スピリチュアル・エナジー-ほおじろえいいち氏-
このページは、科学ジャーナリストの
ほおじろ えいいち氏によるコラムページです。
ほおじろ氏は、先端科学とスピリチュアリティの統合を目指した内容の執筆をされています。
カルマというと、ネガティブなものを感じ、宗教みたいで、なんだかうさん臭いと感じる人は多いかもしれません。たしかにもともとは仏教に由来する言葉で、辞書を引くと、「業(ごう)」ともいわれ、「身体、言語、心の3つの行いが未来の苦楽の結果を導く働き」であるとされています。つまり、身体を動かし、言葉を発し、心に何かを思うという行為が未来に影響を与えて、幸福や不幸の結果を導くということでしょう。
これを、科学的に解くことはできるのでしょうか。私は、ある程度可能だと思います。
それにはまず、私たちは「エネルギー情報体」であることを理解する必要があります。
私たちは物質的な存在であることに間違いありません。肉体の中では様々な物質的化学反応が起こっています。食物を取り入れ、それを消化し、エネルギー源とし、また肉体をつくるもとにしています。しかし、それだけではないのです。
肉体をつつむように、あるいは肉体に重なるようにして存在する光エネルギー体を私たちは持っています。最近は、これをプラズマ体と呼ぶ人もいますが、聖者や賢人の頭の後ろのほうに光り輝くオーラを描いた絵がたくさんありますね。それは光エネルギー体の一部です。聖者や賢人はこの光エネルギー体がひときわ強く輝いているので、人々は強くひきつけられ、また尊敬してきたのでしょう。この光エネルギー体が「エネルギー情報体」です。
そして「エネルギー情報体」として、私たちは身近な人たちとエネルギー情報を常に交換し合っています。たとえば、相思相愛の2人が少し離れて向き合って立っています。そしてお互いに愛情をこめて相手を思うとどうなるでしょう。心臓のあたりから光エネルギー体の一部が分離するように小さな光のかたまりが現われて、相手の心臓に向かって行くのです。これは実際にロシアの科学者たちによって、特殊な装置により映像化され確認されています!
愛の情報エネルギーが一方から他方へ送られ、それを受信した方はその情報エネルギーを自分のエネルギー情報体に記録します。そしてその情報を含んだ形で、今度は相手に「私も愛している!」という情報エネルギーを送り返すのです。そうしたら、それを受けた一方からふたたび、その相手の「私も愛している!」という情報を含んで、さらにたとえば「私もほんとうに君を愛しているよ!」という情報エネルギーを相手に送り返します。そういうことが何回か繰り返されると、2人の間に「私たちまるでソウルメイト。2人で1つの魂ですね!」というような「一種の記憶」が形成され、そこに記録されるのです。実はこれは私が『魂の記憶』(日本教文社)で紹介したG・シュワルツ博士の動的記憶仮説です。
ではその「一種の記憶」とは何でしょう。それがカルマのようなものではないか。私はそう考えています。人間の「魂」は輪廻転生を繰り返すといわれています。その「魂」は「エネルギー情報体」でもあります。何百回、何千回と輪廻転生を繰り返している間に、いろいろな人たちとの間で「一種の記憶」を形成し、自らの「魂」の中に記録してきたことでしょう。それが積み重なって、人それぞれに特徴的な一種の明らかな傾向や指向性のようなものができている。それがカルマの実体なのではないでしょうか。
ここで重要な点は、「魂」の中に記録された「一種の記憶」は、人生の重要な局面で前世でしたのと同じような選択を私たちにさせる傾向があるということです。ここで問題になってくるのが、ネガティブなカルマです。なぜなら、前世での人間関係の中で繰り返し記録してきたネガティブな情報に基づき、現世でも同じような人生を選択してしまう可能性が強いからです。それは不幸な人生へとつながるでしょう。
しかし、カルマの本質を考えると、これとは反対のことも言えるはずです。過去生に無数の人生があったのなら、その中で何回かは徳を積み幸せな人生を過ごしたこともあるはずです。それも等しく私たちの「魂」の中に記録されているとすれば、それはポジティブなカルマとなっていてもおかしくはありません。それは誰でもが今持っているなんらかの長所の原因かもしれませんし、私たちが現世で成功し、幸福な人生を歩むことのできる本質的な理由なのかもしれないのです。
だとすれば、それはポジティブなカルマの持つ素晴らしいパワーでしょう。そのようなパワーを、私たちはいつも発揮していたいものです。
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1974年埼玉大学理工学部生化学科卒業。東京医科歯科大学医用器材研究所にて約3年間、「ホルモンの生体制御学」なる先端科学に挑戦。1980年に詩集『心的惑星圏』を自費出版。その後短編小説や詩を書いていたが、1993年、光文社より『脳に眠る「月のリズム」』を出版し、科学ジャーナリストとしてデビュー。以来、先端科学とスピリチュアリティ統合を目指して執筆活動を続けている。シェルドレイクの仮説を紹介する『なぜそれは起こるのか』(1996年)はベストセラーになった。
『魂の記憶』(2003年)を出版後は生きる意味に取り組み、ヒーリング・エナジーの研究を始めて、『幸せの進化形』 『ヒーリング・エナジー』(いずれも2005年)を出版。また、2006年12月にロシアのベストセラー本の邦訳版『「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択』、続いて2007年7月に『「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン2―魂の快/不快の選択』ともに
(ヴァジム・ゼランド著 ほ
おじろ えいいち監修 徳間書店刊)を出版。2008年2月に『スピリチュアルの世界がよくわかる本』(中経の文庫)、2009年10月に『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学習研究社)を出版。2006年に無限波動技術株式会社(Q-Wave
Technologies Inc.)を創設し、Q‐WaveヒーリングDVDなどを提供し始める。2009年12月に『人生を変えたいときに観るDVD』(発売・発行:無限波動技術)を出版。
公式サイト:http://www.eiichihojiro.jp