スピリチュアル・エナジー-ほおじろえいいち氏-
このページは、科学ジャーナリストの
ほおじろ えいいち氏によるコラムページです。
ほおじろ氏は、先端科学とスピリチュアリティの統合を目指した内容の執筆をされています。
アメリカの神経免疫学者に、ポール・ピアソール博士という人がいます。去年の今頃本コラム(第22回)でもご紹介しましたが、彼は私がひそかに尊敬している科学者の一人です。その博士が彼独特のポジティブ心理学を用いたカウンセリングにも詳しいことをご存知の方はあまりいないかもしれません。
彼はある本の中で、パートナー(ご主人、奥さん、あるいは将来を約束した恋人)に愛されるためのヒントをいくつか教えてくれています。彼は私たちにこんなことを問いかけているのです。
1)パートナーは常にあなたに自分のことを評価されたがっています。たいていは「すごいわね」とか「キレイだね」とか言って欲しいのです。あなたはそういうパートナーの気持ちにいつもこたえようと努力していますか?
2)何気なくあなたが言ったことにパートナーが過剰に反応することがあります。それはパートナーの心がすこし傷つくからでしょう。あなたはそういう言葉を知っていますか? そして、そういう言葉をあえて言わずに飲み込む努力をしていますか?
3)パートナーが話すことはいつも退屈なので、ろくにその話を聞いてあげていないということはないですか? 人間は誰しも自分の話を聞いて欲しいものです。ましてパートナーであるあなたに話を聞いてもらえなかったら、とても寂しい思いをすることでしょう。
4)パートナーが好きなことをあなたは知っているはずです。奥さんはデパートでショッピングするのが好き。ご主人はサッカー観戦が好きなど、人さまざまです。でもあなたが一緒にそれに付き合ってくれるとパートナーが喜ぶという理由で、あなたはパートナーとそれに付き合ってあげることができていますか?
5)パートナーが明らかに間違っていることを言ったとします。あなたはしたり顔でそれは違うとすぐさまそれを訂正することはありませんか? 時と場合によっては、あえてそれを訂正しない方が良いこともあるのです。
6)あなたはパートナーの起床や就寝時間になるべく合わせて起床し、就寝しようとしていますか?
7)パートナーが落ち込んでいたり、機嫌が悪いときに、パートナーの気分を変え、笑わせてしまう方法を知っていますか?
8)パートナーがいつも言う下手な洒落やギャグ(俗にいうおやじギャグ)を聞きあきていて、おもしろくも何ともないのに、笑ってあげることはできますか?
9)セックスもとても大切なことです。パートナーがどんなセックスが好きか嫌いか、聞いたことはありますか? そしてパートナーの好みに合わせる努力をしていますか?
10)パートナーがあなたのためにしてくれたことが悲惨なできばえであったとしても、お世辞を言ってほめたり、感謝の言葉をいうことができますか?
11)もしパートナーがもう一度結婚するとしたら、あなたと結婚したいと思っているでしょうか?
これらの質問に「はい」と答えた数が多ければ多いほど、あなたの夫婦円満度は高くなると、博士はいいます。さて、あなたの場合はどうでしたか?
ここに、彼のきわめつけの質問があります。「あなたは、今の自分と結婚したいと思いますか?」
びっくりする質問ですね。あなたとまったく同じ人間だけれど、異性の人がいたら、あなたはその人と結婚して、夫婦になりますか? あなたとまったく同じ人間ということは、考えることも同じ、長所も同じだけれど短所も同じということです。違うのは男性か女性かだけ。さて、あなたの答えは?
だれもが自分で自分自身の嫌いなところはよく承知しています。その嫌いな部分は、多くは短所と思っているところです。人生のパートナーである相手の短所を知り尽くしていて、なおかつそういう相手にほれ込んで、あなたは結婚することができるのか。博士はそう問いかけているわけです。
もし、あなたの答えが、「いいえ」だったら・・・、その場合、あなたの結婚生活はとても危ういものになる可能性が強いのだそうです。なぜなら、相手の短所やいやな部分を受け入れられず、結局は否定してしまうから。しかし、あなたの答えが「はい」なら、あなたは自分の選んだパートナーと死ぬまで愛情あふれる夫婦円満な人生を歩むことができる。博士はそう言います。
そして、結婚は、相性のよい相手とめぐり合えばそれで終わりというのではない。ほんとうの愛は、相手に「この人となら生涯をともにしたい」と思わせる人間に、あなた自身がなれるよう努力を続けることによって生まれる、と言うのです。なるほど! 今の自分と結婚したいと思うというのは、自分が相手に愛される人間になれるよう、常に努力し続けることを表していると、博士は考えるわけですね。
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1974年埼玉大学理工学部生化学科卒業。東京医科歯科大学医用器材研究所にて約3年間、「ホルモンの生体制御学」なる先端科学に挑戦。1980年に詩集『心的惑星圏』を自費出版。その後短編小説や詩を書いていたが、1993年、光文社より『脳に眠る「月のリズム」』を出版し、科学ジャーナリストとしてデビュー。以来、先端科学とスピリチュアリティ統合を目指して執筆活動を続けている。シェルドレイクの仮説を紹介する『なぜそれは起こるのか』(1996年)はベストセラーになった。
『魂の記憶』(2003年)を出版後は生きる意味に取り組み、ヒーリング・エナジーの研究を始めて、『幸せの進化形』 『ヒーリング・エナジー』(いずれも2005年)を出版。また、2006年12月にロシアのベストセラー本の邦訳版『「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択』、続いて2007年7月に『「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン2―魂の快/不快の選択』ともに
(ヴァジム・ゼランド著 ほ
おじろ えいいち監修 徳間書店刊)を出版。2008年2月に『スピリチュアルの世界がよくわかる本』(中経の文庫)、2009年10月に『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学習研究社)を出版。2006年に無限波動技術株式会社(Q-Wave
Technologies Inc.)を創設し、Q‐WaveヒーリングDVDなどを提供し始める。2009年12月に『人生を変えたいときに観るDVD』(発売・発行:無限波動技術)を出版。
公式サイト:http://www.eiichihojiro.jp