スピリチュアル・エナジー-ほおじろえいいち氏-
このページは、科学ジャーナリストの
ほおじろ えいいち氏によるコラムページです。
ほおじろ氏は、先端科学とスピリチュアリティの統合を目指した内容の執筆をされています。
私たちの人生は選択の連鎖によって形成され、そこに重ね合わさるように運命が形成されます。その選択には、ネガティブなカルマとポジティブなカルマが大きな影響を及ぼしているようです。これは、次のように表現することができるでしょう。
「私たちがネガティブなカルマを持っていると、ネガティブな人生が引き寄せられる。ポジティブなカルマを持っていると、ポジティブな人生が引き寄せられる。つまり、私たちは自分の持っているものによって、自分の人生を引き寄せている。」
カルマというと宗教じみて、うさん臭いと思う方も多いでしょう。それならば、カルマを人生における選択の傾向、あるいは本コラム第50回でも説明したように、私たちの魂が持っている一種の記憶と考えてみてください。
引き寄せられる人生は、引き寄せられる人やものごとによって成り立っています。つまり、ネガティブなカルマを持っていると、同じようにネガティブなカルマを持っている人や、あなたを不幸に導くことになるものごとが引き寄せられる。反対に、ポジティブなカルマを持っていると、同じようにポジティブなカルマを持っている人や、あなたを幸福に導くことになるものごとが引き寄せられる。そうしてあなたとそういう人たちやものごとともに、あなたの人生が形成されてゆくのです。それがあなたの運命です。
巷ではポジティブシンキングをすれば、ポジティブな人やものごとが引き寄せられるといわれますが、問題の本質はもう少し深いところにあります。わかりやすく話を単純化すると、ポジティブシンキングをいくらしたところで、ネガティブなカルマを持っていれば、ネガティブな人生が引き寄せられてしまう。反対に、ポジティブなカルマを持っていれば、いくらネガティブに考えようと、結局はポジティブで幸せな人生が引き寄せられるということなのです。
普通の人はネガティブなカルマもポジティブなカルマも持っています。ですから、人生の節目で、その時に応じたネガティブなものやポジティブなものが引き寄せられます。つまり、良いこと(幸せに感じること)も、悪いこと(不幸せに感じること)もいろいろと起こるのです。しかし、ネガティブなカルマを浄化して消してゆくと、ネガティブなものは引き寄せられなくなり、おおむねポジティブなものばかりが引き寄せられ、次第に幸せな人生が展開してゆくようになるでしょう。
長所伸展法というものがありますね。その人の能力や性格で長所を引き伸ばしてあげれば短所も消えてゆくから、その人の長所をほめ、伸ばしてあげるようにするとよい。また、自分の長所を伸ばすようにするとよいという考え方です。確かにその通りでしょう。しかし、それは才能や能力、あるいは性格上のことであって、カルマとなると話はまったく別でなのです。
それは、短所も時として長所のように働くことがあることを考えればよくわかるでしょう。たとえば口数も少なく人付き合いがへただけれども会社の営業部にいる人がいたとします。同僚たちは人づきあいがうまく、口も達者なので、営業部員には向いているようです。しかし、お客さんはペラペラしゃべる人よりも口数の少ない営業マンの方を信用するので、営業成績がよい。それは短所が長所に転じているためと考えられます。
それなら、口数が少なく人付き合いがへたというのは彼の長所なのでしょうか。そう考えると、何が長所で、何が短所なのかわからなくなってしまいますね。しかし、ほんとうのところは、口数が少なく人付き合いが下手でも営業成績が良いのは、彼の持つポジティブなカルマのせいなのです。月並みなことばで言うと、それを「徳」といってもよいでしょう。
長所が短所のように働くこともあります。たとえば経理能力にたけていたばかりに社長に気に入られ、その会社の不正経理の渦に巻き込まれてしまう。あまりの美人だったので、複数の男性に言い寄られ、いつも三角関係といった男女のトラブルに巻き込まれてしまうなど。
それはその人の持つネガティブなカルマの作用です。長所を伸展すれば、やがて短所は消えていくのでしょうが、カルマのレベルでは、そういうわけにはいきません。ネガティブなカルマを持っていてもそれには目をつむり、ポジティブなカルマだけに注目しているうちにネガティブなカルマが消えていくかというと、消えてはいかないのです。それがカルマの怖さです。
まずネガティブなカルマを何らかの方法によって消してゆく必要があるのはそのためです。それと同時に、ポジティブなカルマを輝かせてゆくと、私たちの持つポジティブなものが表面に出てきて、人生が幸福の方向に進んでゆくでしょう。また、私たちの持つ短所も長所のように作用するようになるのです。
★ほおじろえいいち先生のセミナーが3月1日(日)に開催されます。
≪心★サイエンスセミナー≫運命を好転させる選択の法則
詳細・お申込みははこちらから
→ http://www.funaivisioncreates.com/De_Seminar.cfm?ID102=2&ID=21
★ 2008年オープンワールドでのほおじろえいいち先生の講演DVD/CD好評発売中!
→ http://www.ningenclub.jp/ows/products/detail.php?product_id=135
★『心☆サイエンスDVD』の第1巻「シンクロニシティーからフローへ」
→ http://www.eiichihojiro.jp/benkyou.html
第100回 | |
第99回 | |
第98回 | |
第97回 | |
第96回 | |
第95回 | |
第94回 | |
第93回 | |
第92回 | |
第91回 | |
第90回 | |
第89回 | |
第88回 | |
第87回 | |
第86回 | |
第85回 | |
第84回 | |
第83回 | |
第82回 | |
第81回 | |
第80回 | |
第79回 | |
第78回 | |
第77回 | |
第76回 | |
第75回 | |
第74回 | |
第73回 | |
第72回 | |
第71回 | |
第70回 | |
第69回 | |
第68回 | |
第67回 | |
第66回 | |
第65回 | |
第64回 | |
第63回 | |
第62回 | |
第61回 | |
第60回 | |
第59回 | |
第58回 | |
第57回 | |
第56回 | |
第55回 | |
第54回 | |
第53回 | |
第52回 | |
第51回 | |
第50回 | |
第49回 | |
第48回 | |
第47回 | |
第46回 | |
第45回 | |
第44回 | |
第43回 | |
第42回 | |
第41回 | |
第40回 | |
第39回 | |
第38回 | |
第37回 | |
第36回 | |
第35回 | |
第34回 | |
第33回 | |
第32回 | |
第31回 | |
第30回 | |
第29回 | |
第28回 | |
第27回 | |
第26回 | |
第25回 | |
第24回 | |
第23回 | |
第22回 | |
第21回 | |
第20回 | |
第19回 | |
第18回 | |
第17回 | |
第16回 | |
第15回 | |
第14回 | |
第13回 | |
第12回 | |
第11回 | |
第10回 | |
第9回 | |
第8回 | |
第7回 | |
第6回 | |
第5回 | |
第4回 | |
第3回 | |
第2回 | |
第1回 |
1974年埼玉大学理工学部生化学科卒業。東京医科歯科大学医用器材研究所にて約3年間、「ホルモンの生体制御学」なる先端科学に挑戦。1980年に詩集『心的惑星圏』を自費出版。その後短編小説や詩を書いていたが、1993年、光文社より『脳に眠る「月のリズム」』を出版し、科学ジャーナリストとしてデビュー。以来、先端科学とスピリチュアリティ統合を目指して執筆活動を続けている。シェルドレイクの仮説を紹介する『なぜそれは起こるのか』(1996年)はベストセラーになった。
『魂の記憶』(2003年)を出版後は生きる意味に取り組み、ヒーリング・エナジーの研究を始めて、『幸せの進化形』 『ヒーリング・エナジー』(いずれも2005年)を出版。また、2006年12月にロシアのベストセラー本の邦訳版『「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択』、続いて2007年7月に『「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン2―魂の快/不快の選択』ともに
(ヴァジム・ゼランド著 ほ
おじろ えいいち監修 徳間書店刊)を出版。2008年2月に『スピリチュアルの世界がよくわかる本』(中経の文庫)、2009年10月に『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学習研究社)を出版。2006年に無限波動技術株式会社(Q-Wave
Technologies Inc.)を創設し、Q‐WaveヒーリングDVDなどを提供し始める。2009年12月に『人生を変えたいときに観るDVD』(発売・発行:無限波動技術)を出版。
公式サイト:http://www.eiichihojiro.jp