スピリチュアル・エナジー-ほおじろえいいち氏-
このページは、科学ジャーナリストの
ほおじろ えいいち氏によるコラムページです。
ほおじろ氏は、先端科学とスピリチュアリティの統合を目指した内容の執筆をされています。
私たちがほんとうに幸せな人生を歩むためには、まずネガティブなカルマを浄化し、消してしまわなければなりません。そしてポジティブなカルマ、つまり徳のようなものを磨き、輝かせることがとても大切です。このように書くと、胡散臭い感じがして引いてしまう人も多いでしょう。あるいは宗教的なにおいを感じて、敬遠してしまう人がいるかもしれません。
しかし、拙著『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学研刊)の第3章に書いたように、カルマを最先端の科学の土俵に乗せて考えることも不可能ではなくなってきたようです。その詳細についてここでは触れないことにしますが、カルマという考え方は宗教的というよりむしろ科学的な概念なのです。であるからこそ、本書(※注)でご紹介するように、宗教的でもなく、自己啓発的な教えでもない最先端のヒーリング技術によって、人生を改善することができるのでしょう。
辞書を引くと、カルマは「業」ともいわれ、「身体、言語、心の三つのおこないが未来の苦楽の結果を導く働き」であるとされています。つまり、身体を動かして悪いおこないをしたり、悪い言葉を口にしたり、心に悪いことを思ったりすると、それが未来に影響を与えて不幸になる。反対に、身体を動かして善いおこないをし、善い言葉を口にし、心に善いことを思うと、カルマの作用によって、未来が幸せなものとなるということでしょう。したがってカルマとは、原因と結果の法則を動かしている本質ということになります。さらにいえば、自らの行為によって自らの魂に刻み込んだ、選択の偏り、あるいは未来の指向性なのです。
私たちは人生のさまざまな時点で、いくつかの選択肢のなかから自分の進む道を選んでいます。その選択は意識的に行うこともあるし、無意識のうちに行うこともあります。しかし、その選択の傾向にその人に独特の偏りがあるのです。そしてその選択の連続によって、人生が形作られていきます。その結果として、さまざまな人生模様が現れます。したがって、私たちの人生模様は、カルマによってつくられるといっても過言ではないのです。
私たちの人生においてカルマはどのような形に現れるのかを見ると、おおまかに次のようになります。
@行動の傾向として現われるもの
A人間関係のうえに現れるもの
B身体のうえに現れるもの
C運のうえに現れるもの
そして、これらはそれぞれネガティブなカルマから出てくるものと、ポジティブなカルマから出てくるものを対比してみると、とてもわかりやすいでしょう。ネガティブなカルマはけっきょく自分やまわりの者が不幸につながるもととなり、ポジティブなカルマは自分やまわりの者が幸せになるもとになります。
行動の傾向として現れるものは、行動パターンといってもよいでしょう。たとえばいつもものごとを始めては中途半端のまま放置してしまい、何ごとも最後までやり遂げることができないというものがあります。これは行動の傾向に関連したネガティブなカルマをその人が持っていることに起因します。たとえば仕事を次々と変え、決して成果を得られないのもこのカルマでしょう。これでは、その人は決して仕事で満足感や達成感が得られず、幸せとはいえないでしょう。
反対に、いったんものごとを始めたらいろいろと工夫しながらそれを続けることができるというのは、ポジティブなカルマです。仕事をしながら充実感を味わい、成就したらすばらしい達成感を味わうでしょう。それはきっとその人の幸せにつながるはずです。
また、反社会的で犯罪につながるような行動パターンはネガティブなカルマに根差すものですし、反対に社会を益し人々のために尽くそうとするような行動パターンを現わす人はポジティブなカルマを持っているといえるでしょう。
人間関係のうえに現れるカルマは、人間関係に見られるパターンといってもよいでしょう。これは自分とまわりの近しい人との関係の善し悪しに端的に現れます。夫婦では、いつもケンカばかりしていたり、結局生き別れか死に別れになる夫婦関係か、逆にいつも仲良く愛情にあふれた円満な夫婦関係かということです。
親子兄弟でも基本的に同じで、仲が悪く冷たい親子・兄弟関係か、仲が良く温かく愛情あふれる親子・兄弟関係かということです。
いずれも前者がネガティブなカルマ、後者がポジティブなカルマです。
人間関係のうえに現れるカルマには、家族間の関係だけではなく、職場などの人間関係、友人や恋人などとの人間関係に現れるものもあります。ネガティブなものには、たとえば良い友人ができないとか、親友関係が続かず孤独になっていく。人から受けた恩をあだで返すことになる。男女間のトラブルに巻き込まれやすいなどのものがあります。
反対にポジティブなものには、すばらしい友人にめぐまれ、生涯親友どうしとしてお互いに恩恵を与え、授かりあう。受けた恩は何倍にもして返すことになる。異性にもてて人気者になってしまうなどのものがあります。 …以下省略…
※ 注:この文章は、昨年末に出版した拙著『人生を変えたいときに観るDVD』の第1章の前半部分をご紹介させていただいたものです。なお、本書は今のところ無限波動技術オンラインショップのみからの販売となっています。
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※ほおじろえいいちの最新著『人生を変えたいときに観るDVD』はこちらから。
http://www.eiichihojiro.jp/works/9784903902036.html
※月刊誌『ムー』や『anemone』に掲載された記事の一部は、下記のページからご覧いただけます。
http://www.eiichihojiro.jp/topics/monthly_magazine.html
★ ヒーリングDVD各種についてはこちら
http://www.eiichihojiro.jp/coconi/index.html
http://www.eiichihojiro.jp/healingdvd/index.html
★『心☆サイエンスDVD』の第1巻「シンクロニシティからフローへ」
→ http://www.eiichihojiro.jp/benkyou.html
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1974年埼玉大学理工学部生化学科卒業。東京医科歯科大学医用器材研究所にて約3年間、「ホルモンの生体制御学」なる先端科学に挑戦。1980年に詩集『心的惑星圏』を自費出版。その後短編小説や詩を書いていたが、1993年、光文社より『脳に眠る「月のリズム」』を出版し、科学ジャーナリストとしてデビュー。以来、先端科学とスピリチュアリティ統合を目指して執筆活動を続けている。シェルドレイクの仮説を紹介する『なぜそれは起こるのか』(1996年)はベストセラーになった。
『魂の記憶』(2003年)を出版後は生きる意味に取り組み、ヒーリング・エナジーの研究を始めて、『幸せの進化形』 『ヒーリング・エナジー』(いずれも2005年)を出版。また、2006年12月にロシアのベストセラー本の邦訳版『「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択』、続いて2007年7月に『「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン2―魂の快/不快の選択』ともに
(ヴァジム・ゼランド著 ほ
おじろ えいいち監修 徳間書店刊)を出版。2008年2月に『スピリチュアルの世界がよくわかる本』(中経の文庫)、2009年10月に『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学習研究社)を出版。2006年に無限波動技術株式会社(Q-Wave
Technologies Inc.)を創設し、Q‐WaveヒーリングDVDなどを提供し始める。2009年12月に『人生を変えたいときに観るDVD』(発売・発行:無限波動技術)を出版。
公式サイト:http://www.eiichihojiro.jp