993)では、医師が出産の予測をした実験について触れられています。医師は直感的に、出産する人の経過がどうなるのか予見していて、その予見がどの程度的中するのかを調べた研究です。その結果、医学的に問題が無いと予見された人でも、心理学的理由から危険があると判断された人の多くは医療介入が必要でした。すなわち、出産には心理的・情緒的要因はその結果に重要な影響をあたえることが書かれています。心理的な要素は出産には重要な因子であるのに、現在日本で使われているガイドラインにはこのような要素は加味されていません。

 一方、育児をよりよくするという立場から、妊娠中の母親の環境、特にストレスがその後の育児に大きく影響する、という視点から見れば、出産時異常をいち早く発見する胎児心音モニター機器の装着は、母親にストレスを引き起こし、結果としてよりよい育児を妨げる可能性がある、という見方もできるでしょう。
 どちらが正しい、間違っているということではなく、それぞれに利点も短所もあるわけですから、それぞれの利点と欠点を補完しあう新しい発想が必要なのではないかと思います。お母さんの体のリスクに応じて、しかし心の部分にも配慮しつつ、産婦さんに「寄り添いながら」見守る、というような出産のパラダイムを、医療者だけではなくお産する側の市民も求めていけば、必ずそのような時代が来るであろうと思うのです。

お産と育児との関係
 お産と育児の関係に注目した人に、ソニーの創設者である井深大氏がおられます。幼児開発協会を立ち上げ、その研究成果は今も講師の人たちに引き継がれていますが、当時としては先進的な試みをなさっておられました。井深氏のベストセラーには『幼稚園では遅すぎる』(サンマーク出版)という本がありますが、晩年「『幼稚園では遅すぎる』では遅すぎる」と、胎内からの子育てに大いに注目しておられたようです。
 井深氏は、最初は天才児を作るのが目的であったそうなのですが、晩年は母親の胎内期からの胎児の置かれた環境がよければ天才児はいくらでもできる、と主張されておられたように伺っております。まさに、そのことを科学的情報として世の中に提示したのが、カナダの精神科医であるトマス・バーニー博士です。1981年に『胎児は見ている』(ノン・ポシェット)を出版し、日本では1987年に翻訳されて出版されています。当時の本を読んで胎児期を過ごした人達が、今出産年齢を迎えています。当院でもそうして新しい胎教を実践されていた女性が出産なさいましたが、きわめて安産といえるような状態で出産し、その後の育児もとても順調でした。もちろん、同じような出産育児をする方は大勢おられますが、そのために払う意図的な努力の度合いが、それほど意識や努力をしなくても自然にいい経過を辿るのであれば、母子ともに負担が少ない出産育児であると言えると思います。今、そのような出産育児が減ってきているのが問題なのだろうと思います。

 妊娠・出産・育児をそれぞればらばらに考えるのではなく、一連のものと考えて意図的に関わる、という必要性があるのではないでしょうか。妊娠・出産のトラブルは母親のストレスの緩和が重要であると考えています。ストレスは活性酸素を生み出します。活性酸素は遺伝子を傷つけるだけでなく、体の様々な病気を引き起こす可能性があります。妊娠・出産のトラブルは活性酸素が多くなるようなストレスに原因があると考えると、その解決方法も見えてくるのではないでしょうか。その解決法の一つに「胎内記憶(胎内にいたときのことを覚えている)」が有効です。

Profile:池川 明(いけがわ あきら)

池川クリニック院長
池川 明さん
1954年東京都生まれ。
帝京大学医学部大学院卒。医学博士。
上尾中央総合病院産婦人科部長を経て、1989年横浜市に産婦人科の池川クリニックを開設。年間約100件の出産を扱い現在に至る。2001年9月、全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で『胎内記憶』について発表し、それが新聞で紹介され話題となる。現在、お産を通して、豊かな人生を送ることができるようになることを目指している。著書は『胎内記憶』(角川SSC新書)、『ママのおなかをえらんできたよ。』(リヨン社)、『子どもは親を選んで生まれてくる』(日本教文社)など多数。
★池川クリニックHP: http://www1.seaple.icc.ne.jp/aikegawa/index.html
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