スピリチュアル・エナジー-ほおじろえいいち氏-
このページは、科学ジャーナリストの
ほおじろ えいいち氏によるコラムページです。
ほおじろ氏は、先端科学とスピリチュアリティの統合を目指した内容の執筆をされています。
昨年アメリカで出版され、最近邦訳もされた『引き寄せの法則』(ソフトバンククリエイティブ)(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)に、とても興味深いことが書かれていました。宇宙には3つの法則があるというのです。第1は「引き寄せの法則」で、これは「それ自身に似たものを引き寄せる」という法則です。類は類を呼ぶということでしょう。第2は、「意図的な創造の方法論」。何のことかわかりにくいですが、要は、何かを考えると、望んでも望まなくても存在として現れるから、意図的に思考を作用させれば幸せは実現するというものです。第3は、「許容し可能にする術」で、これによりあなたがありのままで、他人がありのままの他者であることを認めることができれば、あなたは幸せな状況を人生に招き入れることができるという法則です。
実は私はこの本を読み始めるまで「引き寄せの法則」のことは知りませんでした。でもこの本を読み始めて、驚きました。私が翻訳監修したロシアのもと量子物理学者ゼランドの本『リアリティ・トランサーフィン』(邦訳第1巻は『振り子の法則』第2巻は『願望実現の法則』)に書いてあることと非常に似ているところがあったからです。
本コラムの第6回でも書きましたが、ゼランドは「ネガティブなエネルギーを受け入れたり、送り出したりしながら、あなたは自分の地獄を築く」。反対に、「ポジティブなエネルギーを受け入れたり、送り出したりしながら、あなたは自分の楽園を築く」。そして、「あなたの思考はブーメランのように、いつもあなたのところへ戻ってくる」といっています。また本コラム第20回で書きましたが、「願望を達成するのは意図のエネルギーであり、目的達成のためには、あなたは、その目的を達成することを心の底から受け入れる必要がある」と説いています。
これらの本の著者たちは、共通して「私たちの思いは、その通りに実現してしまうので、なるべくポジティブにものごとを考えましょう」というわけです。そしてそれぞれに様々なテクニックを披露してくれています。
たとえば『引き寄せの法則』では、「創造のワークショップ」と呼ばれる一種のポジティブシンキングです。「私の人生はすべての面において豊かだ。私は自分と同じように成長を望む人に囲まれている」「私は完璧な健康体の自分を見る。絶対的に繁栄している自分を見る」などというように思い巡らせるというものです。そしてネガティブな思いにとらわれたら、それを徐々にポジティブな方へ向ける思考法も紹介しています。
『願望実現の法則』では、たとえば心にポジ・スライド(ポジティブな画像)をつくる方法が書かれています。そのためにはまず、「いまいましい気持ちにさせるあらゆるものと決別し、自分と戦うことも中止して、自分の短所ではなく長所、これから持ちたいと思う長所に注意を向ける」こと。そして「自分が快適と思う心の領域を広げていくと、ポジ・スライドは信じられないように素晴らしいことの実現の手助けをしてくれる」というようなことが書いてあります。
なるほど、それぞれに説得力があります。しかし、それでも自分にはそのようにものごとをポジティブにとらえることがどうしてもできない。そうしようとすると、かえって苦痛になる。あるいは面倒くさい。いやだな、と思う人もいるかもしれません。いや、案外とそういう人は多いのではないでしょうか。実は私も昔はそうでした。おそらく幼い頃に身につけた自分の価値のなさについてのいくつかの基本的な感情、たとえば自分はたいした人間ではないから、最善を得るには値しないというもの。あるいは心の奥に閉じ込めた悲しみや、ネガティブな感情エネルギー。そういったものの影響なのでしょう。
では、もしあなたもそうだとしたら、どうしたらいいのでしょう。私は自分の経験からいって、『引き寄せの法則』や『願望実現の法則』に書かれていることを少しずつおこないながら、同時に自分の中にあるネガティブな感情エネルギーを、ヒーリングなどの手法で物理的に洗い流す作業をするとよいと思うのです。そうすると、なかなかうまくいかなかったポジティブシンキングがとてもうまくいくようになるはずです。それではどういうヒーリングが良いのかときかれると、私はいつも「キングダム・オブ・ハッピネス」というヒーリングDVDをお勧めしています。
※本コラムの著者・ほおじろえいいち先生は、月刊CD・カセット情報「JUST」9月号にゲストとして登場されています。どうぞお聴きくださいませ!
第100回 | |
第99回 | |
第98回 | |
第97回 | |
第96回 | |
第95回 | |
第94回 | |
第93回 | |
第92回 | |
第91回 | |
第90回 | |
第89回 | |
第88回 | |
第87回 | |
第86回 | |
第85回 | |
第84回 | |
第83回 | |
第82回 | |
第81回 | |
第80回 | |
第79回 | |
第78回 | |
第77回 | |
第76回 | |
第75回 | |
第74回 | |
第73回 | |
第72回 | |
第71回 | |
第70回 | |
第69回 | |
第68回 | |
第67回 | |
第66回 | |
第65回 | |
第64回 | |
第63回 | |
第62回 | |
第61回 | |
第60回 | |
第59回 | |
第58回 | |
第57回 | |
第56回 | |
第55回 | |
第54回 | |
第53回 | |
第52回 | |
第51回 | |
第50回 | |
第49回 | |
第48回 | |
第47回 | |
第46回 | |
第45回 | |
第44回 | |
第43回 | |
第42回 | |
第41回 | |
第40回 | |
第39回 | |
第38回 | |
第37回 | |
第36回 | |
第35回 | |
第34回 | |
第33回 | |
第32回 | |
第31回 | |
第30回 | |
第29回 | |
第28回 | |
第27回 | |
第26回 | |
第25回 | |
第24回 | |
第23回 | |
第22回 | |
第21回 | |
第20回 | |
第19回 | |
第18回 | |
第17回 | |
第16回 | |
第15回 | |
第14回 | |
第13回 | |
第12回 | |
第11回 | |
第10回 | |
第9回 | |
第8回 | |
第7回 | |
第6回 | |
第5回 | |
第4回 | |
第3回 | |
第2回 | |
第1回 |
1974年埼玉大学理工学部生化学科卒業。東京医科歯科大学医用器材研究所にて約3年間、「ホルモンの生体制御学」なる先端科学に挑戦。1980年に詩集『心的惑星圏』を自費出版。その後短編小説や詩を書いていたが、1993年、光文社より『脳に眠る「月のリズム」』を出版し、科学ジャーナリストとしてデビュー。以来、先端科学とスピリチュアリティ統合を目指して執筆活動を続けている。シェルドレイクの仮説を紹介する『なぜそれは起こるのか』(1996年)はベストセラーになった。
『魂の記憶』(2003年)を出版後は生きる意味に取り組み、ヒーリング・エナジーの研究を始めて、『幸せの進化形』 『ヒーリング・エナジー』(いずれも2005年)を出版。また、2006年12月にロシアのベストセラー本の邦訳版『「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択』、続いて2007年7月に『「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン2―魂の快/不快の選択』ともに
(ヴァジム・ゼランド著 ほ
おじろ えいいち監修 徳間書店刊)を出版。2008年2月に『スピリチュアルの世界がよくわかる本』(中経の文庫)、2009年10月に『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学習研究社)を出版。2006年に無限波動技術株式会社(Q-Wave
Technologies Inc.)を創設し、Q‐WaveヒーリングDVDなどを提供し始める。2009年12月に『人生を変えたいときに観るDVD』(発売・発行:無限波動技術)を出版。
公式サイト:http://www.eiichihojiro.jp