スピリチュアル・エナジー-ほおじろえいいち氏-
このページは、科学ジャーナリストの
ほおじろ えいいち氏によるコラムページです。
ほおじろ氏は、先端科学とスピリチュアリティの統合を目指した内容の執筆をされています。
先日、ある友人カップルに誘われて鈴鹿市の椿大神社に行きました。七五三の行事と重なったため、普段は閑散としているというその神社も、子供連れの参拝客でにぎわっていました。私はそこで思いがけず非常におもしろい体験をしました。駐車場所の関係で、私たちは本宮左脇から入って、参道を普通の参拝客とは逆向きに歩き始めました。すると私はすごい既視感(デジャヴ)に襲われたのです。むかし絶対に来たことがある!という確信です。しかし、私は生まれてこの方絶対にここには来たことがありません。私は全身に鳥肌が立っていました。とても不思議です。いったいどうしてなのでしょうか?
私は昔からよくデジャヴに襲われることがありましたが、このときほど強いデジャヴを経験したことはありません。雑誌の原稿執筆のため、1年くらい前に私は世界のパワースポットについていろいろと調べたことがあります。そしてわかったのは、必ず近くに水晶などの巨大なクリスタルの鉱脈が存在するらしいということと、その地に入ると心や意識に顕著な変化が見られ、エネルギーがチャージされて、元気がみなぎってくるということです。デジャヴなども頻繁に起こるそうです。
椿大神社に行って帰ってきてから2〜3日、なぜかとてもエネルギーがチャージされたように感じ、ちょっとしたヒーリング・クライシスのようなことが身体に起こったようです。だから、きっとこの椿大神社の近くに、巨大な水晶クリスタルが眠っていて、そこから強烈なパワーが来ているのではないかと思います。また、後になって、私がこれほど強いデジャヴを体験した大きな理由が1つあることに気づきました。それは、私がロシアのものすごいパワースポットから採取したクリスタルをいつも愛用していることにより、水晶などのクリスタルパワーにとても敏感になったからなのかもしれないということです。
いただいてきた由緒書きによると、椿大神社は、「つばきおおかみやしろ」と読むそうです。伊勢平野を見おろす鈴鹿山系の中央に位置する入道ケ嶽、椿ヶ嶽を天然のやしろとして太古の神代より祭祀されていた「猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)」を、西暦紀元前3年に「倭姫命(やまとひめのみこと)」のご神託により、瓊々杵尊(ににぎのみこと)、栲幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと)を相殿として奉斎されたということです。神道にうとい私には難しくてあまりよくわかりませんが、要するに日本最古の神社で、天神(あまつかみ)と地祇(くにつかみ)の幽契(ゆうけい、つまり霊通による約束)であって、日本の国家発祥ということからみると重要な意味のある神社なのだそうです。
しかし、織田信長によって焼き打ちにされ、多くの社僧が殺されたといいます。その後、神社はさびれ、壊滅してしまったようですが、昭和43年に宮司さまが寒中の禊ぎ行中、焼かれ滅ぼされた神宮寺のご本尊さまなどが顕現され、その後大きく復興し現在にいたっているといいます。ともあれ俗世間的には、交通安全、縁結び、芸事にご利益があるとのことで、まだ行ったことのない人は一度は参拝してみるとよいかもしれません。
松下幸之助さんが生前お茶室を境内に寄進されていて、一般にも公開されており、有料ですがお茶と甘いお菓子をいただくことができます。神社の人にお願いすれば金龍明神の滝も見学することができます。私たちも慣れない作法でお茶をいただき、またお滝を参拝させていただきました。申し込めばその滝で修行することもできるそうです。オーブ(人の頭くらいの大きさの淡い光の球体)なども出現することがあるそうなので、不思議現象に関心のある人にも興味深い場所だと思います。
椿大神社と水晶の関係について、私は昨晩からインターネットでいろいろと調べています。そして、近くに「上水晶谷」という地名があることを見つけました。どうしてこのような地名がついているのでしょう。たぶん天然水晶の産地なのではないでしょうか。現在のところわかったのはここまでです。この地をパワースポットにしていると思われる水晶との関連については、まだ資料を見つけることができません。ご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えていただきたいと思います。
私がなぜパワースポットと水晶クリスタルの関係に興味を持つようになったかというと、私の愛用するロシアの水晶系クリスタルセットの産出地が非常に強いパワースポットになっており、その様相がある程度科学的に解明されているからです。つまり、その地点のエネルギー状態を調べると、巨大な渦状、またはS字状となって、エネルギーが放出されているというのです。しかもその流れは巨大なソフトクリームのコーンの内壁をスパイラル(渦状)に上昇しているような様相を呈しているといいます。
このエネルギーは電気力でも、磁気力でもありません。まだ完全には解明されてないエネルギーで、「気」や「生命エネルギー」といわれているようなものです。その場所ではわずかながら残渣のような磁気が観測されているといいます。といって、よくいわれているようなゼロ磁場でもなさそうです。このような大地のツボ地点を、エナジー・ヴォルテックス・ロケーションと呼びます。それがいわゆるパワースポットのようなのです。そしてそのようなパワースポットこそ太古の人たちが敏感に感知して聖地にしてきた場所なのではないか…。もしかしたら、太古の日本人たちは椿大神社の場所にそのエネルギーを感知し、聖地として私たちに残しておいてくれたのかもしれません。そう思うと、なんだか楽しくなってきます。
※私が撮影した椿大神社のパワースポットらしき場所の写真はこちらに掲載してあります。
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1974年埼玉大学理工学部生化学科卒業。東京医科歯科大学医用器材研究所にて約3年間、「ホルモンの生体制御学」なる先端科学に挑戦。1980年に詩集『心的惑星圏』を自費出版。その後短編小説や詩を書いていたが、1993年、光文社より『脳に眠る「月のリズム」』を出版し、科学ジャーナリストとしてデビュー。以来、先端科学とスピリチュアリティ統合を目指して執筆活動を続けている。シェルドレイクの仮説を紹介する『なぜそれは起こるのか』(1996年)はベストセラーになった。
『魂の記憶』(2003年)を出版後は生きる意味に取り組み、ヒーリング・エナジーの研究を始めて、『幸せの進化形』 『ヒーリング・エナジー』(いずれも2005年)を出版。また、2006年12月にロシアのベストセラー本の邦訳版『「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択』、続いて2007年7月に『「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン2―魂の快/不快の選択』ともに
(ヴァジム・ゼランド著 ほ
おじろ えいいち監修 徳間書店刊)を出版。2008年2月に『スピリチュアルの世界がよくわかる本』(中経の文庫)、2009年10月に『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学習研究社)を出版。2006年に無限波動技術株式会社(Q-Wave
Technologies Inc.)を創設し、Q‐WaveヒーリングDVDなどを提供し始める。2009年12月に『人生を変えたいときに観るDVD』(発売・発行:無限波動技術)を出版。
公式サイト:http://www.eiichihojiro.jp