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船井幸雄注目の “本物”に携わる人たち

このページでは、舩井幸雄が注目していた、医療、経営、農業、未来予測、占星術などあらゆる分野で活躍する“本物”と言っていい方々を紹介します。それぞれの方に毎月1回、3回ずつコラムを書いていただき、順番にいろいろな方を紹介させていただきます。

2017.05.10(第77回)
★今回の執筆者★
アイ・ケイ・ケイ株式会社 代表取締役
伊藤 好則さん(2回目)
(伊藤さんの詳しいプロフィールはページ下にあります。)
働く、と、はたらく

 私は、働くこと、働けることを感謝しています。
 「働ける」幸せ、それと「はたらく」ことも大切です。

命を守る「ほんものの」建物は、地震に強い構造、それに、安全な空気の建物です。
住まいをはじめ、保育園、幼稚園、学校、福祉施設、オフィスなど建物を利用する人たち、そこに働く人たちの「命」を守る建物が、「ほんものの」建物です。


 誰も、予想も、想像もしていなかった熊本地震が起きて1年になります。発生してから3か月後に現地に伺い、目にしたこと、感じたことを『木造都市の夜明け』(三五館)に記しました。が、五感で感じたこと、到底、文章で表現できるものではありませんでした。

●まったく無傷、奇跡の「あじさい保育園」
 中でも、益城町の「あじさい保育園」では、驚きと感動の出会いがありました。
“(株)シェルターからいただいた資料によると、まったく被害がなかったとあり、これまで見てきた状況からは信じられないものでした。周辺の大きな被害を受けた建物と同じ軟弱な地盤に建っているのですから。園の敷地の中で立ち話をされている方に挨拶をして名刺交換をすると、その方は前田春重理事長でした。来訪の用件を告げること数秒、「事務所へどうぞ」と案内され、椅子に座るなり発した前田氏のひと言に驚きました。
 「板橋区は一族が前から住んでいるところです。大野というんです」。耳を疑う一言でした。
 「愛工房」を設置し、生産工場として使用している高島平の建物の大家さんが大野さんだからです。2011年の11月に前に借りていた建物の大家さんから突然出て行くように言われて探し求め、翌年の初めから借りた建物です。なんだか身震いをしました。
 園の建物の内外観における破損、被害はまったくない。空調機の室外機はもとより、空調機外部の配管も外れたものや、ずれたものがないのには驚きました。周辺の惨状からはまったく想像できない光景でした。
 なにより一番よかったのは、園の子どもたちの笑顔でした。子どもたちから声をかけてくれます。子どもたちからハイタッチもしてくれました。子どもたちから幸せをいただきました。前田氏の話しの中で、お母さん方から「この園に子どもがいる間は安心」と言われて預けるそうです。こんな園が全国に何か所あるでしょうか。
 周辺と同じ軟弱な地盤に、震度7が2回、6強が2回、6弱が3回、それでもなんともなかった、という「あじさい保育園」の真実と情報が伝えられていません。
 熊本市内に住む妹や姪たち、友人たち、もっと近いところでは16日に南阿蘇を案内していただく。南阿蘇村に住み熊本市内に事務所のある九州中央経理の山本友晴社長、もっともっと近いところで、今日案内してくださっている西原村の建築会社代表の藤本誠一氏――。
 みんな私からの情報で「あじさい保育園」のことを知ったのです。
 驚いたことに、震災後、テレビ局も園への取材は何度か来ているとのこと。それなのに理事長が建物のことを話そうとすると、今日はそのことで来たのではないと告げられたと言います。いびつな情報伝達といえましょう。
 震災の惨状を知らせることは絶対に必要でしょう。ただ、大震災にも耐えたこのような情報も今後のためには必要です。たとえ取り上げる相手が広告を出す可能性がなくとも真実は伝えていかないと、マスコミは公共の役目を果たしているとはいえなくなります。インターネット時代の今日、あらゆる情報が広がることになります。テレビや新聞が自己都合を優先する調整された情報に甘んじていれば、近い将来必ず国民にソッポを向かれる日が来るはずです。”
 
 先日、前田理事長に電話をしました、元気なお声が聞けました。地域の会合の場では軟弱な地盤でも、まったく無傷だった「あじさい保育園」のこと。地盤改良した上にKES構法で建てた建物の良さを皆に知らせているそうです。
 まわりの建物が解体され撤去されている今を見れば、前よりも驚くことでしょう、と。
 最近、埼玉県の保育園関係者も複数の方が見学に来られたこと。みんなのお役に立てばと、見学を歓迎しますとのことでした。実績に勝る説得力はありません。

 今より22年前に起きた阪神淡路大震災。震源地の周辺にはKES構法で建てた木造3階建ては73棟、そのうち、72棟は全くの無傷で1棟だけが類焼によって焼失したが、燃え尽きるまでの時間に6時間かかり、その間に家財道具を運び出し、使用していた建材なども取り外し、半年後には取り外した建材も再使用して、焼失前と同様の住宅に建て替えることができ、施主に喜ばれたそうです。その頃、この情報は一般に知られていません。

◆第2章 人・住まいと命
「命に良い素材を施主が選ぶ時代に」

 建物は命を守る器です。経済や効率優先で建てる建物では一番大切な命を守れません。
 私は、人の命、地球の命、木の命の大切さを当たり前のように訴え続けていきます。
 建物は基礎や構造体が頑丈でも、そこに住む人の命が守られなければ本末転倒です。
 住まいは、住む人の命を守ってこそ住まいです。これが基本です。
 赤ちゃんは超能力者です。命の危機を感じたら泣きます。
 赤ちゃんが認めてくれる家は、安全な空気の家です。
 ホコリを引き寄せる素材を使わない建物が「本物の、健康住宅」です。
 生きた素材が呼吸し、生き合う建物が、「本物の、健康住宅」です。
 安全な空気のある家、「呼吸住宅」が、「本物の、高級住宅」です。
 住む人が安心して命を預けることのできる建物が、「本物の、住まい」です。
 住まいに使われる建材は、「命に良いものか、命に悪いものか」で選ぶべきです。
 住まいの中で、一番長い時間を過ごすのは、「寝室」です。
 住まいの中で、一番大切な寝室は、「命を回復する」部屋です。
 住まいの中で、一番大切なものは、「安全な空気」です。

●「愛工房」乾燥の杉を活かしたリフォームと内装工事
「樹と人に無駄な年輪はなかった」

―1.「愛工房」乾燥杉で内装した神楽坂の蕎麦会席「かくれや遊」

“ 松田光正さんご夫婦はちょっとした縁から知り合い、愛工房の杉浴に通うようになった常連さんです。お二人は「これがおしどり夫婦というものか」と思うほど仲睦まじく、まるで夫婦漫才を聞いているかのような丁々発止の会話は、杉浴の名物になっています。
 すっかり杉のファンになった松田さんの奥さまが、ある日、こう話しかけてきました。
 「このたび主人が定年退職しまして……(まったく見かけではわかりませんが、松田さんの前職は刑事です)。それで自宅をリフォームして、蕎麦屋を始めたいと思っているんです」
「すばらしい話じゃないですか、おめでとうございます」
「それで店内を全部、愛工房で乾燥した杉で内装してほしいんです」
 なんともうれしい申し出でした。愛工房をきっかけに杉のことを好きになって、今度は消費者として杉を大事にしてくれるのですから。リフォームの件でこれまで以上に深く付き合うにつれ、ご夫婦の杉ファンぶりは本物だと驚かされました。

 リフォームの打ち合わせに入る頃、奥様が階段から落ちて腕を骨折してしまいました。
 その数日後、固めていたギブスを壊し、代わりに杉板で腕を固定。その格好で乾燥室に入ってきたのです。ご主人はご主人で、乾燥室の中で杉材を眺めたり触ったりして、実にうれしそうにしています。結局、階段も杉でつくり替えることになりました。
 そうして神楽坂の一画に、民家の一階を蕎麦料亭に改装した「かくれや遊」はオープンしました。私も何度か足を運びました。玄関を入ると杉の香りが漂います。それもそのはずで、床、壁、トイレまでが杉なのです。
 客室の天井に使っているのは白太(しらた)です。今までだと、杉の白太は施工中に素手で触ると手の跡がつくから、素手で触ってはだめだと言われます。きっと高温乾燥された杉は樹脂分を全部吐き出しているから人の手からの脂を欲しがって、触れたところに跡が残ったのでしょう。しかし、ここでの仕事をする際はみんな素手で扱っていました。愛工房で乾燥した白太に、そんな心配はありませんでした。

 特に存在感を放っているのが、トイレです。扉、壁、床すべて黒杉で、船瀬俊介氏は、「奥深い香りに、荘厳な静けさが満ちている。こういう空間で考えごとをしたら、すばらしいアイデアが浮かびそうだ」と羨ましがっていました。実際、ご夫婦のお嬢さんがこの空間をすっかり気に入ってしまい、リフォームが完成した当日、一時間以上も入って出てこなかったそうです。また杉の呼吸によって快適な空気になるのか、クーラーはほとんど使用していないそうです。
 現在、一日に昼と夜に各一組しか受け付けない完全予約制で、かなりお忙しい様子。杉ファンぶりは相変わらずで、杉の床を毎日愛情こめて磨いていると聞きました。
これだけ愛されて、杉もきっと喜んでいることでしょう。”

●お店の看板、かくれや遊、船瀬俊介氏の書です。可愛いチョキの自画像も。
 乳癌の手術を拒んで食事療法、岩盤浴などあらゆる努力をされているという年配の方が「杉浴」に望みを託して来訪、夫婦で来ることを条件に受け入れました。当初は聞き取れなかったか細い声が、「杉浴」で松田さん夫婦の漫才につられて笑い声が聞こえるようになり、頻繁に通って来るうちに大きな声での会話と笑い声が出るように。ある日、医師発行の癌が完全に無いことを証明された文書を持ってきて嬉しそうに見せてくれました。

―2.脳梗塞の回復に、杉の生命力を見た
“リフォーム工事で、生きている杉の凄さを身をもって感じた出来事です。2011年秋で88歳になった私の義母は、2010年の春に脳梗塞を発病して以来、寝たきりの病院生活を送っていました。見舞いに行くたびに衰えていく姿を目にして、杉の部屋を作ろう、杉の力を知ってもらう良い機会だと思いました。仕事を持っている私たち夫婦がどこまで対応できるか不安もありましたが、思い切って妻に自宅介護を提案、面倒を見ることにしました。
 そのために、二、三階を住まいとしている建物の一階事務所約60uの半分のスペースを、床、壁、天井すべてに「愛工房」で乾燥した杉を使って、リフォームしました。妻は睡眠時間を削って毎日健闘しました。
 自宅介護を始めて四か月になる頃には、義母の体調は義弟が車椅子で外出に連れ出すまでに回復。本人も歩行練習を始めて、週に一回のデイケアサービスへ行くことを楽しみにするようになりました。最近は週二回となって、日に日に生きていく楽しみが増してきたように見えました。
 かって、咳と痰が出て苦しんでいた義母も、杉でつくった板「あったか杉」を胸に当てるようにして以降、これも杉の効能の影響でしょうか、咳も痰も出なくなったようです。
 ベッドで座ることや車椅子に座ることもできなかったのが、つかまって立てるようになり、最初の一歩が出るのには大変でしたが、一年を過ぎたころには家の前の私道30mほどを手押し車の力を借りて歩けるようになりました。
 7か月の入院生活では考えられないような義母の回復ぶりに、特別な治療をしていない医者が一番驚いています。杉の人に与える生命力に感謝します。”

●七田チャイルドアカデミー池袋教室
 矢山利彦先生の気功の直弟子、内藤誠一さんが主宰する気功教室の生徒さんを連れて「杉浴」に参加されてから8年ほどになります。横浜にある自宅の8畳間二部屋を、尾鷲「香素杉」の床に改装して「健康スタジオ横浜」としで気功教室を開催されていますが、当社の木造ビルが完成してからは、ビルの4階で毎月気功教室を開いています。
 気功教室のメンバーの中に、幼児教育の「七田チャイルドアカデミー大塚教室」代表の市原美歌さんがいます。市原さんは当社の商品に興味を持たれ、小さな生徒さんたちに杉やイグサの製品を多数購入されていました。
 市原さんは、ここの杉を使った教室ができたら、子供たちのためにどんなに良いだろうと、日ごろから言っていましたが、念願が叶う時が訪れました。
 その頃のことを2015年秋に収録した記録、「木造都市の夜明け」
“呼吸する木で教室の子どもたちが健やかに育つ”

“今から5年ほど前のこと。新たに池袋校を開設することになり、テナントは決まったものの、教室をどんな雰囲気にしようかといろいろ悩んでいました。そんなときに伊藤さんから「幼児教室は子どもたちが主役だから、その子どもたちにとって気持ちのいい空間を作ることが一番大切なんじゃないかな。それだったら力を貸すよ」と声をかけていただき、「愛工房」の杉を使った教室を作ることになりました。
 まず設計段階で驚いたのは、テナントですから木を使うといっても、せいぜい壁面の腰板ぐらいかと思っていたら、なんと床を全面的に杉板にするという案でした。フローリングは小さい子には痛いのではないかと思っていたのですが、取り越し苦労というか、かえって木がいかに子どもたちに良い影響を与えるか実感することになりました。
 杉はやわらかくて、滑りにくいため、子どもたちが転ばないんです。たとえ転んでもあまり痛くないようですし、ほとんどケガをしない。これにはびっくりしました。
 そしてもうひとつは、杉にはリラックス効果があること。何より子どもたちの気持ちが落ち着いて、のびのびとしています。夏場じゃなくても靴下を脱いで、裸足でペタペタと走り回る姿は、本当にかわいいです。しかもほこりも立ちません。
 教室がオープンして4年が経ちますが、いまだに「木の香りがする」「心地よい」「空気がきれい」などと言われます。さらに壁紙には、い草和紙を使うなど、床、壁すべてに呼吸する素材が使われている。こんなに贅沢な空間は、ほかにはあまりないと思います。
 伊藤さん、石原さんのお蔭で理想的な木の教室を作ることができたこと、また手間ひまを惜しまず、地道に子どもたちやスタッフを育ててきたことが実を結び2015年の春には生徒数が100名をこえるほどにまでなりました。この春には、同じビルの別フロアーにまた新たな「愛工房」材を使った木の香りの教室を開設。今まで以上に本物の教育を目指していきたいと思っています。”

「伊藤好則」の後日談
“当初、市原さんが心配していたのが、床材に杉板を使うと床が傷つくことでした。
 私が、人のために床があるの? 床のために人がいるの? 床が傷つくのと、子どもが傷つくのとどちらがいいの? と言いますと、即座に理解してくれました。ただし、杉の床に使用する板材は樹齢80年以上の、しかも黒か赤の芯材のみとしています。
 杉が良いと知ると商売優先で、杉なら何でも使おうとする。間違った使い方をして迷惑を掛けます。すると、「杉はダメだ」となります。杉がダメなのではなく、適材適所に使わない人、経済優先の人がダメなのです。
 池袋教室は、受付のカウンター、ベンチ、かわいい椅子、お箸の使い始め用にと3つのサイズの可愛いお箸、すべての杉が呼吸しています。
 生徒さんが増えて、6階だけでは足りなくなったころ、2階が空くことに。何というタイミング。2016年4月、自然素材で内装を終えた2階の教室が完成。120名となった生徒さんを迎えました。ところが、11月には180名となり、来春には200名を予定されているそうです。今後の対策はどうなるのでしょうか。楽しみです。
 全国の幼児教育の部屋が杉の呼吸する教室になれば、そこを使う子どもたちが助かります。そこで働く先生方の健康にも良いし、お母さん方も「空気」の重要さに気付くでしょう。床材に無垢材を使った場合と新建材を使った場合の最大の違いはホコリです。ホコリは静電気で吸い寄せられます。そのホコリを吸うことになる最大の被害者は、床に近いところで呼吸をする赤ちゃんや幼い子どもたち、それに、部屋で飼っている犬や猫たちです。ビニールクロスの壁や天井、新建材の床はホコリを集めます。
 どんな空気の部屋で暮らすか、部屋にするか。どんな空気の職場で働くか、職場環境にするか。病気にもなり、寿命も違ってきます。選ぶのは、あなたです。”

●い〜椅子、い〜営業
 当社2階の展示場にある椅子、い〜椅子と名付けていますが、よく働いてくれます。

―1.先日、大阪から車で見えた若いご夫婦、い〜椅子に腰をかけるなり、価格もよく見ずに、4脚ください、と。そのあと、ダイニングテーブルも求められました。生産待ちのベッドも2台予約されました。椅子4脚はその日に持ち帰られ、テーブルは後日送ることに。
 翌日奥さまから、同乗していた、ペットのワンチャンのクシャミが止まり、鼻水が収まったと嬉しそうな声。椅子と一緒に持ち帰った、い草の効果もあったのでしょう。
 椅子、テーブル、ベッドの製品には、釘は1本も使っていません。
 10年後には、「愛工房」材で新築をお願いします。と、嬉しい電話の声でした。

―2.小学校入学を前にした小柄な男の子が母親と一緒に来所、あいにく机はありませんでした。ところが、い〜椅子に腰をかけた男の子、何が気に入ったのか椅子の背もたれの隙間に後ろ向きに両腕を入れて、小さな体で必死に持ち上げようとするが無理、持ち上げたとしても電車で八王子迄は、お母さんの「送っていただけますか」の声で、担ぐのを止めた男の子。後日、椅子が届いたとの電話でその子のことを知りました。心臓病の手術を生まれて直ぐと翌年に、これまで生きていること、1年生になる日を迎えられることが有りがたいのですと。その後、机を求めて親子で方々を見て周るが、一切受け付けない。それで、伊藤さんの所で作ってもらおうかと言うと飛び上がって喜んだので是非お願いしたいと言われて、机3台を作りました。その中から選んでもらい送りました。届いた机の前で、い〜椅子に腰をかけ、椅子の背もたれにランドセルを掛け、得意満面の写真が届きました。写真の裏には「いとうさんありがとう」「ゆうき」と懸命に書いた文字。この子の名前は「ゆうき」君。この机の名前を「ゆうきの机」と名付けました。これからも生きる勇気を大切に。進む勇気も大切、退く勇気も大切、我慢する、ゆうき、を大切に。
 「ゆうき」君、この春、4年生になりました。命を体で感じる子です。

―3.2015年3月15日(日)、英語寺子屋ACADEMY 苦楽園教室が開校しました。
 2014年12月はじめに電話をいただいたのが始まりでした。その日届いたメールです。
「先程ははとても貴重なお話の数々をありがとうございました。神戸の澤口恵子です。
 ベッドのことについてちょっとお聞きしたいな、と思ってお電話致しましたのに多くの実り溢れるお話を聞かせて頂き心より感謝申し上げます。
 ひとつひとつが全くその通りで納得するとともに、時々涙が滲み出てきました。
 私は15年間アメリカにいて、ニューヨークの教師時代に現地校でアメリカ人に日本の素晴らしさを伝え続けて来ました。父の具合が悪くなり3年前に帰国致しまして、状況を見ながらちょこちょこ教えたりしておりますが、ここにきて本格的に神戸で「英語寺子屋教室」を開きたいと思う様になりました。
 ただ英語を教えるのではなく、日本の素晴らしさ、偉大さ等を理解しながらその上で英語を取り入れて身に付けて行く、昔の寺子屋の様な教育をしていきたいと思っております。
 国際化と騒がれていますが、国際化とは国内化から始まるものだと強く思っています。 自分の国のことや、真の歴史を知らずして外国の人達とお付き合いしてもぶれてしまうと思います。という私も何も知らず、勉強の毎日です。
 考えたこともなかったことを考え始めると色々と繋がってきて分かるようになってきます。今日伊藤様に教わった事は私の中で繋がり始めています。それを自分の所で止めてしまうのではなく、教育の場を通して生徒に繋げて行きたいと思っております。
 伊藤様は「やれることをやる」事が大事だとおっしゃいましたが、それを私は「世の為、人の為に」を付け足して生徒たちに伝えます。
 今日はおかげ様でとても良い日になりました。ありがとうございます。」

 メールの主、澤口さんが2週間後に来所されました。展示しているい〜椅子に腰をかけて直ぐに、この椅子6脚下さい、と。それに、寺子屋に似合う机、6台の注文。 そのうえ、教室が出来上がってから使う予定の各種商品を予約されて帰られました。
 内装業者について相談を受け、ちょっと離れているが、旧知の大阪、茨木の建築会社、(株)kaiぷらんにんぐの開原社長を紹介しました。順調に進み、3月の開校となりました。
 開校された際に送られてきた写真、それに添えられた一節は、“愛工房の木の素晴らしさ、快適さに皆様とても癒された御様子でした。これからも愛工房「関西支部」(?)として皆様に喜んで頂ける教室を目指して参ります。”と。
 愛工房製品の展示場とも思える英語寺子屋教室は、ホームページでもうかがえます。
 大阪の糸岡弘幸税理士事務所さんでは、事務所の隣室を全て愛工房材で内装した健康サロンを開設しています。ご神木の板をはじめ愛工房製品も展示しています。糸岡弘幸税理士事務所と英語寺子屋の共催で、苦楽園の近くで、私の講演会を開催して頂きました。

●本物の「高級住宅」は「呼吸住宅」
―1.埼玉県さいたま市浦和区の「呼吸住宅」第1号と「治療院」

 建物に使用する木材は全て「愛工房」乾燥木材。壁紙、障子紙は「い草」和紙。畳表は除草剤、農薬不使用のい草。畳床も無農薬の藁床を使用。私たちが提唱する、建材の全ての素材が呼吸する「呼吸住宅」第1号が2010年12月に完成しました。
 翌春小学4年生になる兄と入学する弟の兄弟、引っ越しの当日は風邪をひいていたのが、引っ越した翌日には治っていたと両親は驚いていました。この家庭ではかぜ薬は使わないそうです。それどころか、この新築の建物には、空調機の設置はありません。30畳ほどのリビングには8畳用のガスストーブ1台があるだけです。
 引っ越した翌年に起きた東日本大震災の折は、電気は止まったが、ガスストーブの明かりと暖かさで、体も心も温まったと述懐されていました。
 ご夫婦が来所された当初の目的は、新築予定中の建物に床や壁の仕上げとして、船瀬俊介著の「奇跡の杉」で知った「愛工房」で乾燥した杉板を使いたいということでした。
 持参された設計図を見て、心配になり業者に幾つかの質問をするように提案しました。しかし、それに対しての返答がなかったので、私どもに施工の相談をされました。

●“毎日が森林浴のようストレス消えた”
「呼吸住宅」第1号誕生の経緯。冊子のインタビュー

“「夫婦で伊藤社長に会いに行き、誠実な人間性に惚れ込みました」とご主人。奥さまも「実際に愛工房を体験させてもらったんですが、人間が入っても心地いい温度。それなのに木が乾燥することに驚きました。それ以上にびっくりしたのは、今まで見てきた木は死んでいたんだ!ということです。直感的に、この木に囲まれて暮らしたいと思いました」と、当時の様子を振り返る。「実はそのときすでに別の工務店と設計の契約をしていたが、キャンセルし、床、壁、天井はもちろんのこと、キッチン、押入れ、ベッドに至るまで、オール愛工房木材の家を建てることを決断しました」。それから3年、生きた木材の中で暮らす生活で得たものは計り知れない。
 「まず、家族みんなが元気になりました。私は昔からの便秘が解消(笑)。日々、森林浴をしているようで気分も爽やかですし、いい空気がストレスをなくし、いい体の循環を生みだしたのかなと思います」と奥さま。「僕が一番変化を感じたのは睡眠。努力をしなくても、いとも簡単に深い眠りに入っていける。目覚めもすっきりで、朝からフル回転で活動できます」とご主人も満足げ。

 さらにうれしい変化が2つ。「一つは電気代が以前に比べて3分の2以下になったこと。もう一つは、子どもたちの成績がグッと伸びたこと」。「うちはもともと勉強より遊び優先の家庭ですが、ここに越してから、子どもたちの集中力が上がり、自分から勉強するようになったんです。これはうれしい誤算ですね(笑)」。「この家が一番安心できて、一番好きな場所」と言う奥さまの言葉が印象的だった”と。これが「ほんものの」住まいです。

 この熊田邸の見学会には希望者が多く、ご一家の皆さんの対応も自然体で素晴らしく、ここから何軒もの「呼吸住宅」が生まれました。
 熊田さん一家はよく愛工房へ来られ「杉浴」にも参加されました。兄弟にとっては愛工房にある物は全てが遊びの道具になっていました。兄弟で良く遊びました。弟が泣くことでゲーム終了になることもあって、とにかく可愛かった、2人を抱きしめることも度々、楽しませてもらいました。この兄弟、この春、弟は中学へ、長男は、埼玉県立浦和高校の1年生になりました。
 新築した自宅から少し離れた場所にあるマンション1階のテナントで治療院をされていたご主人、仕事を終えて自宅に帰ると、二つの部屋の、居心地のギャップに驚いていたそうです。その頃、伊藤社長の年まで働けば診療所を建てられると話していました。彼は40歳、私は70歳、当時、私と同じ年齢のお父様がお亡くなりになったことを聞きました。
 建物を建てるための土地探し、探すとなかなかないもので、ところが、直ぐ近くに売地が出たことを奥さまが聞きつけてきました。売買の交渉には不動産関係の知人を紹介し、希望に沿ったかたちで、旨くまとまりました。

●住宅建設から3年後に建てた、「元町整骨院」。冊子のインタビュー
“木に守られ心が整う五感に響く心地よさ”

“「生きている木に守られ、安心感に包まれた自宅の心地よさ、そして、すがすがしい空気をクリニックの患者さんにも味わって欲しかった」と、自宅近くに「元町整骨院」を建てた熊田さん。ここもオール愛工房材だ。「オープン前に受付スタッフの研修をしたんですが、電磁波過敏症だったスタッフの1人が、それまで外出すると頭が痛くなったり、精神的にイライラしたりという症状が出ていたのが、『研修したその日から熟睡できた。すごく体調がよくなった』と言って喜んでいたんです。これはすごい!と思いました」。  「患者さんも一様に、ここは本当に気持ちいい」「ここにくるだけで癒される」と、その居心地のよさを口にする。熊田さん自身も、軽い花粉症が改善し、マンションのテナントから、ここに移って以来、疲れにくくなったという。
 「仕事をしていて一番感じるのは、室内の温度ムラがないことです。以前の仕事場では、膝から下の空気がとても冷たくて、体の熱が下からどんどん奪われていく感覚がありました。ところが、ここは空間に熱の偏りがなく、部屋のどこにいても同じ暖かさを感じられる。その結果、疲れにくく、以前より集中しやすくなったんです。心が整い、今まで以上に患者さんの傷みに向き合えるようになった。それが治療にもいい影響を与えていると感じています」
 また、「患者さんの治りが少し早いとも感じている」そうで、「いい空気が総合的に健康を押し上げ、痛い部分も付随して良くなるイメージを持っている」という。「今後、いい空気を吸いたいと積極的に意識する人が自宅に愛工房材を取り入れるようになれば、それだけ元気になる人が増えるのではないでしょうか。微力ながらそのお手伝いができれば」と語る。熊田さんのクリニックが、人と愛工房との縁を結ぶ情報発信基地になりそうだ。”
 「元町整骨院」にはクーラーを設置しているが、使用するのは年間で10数日とのこと。

―2.東京都北区赤羽「呼吸住宅」第2号 「木造都市の夜明け」
“中古住宅が新築同様!? 常識を打ち破る「呼吸住宅」の価値”

“建物に使用するすべての木材を「愛工房」で乾燥した木材で家を建てた井口真人さん、知美さんご夫婦。跡取り娘の知美さんの実家に引っ越すことが決まり、家を売却することになったお2人。建物に使用した木材をすべて「愛工房」で乾燥して建てた住宅の売却は初めてですが、その価値が実証され、不動産業界の常識を覆すほどの事例となりました。

大雨が証明してくれた「愛工房」杉の優位性

真人・
どこにどんな家を建てようか、いろいろと調べていたのです。そんな折、会社の同僚から「建築の常識を覆す本がある」と言って勧められたのが『奇跡の杉』でした。本を読んで伊藤さんのことや「愛工房」についてもっと知りたいと思って伺ったのです。
事務所に入ると木のいい香りがして皆がすごくリラックスしていたのを憶えています。床板や壁板がすべて杉と聞いてびっくりしました。ですが、もっと驚いたのは、その空気の清らかさでした。「愛工房」にも入れていただき、木の良さを体感するうちに、家を建てるなら木の家にしたいと気持ちが固まり、土地探しをすぐに始めました。
伊藤・あるとき旦那さんが一人で見えたことがあったのですね。真剣な顔をされて、「予算はこれだけなんです。これで建ててください。お願いします」って、頭をさげてね。なんて潔い人なのだと思いました。
真人・とにかく土地がすごく高かったんです。
伊藤・それで、まだ設計図もない、これから部屋のこと等を考えると聞いて、そこまで頼られたら「できない」って言えなくなっちゃってね。うちには石原というエキスパートがいるから、すぐに相談して、予算内でなんとか建てられるようにと考えたんです。
知美・伊藤さんや石原さんのお蔭で、無事に施工が始まり、これでようやく自分たちの家が建てられるとワクワクしました。忘れられないのが上棟式の日のことです。
石原・あの日は大雨が降ったんですね。構造も木だからご家族の方たちが心配されていましたね。でも雨が杉の柱に当たっても、木に浸みることなく水滴になってころころ流れていくのを見て、和美さんのお父さん「あっ、普通の杉じゃないんだ」びっくりされた。
伊藤・一般的に高温乾燥の場合は、木が持っている油脂分破壊してしまうので、水をはじくことができず、濡れたらアウトです。だからご家族の心配は間違っていません。ところが大雨が降ったことで、この家の杉は生きているということが証明されました。
知美・建設関係の親戚がいるのですが、構造体に杉を使うことに対して、かなり疑問と批判があったと思います。たぶん、父には衝撃的だったと思います。

買い手も納得の呼吸住宅の良さ

伊藤・
実際の住み心地はどうでしたか?
真人・最初に家に入ったときに、すっごくいい匂いだなって、深呼吸をいっぱいした記憶があります(笑)。
知美・冬に加湿器を使っても驚くことに結露はほんどなかったです。
真人・狭小住宅ですが、住み心地を第一に考えてくださったお蔭で、狭さや不便さはほとんど感じなかったですね。
知美・キッチンやリビングの収納棚は全部備え付けで作っていただき、スペースを広く取る工夫や、家族の健康を考えた知恵がいっぱい詰まっています。
伊藤・住む人の命を護るのが住宅ですからね。ただ今回、和美さんのご実家に戻られることになって、家を手放すことになったわけですが……。
知美・とても快適ですごく気に入っていたので手放すのは寂しいけれど、私が跡取り娘なので、上の娘が小学校に入る前に実家に移ることにしたのです。(注・お子さんは、この家に引っ越した翌年に生まれた元気な男の子と0歳児の可愛い女の子の3人)。
伊藤・注文住宅で建てても、完成したその時点で家の価格は半減してしまうのが一般的ですが、どうでしたか?。
知美・4年住んでいたので、普通は家の価値が下がるみたいですね。ですが不動産会社の担当者が、「家の価格はそのまま、ドンと強気で生きましょう。それでうちは売りますから」と言ってくれました。
伊藤・それはうれしい話ですね。買い手はすぐにみつかりましたか?
知美・広告を出したら、すぐに何組か見えて、見学のみなさん玄関を開けたとたん「すごくいい香りがする」って言われました。
真人・僕たちは慣れてしまったのか、あまりわからないのですが、4年も経っているのに、生きている木というのはすごいですね。
知美・壁紙はい草和紙ですし、新建材をまったく使っていないので、建売とは全然違うと、みなさんの評価はかなり高かったですね。
真人・実際に契約した方は、ご両親と一緒に見学されて、そのお父様は「本当にこだわって造られたのですね」と、玄関でずっと眺めておられ、すぐに決まったのです。
知美・新婚さんで、とても素敵なご夫婦でした。こだわって造ったのを理解してくれている。この方たちならお任せしても大丈夫という気持ちになりました。
伊藤・結局、価値が下がらなかったのですから、これは一つの事例として大きな一歩です。何年も住んでいても価値が下がらないなら、これから家を建てようとする人たちが安心して建てられます。住む人も、これから、呼吸住宅の良さを実感するでしょう。”

●化学物質住宅に、悲しみと怒りを込めて
 農(毒)薬と住まいは無関係ではありません。むしろ食べ物よりも人の命、神経、精神を犯されていることが多いと思います。食べ物は選べますが、空気は選べません。
 ネオニコチノイド系の農(毒)薬は、ヒトの脳への影響、特に、胎児、小児など脳発達への影響が懸念されています。既に、ヨーロッパでは、数年前から使用が禁止されています。
 食べ物は、胃や腸を経て全体にまわります。空気は即、体全体にまわります。
 一日に摂取する空気の重量は、一日に食べる食物の5倍あるいは10倍とも言われています。
 一軒の住宅に使われている、新建材や合板の中のネオニコチノイド系の農(毒)薬、かなりの量が使われています。
 安全基準は生産工場から出る時のもの、実際に住まいに使われてからの危険性については、どこも責任も、感知もしません。自分の命、家族の命、自分で守るしかありません。
現代社会を生きるには「食べ物」は、大切。しかし、「住まい」の空気は、もっと大切。

―1.母子無理心中

 2016年7月23日の夕刊記事を見て愕然としました。間違いであって欲しい、何度も確かめましたが、住所、氏名、年齢、私の知っている親子でした。
 ちょうど1年前の7月、初めて来所した母親の話では、子どもが産まれるので10年前に新居を建てた。すると出産以降、母子とも年々体調不良となり、住まいが原因であることに気づいて10歳になる男の子を連れて相談に来られました。リフォームするには費用が大変。部分的な手入れでは解決しない、そこで、私は、土地が少しでも空いていれば、2人の避難小屋をつくることを提案しました。しかし、その後、その話しは進展しませんでした。当初は母子で「杉浴」に参加していたのが、途中から母親だけになりそのうちに来なくなりました。建築会社は、誰もが知っている大手のハウスメーカーでした。

 新聞では「西東京の住宅で母子無理心中か」の見出しで
“22日午後10時40分ごろ、東京都西東京市の住宅で、住人の主婦(44)と長男の小学6年生(11)が死亡しているのを、仕事から帰宅した会社員の夫が見つけて119番した。警視庁田無署は現場の状況から母親が無理心中を図ったものとみている。署によると、母親は2階の部屋のクローゼットの中でロープで首をつっていた。長男は同じ部屋の布団の上にあおむけで倒れており、首にひもで絞められたような痕があった”と。

 身体も、精神も追い詰められたのか、何とも言いようのないできごとでした。
 シックハウス、化学物質過敏症では、家にいる時間が長い奥さん、免疫力の低い子どもたちが受ける被害が多く、旦那さんに理解されないことが多いので、相談には夫婦で来られることを勧めます。夫婦で来られた場合はほとんどが良い結果になっています。
 本来、人をはじめとして生きものは、危険なものに対して、「危ない」と察知し反応するのが当たり前です。命に危険なものを、「危ない」と知らせる身体の人に「過敏症」という病名をつけていますが、こちらの方が正常で、危険なものに対して無反応な人の方が「化学物質鈍感症」という病気だと教えます。過敏症と言われている奥さまが正常なのですと告げると、旦那さんや周りの人たちに理解されず精神的にも参っていたのでしょう。泣き崩れる奥さまもいらっしゃいます。
 旦那さんにわかって貰えたことで精神的にも救われ、呼吸する建材、家具などを取り入れた日から、身体が良くなっていく、奥さまや子どもたち。ご主人も家庭もみんなが救われます。

―2.恩師の死
 西山中学校を卒業して、半年後、母は小学生の妹と就学前の弟を連れて10年余りの住み慣れた住まいを出ることになりました。父、兄、直ぐ下の妹は既に家を出ていたので、私は、自分の住む場所を求めて寮のある就職先を新聞の求人欄から探して応募することに、就職難の時代です。見習い工員1人の募集です。必死でした。考えた末、又吉熊雄先生を訪ねて推薦状をお願いしました。卒業時は教頭をされていた先生は、この年からは同校の校長になられていました。
 もう1人、一新小学校で3年から6年までの担任、上里良蔵先生にもお願いしました。
お2人の推薦状のお蔭で9人の応募の中で1人、採用となりました。お2人とも沖縄のご出身でした。その後、最後までお付き合いをさせていただきました。
 そうまでして就職した職場を翌年の6月には、丁稚になりたい一心で大阪へ向かいました。お2人には働き先が決まって、お詫びと報告をしました。
 8月の暑い日、店先に、又吉先生が見えました。覚悟の上での丁稚修行でしたが、仕事へのとまどい、それより、職場の人間関係、生活の違い、驚きと辛さを感じていた頃でした。先生と何の話しをしたのか憶えていません。が、とにかく嬉しかったこと、心強い気持ちになったこと、有り難かったこと、思い出すと今でも涙が止まりません。
 私が独立し、結婚したころには、先生は埼玉県の所沢に住まわれていたので、夫婦でお宅へよく伺いました。妻は奥さまから電話があると、所沢のお母さんから電話だよと言っていました。あるとき、大阪の丁稚先へ来てくださったときのことを尋ねました。
 先生は、「校長になって初めて送り出した子どもたちだ。高校へ進学した子どもたちは高校の先生方が心配してくれるが、中学校を出て世の中に出た子どもたちは、私たちが、気に掛けてあげるのが当たり前でしょう。無理をしてでも多数の子どもたちと会いたかった」と、私は後輩たちの恩恵にあずかったことを知りました。先生は、夏休みの期間中、時間とお金の節約に、通りがかりのトラックに乗せてもらったことの話もされました。先生の生徒への想い、懐の深さに改めて感銘を受けました。

 2016年8月15日、又吉先生宅へ夫婦で伺いました。先生ご夫妻は既にお亡くなりになっていますが、私より2歳若いご長男とはその後もお付き合いが続いています。20年前に亡くなられた先生の思い出話をしている中で、大変な体験談を聞きました。
 独身の彼は完成した住まいに平成2年、両親と一緒に住むことになるが、その前まで数年間住んでいたのが新築のマンション。そこに住み始めた頃から身体中に痒みが出るようになったが、新築の住まいに住み始めると痒みは一層激しくなり、手首から背中まで痒さと戦う苦しみの毎日で血だらけの体に、夏でも半袖シャツを着ることができなかった。
 仕事で海外へ出張することも多く、先進国のホテルでは熱いお湯が出るので一番熱くしたシャワーを浴び、次に冷たい水のシャワーを浴びることができて助かったが、ぬるま湯しか出ない国では地獄だった。と、壮絶な話し、聞いているこちらが地獄でした。
 ただ、当人の皮膚は、体は、どちらも地獄だったのでは。

 今は、新築から20年以上が経過して、建物に使われていた毒は薄らいできたのでしょうが、半袖シャツから見える彼の腕には、血だらけの苦しみと戦った痕跡が残っていました。
 彼は、自分がそんな目に遭うのは、自分の皮膚が弱いからだと受け止めていたが、私が木に関わるようになった10年ほど前から、話しの中に出てくる、部屋の空気の大切さを聞くにつれ、建物が原因だったのでは、と、気づいたそうです。
 彼から、「新築の家に住み始めたころから、それまで何ともなかった親父が身体か痒いと言い出した」。と、建築会社は、母子無理心中と同じ大手のハウスメーカーでした。
 先生は、平成6年の始めに入院され、3月の自宅外泊の日に伺うと、ご自分の病名を「気質化肺炎」と書いて渡されました。3年後の西山中学校創立50周年の話しをすると、一緒に行こうと言われて、嬉しい反面妙に気になりました。体調を崩されて、この、2、3年前から遠くへ出ることがなかったからです。平成1年から続いていた、関東地区の同窓会への参加へも無理なのに、熊本へ行くことなど到底考えられないことでしたから。

 平成1年の秋、新宿で関東地区の同窓会を開催、参加者20名ほど、又吉先生ご夫妻をお迎えして、先生の傘寿のお祝いとご夫妻の金婚式のお祝いをしました。平成2年の秋にも同じ場所で、その年は先生のご自宅の完成を皆で祝いました。(後で思えば皮肉なお祝いになってしまいました。)
 新築の住まいに引っ越された翌年の平成3年は先生の体調が思わしくなく欠席の予定でしたが、開催日近くになって、出席の連絡をいただき、自宅までお迎えに行きました。先生の参加はこの年まででした。
 平成6年3月にお会いした翌日、先生は病院に戻られ、熊本どころか、自宅へも帰ることなく5月29日帰らぬ人となりました。もっと、ずっと、見て欲しかった、無念でした。
 これまで、先生に見守って頂いている、その思いで、間違わずに進めました。
 間違った新築のおかげで、あと10年、それ以上も語り合えたのにと思うと、悔しさと、怒りがこみ上げてきます。
 あの頑健なお身体の先生が新築病、空気病が原で、大切な恩師の命を奪われました。
 私が60歳を過ぎて、現在の仕事に導かれたのは、そうだったのかとも思いました。
 私たち3人は所沢霊園に眠る、先生ご夫婦と、先生のご両親、先生の大切な2人の伯母上に会いに行きました。

 先生とお別れした翌月の6月、前年に続き母校での講演でした。この月は、高校、中学校など6か所での講演でした。地元の熊本日日新聞は母校での講演の様子などを、「嫌煙社長奮戦記」と題して、4日間連載で掲載しました。
 記事の中の一節では、“同中では中学時代の思い出を語りながら、先日死去した恩師の又吉熊雄校長に話が及んだ時、伊藤社長が一瞬絶句したのも若い後輩たちとの距離を縮めたようだった。図書室には伊藤社長が、講演した謝礼の寄付で学校が購入した、たばこ問題関連の本を集めた伊藤文庫がある”と。
 平成9年に行われた創立50周年には、生前、先生が大切にされていた腕時計、それに愛用されていたネクタイと一緒に出席しました。
 家は、住まいは、住む人の命を守るものと思っていました。身体を、精神を、損なうために、家を建てる人、住まいを選ぶ人は1人もいないのです。
 造る人たち、提供する人たちは、このことを自覚すべきです。

●杉の棺桶が縁で 千島学説研究会での講演 
 島根県江津市の、あうん健康庵の小松健治先生から、5月に東京で開催する、千島学説研究会東京セミナーにおいての、講師依頼の電話があり驚かされました。
 先生に驚かされるのは2度目です。前に自宅の床のリフォームに「香素杉」を使って頂いたあと、とんでもない電話をいただきました。
 棺桶用の杉板を用意してほしい、との電話に、「どなたの棺桶ですか」と聞くと、自分か奥さんのどちらかが使う分とのこと。
 杉の床板を体がよほど気に入ってくれたのか、驚きと同時に嬉しくなりました。
 やはり、白い方が良いのか、少し赤身もある方が、温かい感じもするし、と想いをめぐらしてお送りすることに。程なくして製品になった棺桶の写真が送られてきました。
 見事な出来栄えでした。この中に入ると気持ち良くて起きてこないのではないか、ん、本当に必要になったときは起き出すわけがないのにそう思いました。
 ところが、2013年9月に行われる、第7回健康セミナー山口大会の資料が送られてきたのを見て驚きました。巻末講演 お棺木浴を楽しみつつ、死生観を醸しての気づき・小松健治・とありました。ここに、棺桶を持ち込み披露するとお聞きしました。
 先生が出版された、『医者が学んだ祈りの力』(幻冬舎)の中の一節では“クギを1本も使わず、開き扉にちょうつがいのある棺桶です。「お棺木浴」を体験したのは、誕生日の5月15日でした。まず、私が妻に「生前は大変お世話になり、ありがとうございました。先にみらいへ行きます」と神妙に挨拶してお棺に入りました。しかし、「さあ、死生観を醸そう!」としたのも、つかの間、杉の香りにたちまち全身が包まれ、温かくて、呼吸が深くなっていき、すぐに寝入ってしまいました”と、案じた通りです。
 正式に講演の依頼があったあと、主催者の仁志天映先生親子と小松健治先生の家族の方々が愛工房の「杉浴」に来られ、杉の素晴らしさを堪能されました。
 平成29年度「千島学説研究会東京セミナー」が5月20日と21日に豊島区医師会館で開催されます。5月21日の最終講演、演題は『樹と人に無駄な年輪はなかった』です。
 棺桶の縁から始まったので、最終演者なんですね。

船瀬俊介・伊藤好則、共著 (株)ヒカルランドから5月発刊予定
『日本人だからこそ成し遂げられる 《木・呼吸・微生物》超先進文明の創造』

 船瀬俊介氏と初めての対談です。30年前の出会いから、「味の素はもういらない」の逸話、取材の折りに偶然見つかった400年前の船瀬家のルーツ、愛娘の医療過誤のこと、風景論、建築関係、そして「愛工房」の話など、たっぷり盛り込んだ本です。
 神楽坂の駅から徒歩2分のビルの1、2階を借りた(株)ヒカルランドの石井健資社長、愛工房の杉材で店舗内装をしたいと来所されました。どうやら、店舗を探しているときから、愛工房の杉材でと決めていたとのこと。
 杉と漆喰の素晴らしい店舗が出来上がりました。冷暖房は「光冷暖」です。
 コンクリートビル群の一角に、表から見ると、杉格子のお店、仕上がるころには、お蕎麦屋さんですか、日本料理屋さんですか、と、職人は尋ねられたそうです。
 このお店にセットしているテーブルや椅子など、石井社長の発想で生まれた、「愛工房」で乾燥した杉製品のオリジナル商品も展示、使われています。

●多賀のお宝、多賀「黒杉」とタカシマヤの福袋
 特筆すべきは、日本中で、ここでしか使われていない、多賀「黒杉」です。
 ごぼう畑だったところを戦後、杉畑に変えたのですが、再び、ごぼう畑に戻す活動をされている中川信子さん。伐採したときに森林組合からは「真っ黒けなんですよ」という叫び声の電話があり、「これではチップにするしかないですね」と言われてショック、これを活かすには絶対に愛工房しかないと「黒杉」の写真をメールで送ってきました。
 翌月、見事な「黒杉」に会いに行きました。お宝です。ものの基準が違うのです。
 この、「黒杉」を神楽坂の店舗の腰壁と建具に使いました。素晴らしい出来栄えです。
 「黒杉」の生みの親である滋賀県多賀町で300年以上の歴史のある、清酒「多賀」の当主、中川信子さんとの対談、それに、埼玉に建てる「KES構法」+「愛工房」の住まいが、今年のタカシマヤの福袋で2017万円の真相など、珍しい、楽しい話題満載の本です。

●働くこと、働けることは幸せ
 私は、24歳を前に2度目の上京、電気工事店に見習いとして就職。その時に自分に決めたことは、1年間は見習いとして働くので、世の中に負担をかける期間として25年間。25歳から50歳までの働きで、プラマイ0。50歳から60歳までの働きは、働きたくても、働けない人の分を働く10年間。60歳からは好きなことをして働くことを決めました。
 幾つまで働くかは、44歳の時、子どもを授からないことを受け入れて、88歳まで働くことを宣言。ところが、木造ビルを建てたことで5年延長、93歳までとなりました。
 24歳を前にして、再上京した年より現在まで、病気、怪我で仕事を休んだ日は、1日もありません、最高に幸せです。自分に感謝。そして妻に感謝です。
 電気工事業として独立して3ヶ月後に起きた自動車衝突事故、道路へ投げ出されて救急車で病院へ、私はその日に現場へ戻り働けたが、同乗者の1人は即入院でした。

●どちらが幸せ
 働く人と、働かない人。働ける人と、働けない人。働く場がある人と、働く場がない人。
 人それぞれ、条件の違い、考えの違いはありますが、自分ができること、やれることに幸せを感じて、「はたらく」こと、幸せでは。
 「樹と人に無駄な年輪はなかった」の副題は「人生60代からが本番だ!」私はその中で、60代で働くことは、それまでの知識、知恵、経験という財産を活かせること。
 60代で働くことは、いずれ自分が世の中の負担になる時期に備えた貯蓄だ。
 70代になって働けることは、働くことに喜びを感じて働くことにする。
 80代になっても働ければ、働けることの幸せに感謝して楽しく働きたい。と書きました。

 年配になっての働きは、若い人たちへの負担を少なく、傍の人を楽にするので「傍楽」。
 年配になって働くことは、自分にできる「はたらく」ことが大切では。


 次回 第3章は 地球と命  ウッドファーストの時代へ

Profile: 伊藤 好則(いとう よしのり)

伊藤 好則さん(日本初、KES構法による国産材の木造4階建てビルをバックに。ビル外装の板は無塗装の杉無垢材「木造都市の夜明け」)
木製木材乾燥装置「愛工房」の発明者。
アイ・ケイ・ケイ株式会社代表取締役。

1941年 東京都杉並区に生まれる。
4歳を前に、強制疎開で母の郷里大分県日田市へ。
その後三重県松阪市へ移り終戦を迎え、父の郷里熊本市へ。
1956年 中学を卒業、即、職業安定所へ、魚市場の仲買に就職。
寮生活の必要に迫られ、半年で転職、製糸工場の工員となる。
1957年 大阪で丁稚修行。
1960年 一度目の上京。独立可能な仕事を求めて転職を重ね体調を崩す。
療養所行きを薦められるが無保険、帰郷療養を目的に有保険の
土木会社で肉体労働に就く、3か月後の検査で完治、目的を失う。
1961年 再出発先として、航空自衛隊入隊。
自衛隊生活3年間で身体を鍛える。航空機無線修理に就き知識技術を習得。
1965年 二度目の上京。現住所近くの、家電販売及び電気工事会社へ就職。
1970年 電気工事会社、アイ電機設備株式会社を設立。
1972年 大坂千日前デパート火災の原因が同業者のタバコの不始末と知り、断煙に挑戦。
1977年 卒煙。
1982年 社員へ非喫煙手当ての支給を開始。社員とタバコの戦い始まる。
1985年 たばこ問題情報センターの渡辺文学氏と出会う。そこで、船瀬俊介氏と出会う。
アイ・健康と環境を考える会を発足、環境問題・喫煙問題に取り組む。
44歳、子どもを授からないことを受け入れ、88歳まで働くことを決める。
1991年 全社員(20名)非喫煙会社実現。
1993年 埼玉県大宮市で開催された、第3回アジア太平洋たばこ対策会議において、「人財育成と職場の禁煙効果」を発表。
2000年 船瀬俊介 東京事務所開設
2001年 電気工事業を卒業。
アイ・健康と環境を考える会を、アイ・ケイ・ケイ株式会社とする。
2004年 木製木材乾燥装置「愛工房」を発明。
2015年 74歳、防火地域に、日本初KES構法による国産材の木造4階建てビルを建築。
93歳まで「はたらく」ことを決める。

★アイ・ケイ・ケイ株式会社HP: http://aikobo-ikk.com/
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2016.05.10:「気」で潜在脳力を引き出す! (山岡 尚樹(やまおか なおき))
2016.04.10:「音」で右脳を目覚めさせる! (山岡 尚樹(やまおか なおき))
2016.03.10:新生地球を創るのは私たち (山内 尚子(やまうち なおこ))
2016.02.10:新生地球を生きるためのクリーニング (山内 尚子(やまうち なおこ))
2016.01.10:新生地球を楽しくスタートするために (山内 尚子(やまうち なおこ))
2015.12.10:未来の光エネルギー (末廣 淳郎(すえひろ じゅんろう))
2015.11.10:『電磁波、農業、音響への応用』について (末廣 淳郎(すえひろ じゅんろう))
2015.10.10:次元の高い波動エネルギーの原理原則の一つ 〜『バランスコントロール』について〜 (末廣 淳郎(すえひろ じゅんろう))
2015.09.10:Enex商品総仕上げ(ナノ) (大畠 昌幸(おおはた まさゆき))
2015.08.10:舩井幸雄先生との出逢い (大畠 昌幸(おおはた まさゆき))
2015.07.10:天然鉱石をEnex特殊加工 (大畠 昌幸(おおはた まさゆき))
2015.06.10:大いなる自己が言う「現在の地球の現状」 (天野 聖子(あまの せいこ))
2015.05.10:大いなる自己との対話で学んだこと (天野 聖子(あまの せいこ))
2015.04.10:本物を求めて… (天野 聖子(あまの せいこ))
2015.03.10:“本物”のテンポは人生を変える (片岡 由季(かたおか ゆき))
2015.02.10:“本物”を創りだすテンポ (片岡 由季(かたおか ゆき))
2015.01.10:本物だけが持つテンポ (片岡 由季(かたおか ゆき))
2014.12.10:つながりを知る (政木 和也(まさき かずや))
2014.11.10:明日を知る (政木 和也(まさき かずや))
2014.10.10:自分を知る (政木 和也(まさき かずや))
2014.09.10:人生を支えてくれた、思い、知恵、感情、夢。 (近藤 和子(こんどう かずこ))
2014.08.10:元気な体づくりは、電気信号から (近藤 和子(こんどう かずこ))
2014.07.10:サクラが科学の常識を変えた (近藤 和子(こんどう かずこ))
2014.06.10:ダイエットの新常識と、脳の活性化で人生は充実したものとなる (龍見 昇(たつみ のぼる))
2014.05.10:体が若返ると病気は自然に治る。 (龍見 昇(たつみ のぼる))
2014.04.10:細胞を元気にすれば、体のトラブルの9割は改善する (龍見 昇(たつみ のぼる))
2014.03.10:徒然物語 シメククリの一話 (岡田 多母(おかだ たも))
2014.02.10:徒然物語 ツヅキの一話 (岡田 多母(おかだ たも))
2014.01.10:徒然物語 ハジメの一話 (岡田 多母(おかだ たも))
2013.12.10:カルシウム不足解消こそ健康への近道 (鹿本 剛(しかもと つよし))
2013.11.10:カルシウムは食べるように摂るのが理想 (鹿本 剛(しかもと つよし))
2013.10.10:2500万年前から現代人への贈り物 〜真空カルシウム〜 (鹿本 剛(しかもと つよし))
2013.09.10:カリカから、本物を学ぶ 〜本物を知ることで、人は・・・正直になれる (今尾 充子(いまお みつこ))
2013.08.10:科学的根拠を追求することで、“本物”とは何かを知る (今尾 充子(いまお みつこ))
2013.07.10:野性のパパイアから、本物を知る (今尾 充子(いまお みつこ))
2013.06.10:綾からの発信 〜その3 母としての一筋の道〜 (郷田 美紀子(ごうだ みきこ))
2013.05.10:綾からの発信 〜その2 本ものへの道のり〜 (郷田 美紀子(ごうだ みきこ))
2013.04.10:綾からの発信 〜その1 本ものの定義〜 (郷田 美紀子(ごうだ みきこ))
2013.03.10:世界経済はなぜ不安定化したのか (力石 幸一(ちからいし こういち))
2013.02.10:500年のサイクルで世界を見てみる (力石 幸一(ちからいし こういち))
2013.01.10:情報とメディアの切っても切れない関係 (力石 幸一(ちからいし こういち))
2012.12.10:地球生態系の循環を考慮した新しい社会構想を考える (木内 鶴彦(きうち つるひこ))
2012.11.10:現在の社会構造 (木内 鶴彦(きうち つるひこ))
2012.10.10:地球生態系の中の人類 (木内 鶴彦(きうち つるひこ))
2012.09.10:触ればわかる ― 触診 (森 美智代(もり みちよ))
2012.08.10:スピリチュアル気功 (森 美智代(もり みちよ))
2012.07.10:少食は世界を1つに、地球を天国にする (森 美智代(もり みちよ))
2012.06.10:すべては心のウチに (近藤 洋一(こんどう よういち))
2012.05.10:体の中の森 (近藤 洋一(こんどう よういち))
2012.04.10:森林王国への道 (近藤 洋一(こんどう よういち))
2012.03.10:日本が誇る「メタマテリアル」技術! (清水 美裕(しみず よしひろ))
2012.02.10:過去は変わると知っていますか? (清水 美裕(しみず よしひろ))
2012.01.10:22世紀へ続く科学を求めて (清水 美裕(しみず よしひろ))
2011.12.10:医療における死生観 (池川 明(いけがわ あきら))
2011.11.10:胎内記憶 (池川 明(いけがわ あきら))
2011.10.10:赤ちゃんと会話しながらお産する(池川 明(いけがわ あきら))
2011.09.16:念ずれば花ひらく 〜「花ひらくまで念ずる」〜(平良 和枝(たいら かずえ))
2011.08.12:外と内の世界をつなぐ大切な“お口”〜KAZUデンタルのお口の中は小宇宙〜(平良 和枝(たいら かずえ))
2011.07.10:〜はじめまして〜(平良 和枝(たいら かずえ))
2011.06.10 :EMによる原子力発電所における高濃度放射能汚染対策と使用済燃料の高度利用の可能性について
〜放射能対策に関するEM(有用微生物群)の可能性B〜(比嘉 照夫(ひが てるお))

2011.05.10:EMによる地域全体の放射能汚染対策
〜放射能対策に関するEM(有用微生物群)の可能性A〜(比嘉 照夫(ひが てるお))

2011.04.11:EMによる被曝対策
〜放射能対策に関するEM(有用微生物群)の可能性〜(比嘉 照夫(ひが てるお))

2011.03.10:発明と愛は脳が喜ぶ(矢山 利彦(ややま としひこ))
2011.02.10:船井理論は頭をよくする(矢山 利彦(ややま としひこ))
2011.01.01:脳、気功、武道、クオンタムシフト(矢山 利彦(ややま としひこ))
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