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船井幸雄注目の “本物”に携わる人たち

このページでは、舩井幸雄が注目していた、医療、経営、農業、未来予測、占星術などあらゆる分野で活躍する“本物”と言っていい方々を紹介します。それぞれの方に毎月1回、3回ずつコラムを書いていただき、順番にいろいろな方を紹介させていただきます。

2011.11.10(第11回)
★今回の執筆者★
池川クリニック院長 池川 明さん(2回目)
(池川さんの詳しいプロフィールはページ下にあります。)
胎内記憶

はじめに
 病気の本体は何かと見てゆくと、人々の感情に原因がある、と考えられるケースが決して少なくないようです。例えば、何かすごく気になることがある場合、遡(さかのぼ)って過去の幼少期から胎内期における母親の感情などが影響していることが多々あるのです。ブライアン・ワイス博士をはじめとする退行催眠の経験や研究から、人間の過去の経験が現在の行動を支配して、無意識に影響しているために種々の症状が出ていることがわかってきました。この現象は、その原因がさらに過去世まで遡ることもあります。
 多くの場合、人生で辛いことや、何か出来事に反応してしまうという現象は、バーストラウマといわれる妊娠・出産期に原因を求めることができます。胎児期の記憶があるのだろうか、という問いかけから、本当に胎児期の記憶があるという現象「胎内記憶」について知っていただきたいと思います。

胎内記憶とは
 今までバーストラウマはLSDを使う方法やブリージングといわれる過呼吸、退行催眠などの手技を用いることによって研究されてきました。
 ところが、以前から通常の意識下で子ども達は、母親などに、おなかの中の様子や、自分がまだ生まれていない時期の出来事を話すというような現象があることが散発的に起こってはいました。しかし、ほとんどの人はまともに取り上げることをせず、「この子は気持ちの悪い子だ」と気味悪がったり、「それは夢だ」と否定してみたり、無視していました。
 筆者が胎内から記憶のある人の存在を知ったのは、『生きがいの創造』(飯田史彦著 PHP刊)および、『誕生を記憶する子どもたち』(デービッド・チェンバレン 春秋社刊)からでした。
 当時、そのような概念を知らなかったので、半信半疑で当クリニックのスタッフに話したところ、スタッフの孫が、小学校一年生の時に書いた作文に出会いました。それには、帝王切開時の「おなかに包丁が刺さってきた」という記憶が書かれていて「おかあさんにはなしたら、ゆめでしょうといわれました。ぼくはちがうとおもいます。」と明確に母親の否定を否定していたのです。

 この事実に驚いて、妊婦健診に子ども連れで来る人に胎内での記憶が子どもにあるかどうか聞き始めたところ、かなり多くの人が「ある」と答えてくれました。そこで、大規模なアンケート調査を企図したところ、幸いに、諏訪市と塩尻市にある公立の保育園で調査することが出来ました。
 その結果は、とても興味深いもので、保育園児の約3割が出産時の記憶があり、胎内の記憶は2割あると出たのです。さらに興味深いのは、「空の上から親を選んで来た」などと肉体のない時代の中間世の記憶を持っている子ども達が、なんと約2割もいたのです。中にはわずかながら前世の記憶を持っている子ども達も存在しました。そして、意外なことに回答を寄せた保護者においても、胎内や出産の記憶を持っている人が1%もいたのです。大人になると記憶の内容を詳細に語ってくれるので、記憶の内容が明確になります。これらの結果から、生きがいの創造に書かれている世界とほぼ同じ内容を、通常に生活している人々が普通の記憶として留めている人がいることがわかりました。

妊娠中からの子育て
 カナダの精神科医、トマス・バーニー博士は受精の瞬間からの意識的な子育てを提唱しています。トマス博士は、栄養素や化学物質、生化学物質(食品、毒素、有害な微生物)などが胎児の発達に影響を及ぼすことは、ずっと以前から知られていたことであるけれども、もっと微妙で重要な要素に、母親の気分や感情があり、胎児の脳の発達に大きな影響を与えるとしています。
 いまや、母親のストレスがどのように育児に影響していくのか、解明されつつありますが、出産現場にこれらの研究成果が反映されているとは言い難いのではないかと思います。
 三つ子の魂百まで、という諺がありますが、現在の理解では、出産後の3年間がその後の人生を決めるのに重要な時期である、と出産時点を起点に考えている人が多いのではないでしょうか。青少年の犯罪を防ぐための研究が『育児室からの亡霊』(ロビン カー=モース著 毎日新聞社 2000年)に書かれてますが、その結論は、受精してからの33ヵ月が脳の発達に重要であるとしています。妊娠期間の9ヵ月(9ヵ月)、その後の2年間(24ヵ月)、足すと33ヵ月であり、この時期が脳の発達に決定的に重要である、としています。この考えに当てはめると、満年齢ではなく数えで考えると「三つ子の魂百まで」が、見事に重なります。諺と西洋科学の内容が一緒になるのです。
 どうやら三つ子の魂百まで、の解釈が満年齢になった頃から、我が国の育児の混乱が始まってきたように思います。

行動の変容
 知識があっても行動が変わらない、ということが、疫学者の悩みです。例えば、こうすればいいと分かっていながら出来ないことは、「わかっちゃいるけど」ということで、皆さん経験ずみでしょう。どんなに赤ちゃんにとってこうした方がいいよ、と言われても、実際には赤ちゃんをイメージして話しかける、ということが出来ない人は決して少なくありません。それは、赤ちゃんには意識も記憶も感情もないのだから、という考えがあるためではないでしょうか。
 ところが胎内で赤ちゃんには感情も意識もある可能性が指摘されただけで、今まで多くの妊婦さんが、赤ちゃんを意識するようになり、さらに父親、祖父母も話しかけや行動が変わるのです。その結果母親のストレスが軽減し、胎児へのダメージ、バーストラウマの解消になるようなのです。意識的な子育てを妊娠中から行うには、胎内記憶の概念は有力なツールの一つになると考えています。

Profile:池川 明(いけがわ あきら)

池川クリニック院長
池川 明さん
1954年東京都生まれ。
帝京大学医学部大学院卒。医学博士。
上尾中央総合病院産婦人科部長を経て、1989年横浜市に産婦人科の池川クリニックを開設。年間約100件の出産を扱い現在に至る。2001年9月、全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で『胎内記憶』について発表し、それが新聞で紹介され話題となる。現在、お産を通して、豊かな人生を送ることができるようになることを目指している。著書は『胎内記憶』(角川SSC新書)、『ママのおなかをえらんできたよ。』(リヨン社)、『子どもは親を選んで生まれてくる』(日本教文社)など多数。
★池川クリニックHP: http://www1.seaple.icc.ne.jp/aikegawa/index.html
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