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船井幸雄注目の “本物”に携わる人たち

このページでは、舩井幸雄が注目していた、医療、経営、農業、未来予測、占星術などあらゆる分野で活躍する“本物”と言っていい方々を紹介します。それぞれの方に毎月1回、3回ずつコラムを書いていただき、順番にいろいろな方を紹介させていただきます。

2018.06.10(第89回)
★今回の執筆者★
医学博士。医療法人社団一友会「ナチュラルクリニック代々木」会長 他 
神津 健一さん(3回目・最終回)
(神津さんの詳しいプロフィールはページ下にあります。)
「脳と腸」は全身の司令塔である(健康維持のトライアングル)

【恒常性(ホメオスタシス・homeostasis)の意義】
 生体の内部や外部の環境因子の変化に拘らず、体の状態が一定に保たれる状態を指します。例えば、体温や血圧、血糖値をできるだけ一定に保ち、体液の浸透圧や水素イオン指数、病原微生物やウイルスなど異物の排除、怪我の修復など生体機能全般に対する自然治癒力などを指します。つまり、体温が高くなってしまった場合は、自律神経系や内分泌系(ホルモン系)の働きによって発汗したり、皮膚の血管を拡張して体温を下げたり、逆に体温が低くなった場合などは、代謝の亢進(こうしん:高ぶり進むこと)によって発熱して体温を上げたりします。また、外部の病原体などから自己を護るために免疫系の働きによって免疫を亢進させたり、過剰な免疫の亢進を抑制したりします。即ち、これら3つの「自律神経系」「内分泌系」「免疫系」がバランス良く保たれるために働く機能を意味します。

 ところで、これら3つの恒常性を維持するためにはどうしたら良いのでしょうか。それは「脳と腸」が正しい情報を全身の細胞に司令し、かつ、伝達しなければ健康の維持を保つことができません。脳の神経伝達物質はアセチルコリンを中心に、セロトニン、ドパミン、GABAなどを全身の各細胞に情報を伝達します。そのためには、アセチルコリンの前駆体物質とも言える「K・リゾレシチン」を十分に摂取する必要があります。更に、全ての細胞膜の外側にあるアンテナとも言われている糖鎖を摂ることによって、細胞に侵入してくる善悪の情報をキャッチし、これらの情報を選別し、必要と思われる情報を素早く各細胞や免疫細胞に送り届けます。同時に悪い情報は受けつけを拒否します。(※ 糖鎖は以前に比べ、最近の人たちには40%も不足しているとも言われています。)
 最近は、動機なき異常犯罪が増え、昔では考えられないような不可解な難病が多発し(特に精神科系の)クスリではほとんど改善することができません。

【脳腸相関の意味するもの】
 頭脳は第1の脳と呼ばれ、腸は第2の脳と言われるようになりました。しかし、地球上に誕生した当初の生物の生体に脳はなく、腸と口しかありませんでした。口から摂り入れた食べ物は腸に行き、排泄物は再び口から出しておりました。それがやがて、口もとの細胞が分裂して、徐々に脳ができたと言われております。その脳ができるまでは、腸が脳と同じような働きをしていたようです。従って、生物の歴史から考えると腸は、まさに第1の脳であったのです。今日でも腸だけで生きている生物には、イソギンチャクやクラゲ、ヒドラなどがあります。人類は2足歩行できるようになった頃から脳が徐々に発達し、第1の脳と呼ばれるようになったとも言われております。そして、脳からは全身に様々な情報を発するようになり、脳は全身の司令塔と言われるようになりました。しかし、人間の胃、肝臓、腎臓などは、もともと腸から分化してできたものであると言われており、現在では、腸から各臓器に対しても様々な司令が発せられているようです。私たちの身体の免疫の70%は腸ででき、脳の感情を司るセロトニンなどは90%以上が腸で作られているとも言われております。脳にも大きな影響を与えると言われているビタミンのB1、B2、B3、B5、B6、B7、B12、B9(葉酸)、ビタミンK2(メナキノン)なども腸で作られているようです。

 人間の死を最終的に確認するのは「脳死」状態になったときのことを言いますが、「脳死」になっても、腸はまだ生きているのです。今日、「脳腸相関」ということが盛んに言われるようになりました。腸内細菌の状態(脳内フローラ)即ち、善玉菌、悪玉菌、日和見菌などのバランスが良いと、精神的疾患をはじめ、認知症、血圧、糖尿病等の生活習慣病など、症状の改善が診られます。腸内細菌の働きとバランスが整っていると健康長寿に大きく影響していることも判ってきました。つまり、脳と腸がお互いに情報を提供し、交換しあいながら、生命の維持と健康長寿に協力しあっているのです。これこそ、本当の「腸脳力」(=超能力)と言えるのではないでしょうか。
 ところで、これらの恒常性(ホメオスタシス)の生理的な機能はどのようにして起きるのでしょうか。それは最初のトライアングルにある低分子のリン脂質(K・リゾレシチン)、糖鎖栄養素と乳酸菌生産物質の働きによってコントロールされているのです。
 K・リゾレシチン(アセチルコリン)のような低分子のリン脂質(善玉脂質)は私たちの体を構成している約60兆の細胞の膜組織の中の45〜50%、血管壁の40〜50%、肝細胞の約70%、脳細胞の約30%も存在し、健康維持のための代謝機能を担っているのです。バランスのとれた栄養の吸収、有害物質や不必要な物質の排除、酸素の摂り込み、ホルモンのバランスをとったりしています。そして脳の視床下部や脳下垂体などを通じて、全身への司令を発しているのです。そして糖鎖はK・リゾレシチン(アセチルコリン)の補佐役として細胞膜の外側にアンテナのような役割を担い、タンパク質や脂質がもっている機能を高め、外部からの良い情報、悪い情報を素早くキャッチして、異物や細菌、ウイルスの識別と排除、細胞同士の情報の伝達を促進しています。また、細胞の接合、移動、発生、分化、増殖、アポトーシス(細胞死)、感染、免疫といった様々な生命現象が円滑に営まれるように働きます。万一、糖鎖に異常が起きると、ガン、糖尿病、肺気腫、間質性肺炎などの難病が引き起こされたり、遺伝子異常によって、脳や神経、筋肉などに重篤な先天性疾患が起きることも知られています。

Profile: 神津 健一(こうづ けんいち)

神津 健一さん
1940年長野県生まれ。早稲田大学を経て、米国・APIU大学院博士課程修了、医学博士。医療法人社団一友会「ナチュラルクリニック代々木」会長。<NPO法人>予防医学・代替医療振興協会理事長。日本医学交流協会理事。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等出演多数。著書「驚異の頭脳食品“レシチン”」「心の病を癒す脳内食品」「医者が心の病に無力なワケ」「食べるだけでIQ・EQが高まる」「90歳まで現役」「不道徳健康読本」「4Q学入門」「脳内汚染・心の病を治す栄養療法」「認知症の予防と改善」他多数。
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