スピリチュアル・エナジー-ほおじろえいいち氏-
このページは、科学ジャーナリストの
ほおじろ えいいち氏によるコラムページです。
ほおじろ氏は、先端科学とスピリチュアリティの統合を目指した内容の執筆をされています。
チャクラについては、今までいろいろな解説書が出ているので、ある程度ご存知のことでしょう。私たちの身体の、ある特定な部分にあるエネルギーセンターで、そこから車輪状に、あるいは放射状にエネルギーが発散されているとされているものです。聖者やヨーガなどの達人が超常的パワーを発揮するのも、このチャクラが覚醒しているからだと言われています。
人間は、胴や頭のある特定部分に7つの主要なチャクラをもっています。また、手のひらや関節部分などにも小さなチャクラがあるといわれています。現代になってチャクラについての科学的研究がすすめられ、徐々にいろいろなことがわかってきました。たとえば地球や宇宙に満ちている「ライフ・エネルギー」(昔から「気」「プラナ」「マナ」「生命エネルギー」などとも言われているもの)を吸収する、あるいは体外に放出する器官であるということ。また、チャクラは環境からのよいエネルギーばかりではなく悪いエネルギーも吸収してしまうということ。その意味で、私たちのもつチャクラはエネルギーの出入り口なのです。
ヨーガなどではチャクラを開くことが重要であると考えられています。それによって超能力が得られるなどといわれていますが、それより前に非常に大切なことがあるのをご存知ですか? それは、チャクラの機能がよくバランスの取れた働き方をしていること、また7つのチャクラの働き方が調和していることです。
私たちは食物を摂取することと同じように、宇宙や地球にあふれている「ライフ・エネルギー」を身体に取り入れ、不必要なエネルギーを適切に体外に流していることがわかりはじめています。そしてそれが私たちの健康な生活にはなくてはならないというのです。
しかし、チャクラの働きがアンバランスになっているとそれがうまくいかなくなるといいます。さらに、外界のネガティブなエネルギーの影響も受けやすくなります。また各チャクラが影響を与えている内臓や身体の部分の働きが悪くなることによって健康を崩しやすくなり、心も偏向して不安定になってきます。その結果、人生さえもよくない方向に変化してしまう可能性があるというのです。
たとえば、第1チャクラは脊柱(せきちゅう)の基部に位置し、バイタリティや勇気、自信に関係し、腎臓、膀胱、足腰などの機能にも関与しているといわれます。また、赤色のエネルギーにコントロールされるといわれるチャクラともいわれています。長期にわたってこのチャクラのバランスが悪い状態にあると、手足の冷えや足の働きが弱いなどの身体的な不調のほかに不安、自己憐憫、恐怖感や怒りなどをいだきやすいなど、心のバランスを欠くようになるといわれています。
また、第4チャクラは心臓のあたりに位置し、愛、バランス、自己コントロールの象徴的な働きをするもので、心臓、胸、胸腺などの機能に関係するといわれています。緑色のエネルギーにコントロールされるといわれるチャクラです。長期にわたってこのチャクラのバランスが悪い状態にあると、関係する臓器の働きが悪くなるなどの身体的な不調が引き起こされるばかりではなく、無関心、嫉妬、冷酷、無情などの心の状態を招きやすいともいわれています。
そこで、昔から宝石やアロマオイルなどを使って、あるいは自分自身がヨーガなどの修行をすることによってチャクラの働きを調整しようとしてきました。そして幸運にもそれがうまくいくと、健康な心身を取り戻し、感情的にも安定した状態が得られたようです。
たとえば、第1チャクラのバランスがくずれていた人が何らかの方法でそのバランスが整うと、勇気や自信がわきあがってくるといわれます。そして、力強く健康的に生きていると実感するようになるというのです。また、第4チャクラのバランスが乱れていた人がそのバランスを取り戻すと、深い理解力や自己コントロール能力、適応能力が備わってくるようです。同時に、他への深い思いやり、気前よさ、謙虚さなども深まるといいます。その結果、本当の愛に満ちあふれているとか、ロマンチックなものを感じる瞬間を多く経験するようになるというのです。その方法によっては、必ずしもうまくいかないこともあるでしょうが。
人間は誰でも7つのチャクラのうちどれか2つか3つくらいのチャクラの機能がアンバランスになる傾向にあるといわれています。できることなら、それらのチャクラのバランスを整えて、健康で幸せな人生を謳歌したいものです。
★チャクラの機能や働きを整えるエネルギーについての詳細は、こちらから。
→ http://www.eiichihojiro.jp/coconi/item/coconi_01_ChakraBalance.html
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1974年埼玉大学理工学部生化学科卒業。東京医科歯科大学医用器材研究所にて約3年間、「ホルモンの生体制御学」なる先端科学に挑戦。1980年に詩集『心的惑星圏』を自費出版。その後短編小説や詩を書いていたが、1993年、光文社より『脳に眠る「月のリズム」』を出版し、科学ジャーナリストとしてデビュー。以来、先端科学とスピリチュアリティ統合を目指して執筆活動を続けている。シェルドレイクの仮説を紹介する『なぜそれは起こるのか』(1996年)はベストセラーになった。
『魂の記憶』(2003年)を出版後は生きる意味に取り組み、ヒーリング・エナジーの研究を始めて、『幸せの進化形』 『ヒーリング・エナジー』(いずれも2005年)を出版。また、2006年12月にロシアのベストセラー本の邦訳版『「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択』、続いて2007年7月に『「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン2―魂の快/不快の選択』ともに
(ヴァジム・ゼランド著 ほ
おじろ えいいち監修 徳間書店刊)を出版。2008年2月に『スピリチュアルの世界がよくわかる本』(中経の文庫)、2009年10月に『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学習研究社)を出版。2006年に無限波動技術株式会社(Q-Wave
Technologies Inc.)を創設し、Q‐WaveヒーリングDVDなどを提供し始める。2009年12月に『人生を変えたいときに観るDVD』(発売・発行:無限波動技術)を出版。
公式サイト:http://www.eiichihojiro.jp