スピリチュアル・エナジー-ほおじろえいいち氏-
このページは、科学ジャーナリストの
ほおじろ えいいち氏によるコラムページです。
ほおじろ氏は、先端科学とスピリチュアリティの統合を目指した内容の執筆をされています。
前回は、地球は心を持っているという故ウィラー博士の仮説について書きました。そのなかで、博士の「地球の心が地球に棲む生命や人間の心と相互作用しながら進化、発展して行く」という考え方もご紹介しました。そして、「なるべく多くの人たちが日ごろから明るい未来像を心に描き、楽しいことや幸せなことをつぶやきあい、インターネットにも書き込んで、地球の心を幸せに満たしていくことが大切」なのだろうとも書きました。
それには理由があります。地球自体もネガティブなカルマを持っており、私たちの持つネガティブなカルマとからみあって現象が加速していくと、もしかすると太古の時代にアトランティスやムー大陸が海中に没したといわれるようなことが再び近い未来に起こってしまうかもしれないということです。
しかし、なるべく多くの心ある人たちが日ごろから、明るい未来、みんなが幸せに暮らしている世界を心に思い描くことで、今度はポジティブなフィードバックが加速して、ほんとうにそのように素晴らしい世界が実現していくかもしれません。是非そうしたいものですが、そのためには、一人でも多くの人が、自分自身のなかに持っているネガティブなカルマを浄化することが大切だと、私は考えています。地球の持つネガティブなカルマと、私たちの持つネガティブなカルマの相互作用が小さくなっていくからです。
カルマとはいったい何なのでしょう。
思想の歴史をさかのぼると、今から約3500年前のインドに行きつきます。それは仏教誕生以前の時代です。そこにすでに人間の輪廻転生とカルマ(業)の思想は確立されていたといわれます。
その思想をわかりやすく要約すれば、「人の命は肉体の死によって終わるのではなく、臨終に際して肉体から抜け出した魂が他の肉体を得て生まれ変わり、永遠にこれを繰り返していく」。また「肉体を得ていたときになした自分の行為や思いがもととなってカルマが決定し、それが次の生に影響を及ぼしていく」ということになるでしょう。
宗教の世界や現代思想・学問の世界では、この点についての議論は非常に多く、昔から現代に至るまで賛否両論いろいろとあるようです。
しかし私が考えるカルマとは、宗教や思想・学問とは無関係に、現実的な問題としてとらえたものです。つまり、ズバリ言って、それは「自分の人生、あるいは運命を決定する要素」です。
本コラムでも何度も述べていますが、私たちはエネルギー・フィールドにつつまれた存在であり、それは私たちの「魂」の一部を構成すると思われる「エネルギー身体」とも密接な関係にあります。そしてそのエネルギー身体の電磁的な歪み(バイアス)、あるいはそこに蓄積されている偏った情報記憶のようなものがカルマであると考えています。その偏りが、私たちの運命を決定づけるのです。
ところが、同じような歪みや偏りは私たちの外側にもたくさんあります。私たちの外側に存在する多くのものが、やはりエネルギー情報体となっているからです。たとえば人が緊密に集まるところで、その人たちを包み込む一つの全体としてのエネルギー情報体がつくられています。ベストセラー『トランサーフィン』シリーズの著者ゼランドは、これを「振り子」と呼んでいます。
簡単に説明すると、まず一組の男女が結婚し、ひとつの家庭をつくったとしてみましょう。そうすると、二人のエネルギー情報体が合体した形のエネルギー情報体がつくられます。それは家族の始まりであり、家族というエネルギー情報体なのです。
やがて子供が何人か生まれ、その家族の一員として加わります。そしてその家族全体のエネルギー情報体の傘下に入るのです。もちろん、家族を構成するメンバー一人一人もそれぞれ単独のエネルギー情報体ではありますが、家族全体を包み込んでその情報体が存在するのです。したがって、家族の一員である私たちは家族のエネルギー情報体の影響を大きく受けます。そしてそこにカルマがあるのです。それはまた、家族というエネルギー情報体の情報の偏り、あるいはそのエネルギー情報体の電磁的な歪みということなのです。これは家族のカルマ、あるいは家系のカルマといってもよいものでしょう。
ほとんど同じことが、人々が緊密に集まって活動する集団にも見られます。
会社や政治団体など、同じ思いや目的を持って人々が集まった組織もひとつの全体としてのエネルギー情報体があり、そこに一種の偏り、つまりカルマが生まれていることがほとんどです。
それだけではありません。国民や民族、さらには地球人類全体も一種の大きなエネルギー情報体を形成していると思われるので、その電磁的な歪み(カルマ)が存在しているのでしょう。
しかし一人でも多くの人がまず自分自身のカルマを浄化することに目覚め、何らかの手段でそれを実行していくことにより、家族、そして組織、国、地球人類のカルマも浄化されていくに違いありません。そうすると、地球というエネルギー情報体の持つカルマも軽減され、地球の運命も明るい方向に変換されていくのではないでしょうか。そうなる日も近い。そう信じたいものです。
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★ほおじろえいいちのオフィシャルサイト
http://www.eiichihojiro.jp/
★ブログもあります。
http://www.eiichihojiro.jp/blog/
★ヒーリングDVD各種
http://www.eiichihojiro.jp/healingdvd/index.html
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★ヒーリングDVD体験談集『人生を変えたいときに観るDVD』
http://www.eiichihojiro.jp/works/9784903902036.html
★見ていると若くなる不思議な「フレイアの鏡」
http://www.eiichihojiro.jp/Freya.html
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1974年埼玉大学理工学部生化学科卒業。東京医科歯科大学医用器材研究所にて約3年間、「ホルモンの生体制御学」なる先端科学に挑戦。1980年に詩集『心的惑星圏』を自費出版。その後短編小説や詩を書いていたが、1993年、光文社より『脳に眠る「月のリズム」』を出版し、科学ジャーナリストとしてデビュー。以来、先端科学とスピリチュアリティ統合を目指して執筆活動を続けている。シェルドレイクの仮説を紹介する『なぜそれは起こるのか』(1996年)はベストセラーになった。
『魂の記憶』(2003年)を出版後は生きる意味に取り組み、ヒーリング・エナジーの研究を始めて、『幸せの進化形』 『ヒーリング・エナジー』(いずれも2005年)を出版。また、2006年12月にロシアのベストセラー本の邦訳版『「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択』、続いて2007年7月に『「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン2―魂の快/不快の選択』ともに
(ヴァジム・ゼランド著 ほ
おじろ えいいち監修 徳間書店刊)を出版。2008年2月に『スピリチュアルの世界がよくわかる本』(中経の文庫)、2009年10月に『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学習研究社)を出版。2006年に無限波動技術株式会社(Q-Wave
Technologies Inc.)を創設し、Q‐WaveヒーリングDVDなどを提供し始める。2009年12月に『人生を変えたいときに観るDVD』(発売・発行:無限波動技術)を出版。
公式サイト:http://www.eiichihojiro.jp