スピリチュアル・エナジー-ほおじろえいいち氏-
このページは、科学ジャーナリストの
ほおじろ えいいち氏によるコラムページです。
ほおじろ氏は、先端科学とスピリチュアリティの統合を目指した内容の執筆をされています。
ふだん、なにげなくする掃除ですが、そのときの心の在り方で、その人の人生がどういうものであるかがわかります。まさか、掃除をしたことのない人はいないでしょう。部屋に住んでいるかぎり、時間とともにその部屋は汚れてくるので、掃除をしないわけにはいきません。
夫婦で一緒に住んでいると、たとえばご主人が部屋が散らかっているのに我慢が出来なくなって「何だ、まだ掃除していないのか!」と、奥さんに文句を言わんばかりに掃除をし始めます。また逆に、ご主人が部屋の中を散らかしてばかりいるので、奥さんが、プリプリ怒って「まったくしょうがない人だわ!」と掃除を始めます。どちらにしても、「なんで俺が、掃除しなければならないんだ!」「なんで私は掃除ばかりしなければならないの!」と、掃除機を動かすわけです。
しかし、こういう心の在り方は、結局のところ、不幸な人生を導くといわざるを得ないでしょう。「なんで自分が掃除しなければならないの」という心の中には、自分以外の同居者が掃除して当たり前という心のおごりや、人の行為をむさぼる気持ちが隠されています。 そこからは本当に幸せな人生が形成されるはずがありません。ネガティブなカルマが蓄積されていくだけです。
反対に、掃除するのが楽しくて仕方がないという場合はどうでしょう。拙著『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学習研究社)に紹介した病院の清掃係ロージーのことが頭に浮かびます。彼女は患者の吐いたものや汚物の後始末も口笛を吹きながら陽気にこなしていました。安い賃金でしたが、そこで働く医師や看護師のだれよりも高い誇りを持って働いていたのです。
そして一日の仕事を終えるときはいつも必ず病室で患者さんのためにお祈りを唱えるのでした。そこに入院している人たちが一日も早く元気になりますように、と…。実際彼女にはヒーリングパワーがあったので、がんの末期で絶望的な入院生活をおくっていた心理学者のピアソール博士(この本で私は彼の理論を取り上げています)も奇跡的に回復し、退院したのです。
彼女ほどではないにしろ、日常の掃除や食事の後片付けなども、自分がさせていただくもの。なぜなら、そうすることで生きていることへの感謝の気持ちを確認できるから。あるいはまた、それがほんとうに楽しいからという心を持っている人の人生は、ほんとうに幸福なものだと思います。あなたにはそういう気持ちで掃除のできる日がどのくらいありますか?
掃除に関してもう一つおもしろいことがあります。『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』の第3章でご紹介した「今ここに生きる生き方」を応用することができるからです。
掃除をしているその瞬間に自分の意識をすべて集中させるのです。そのとき掃除以外の行為についての考えはまったくありません。掃除しているという行為そのものになりきっているのです。それは一種の瞑想でもあります。そういう状態でいると、今この瞬間の宇宙から自分に向かって素晴らしいエネルギーが流れ込んで来ます。嘘だと思ったら、やってみてください。
ところで、拙著『人生を変えたいときに観るDVD』にも書きましたが、「キングダム・オブ・ハッピネス」を見始めると、掃除好きになる人がいます。とてもおもしろい現象です。このDVDはネガティブなカルマを浄化するものです。ネガティブなカルマは、エネルギー・フィールドの汚れのようなものです。その汚れが浄化し始めると、自分自身も掃除好きになるのでしょうか。
さらにおもしろいことに、部屋の環境を浄化するヒーリングDVD「スペース・シャワー」(龍神さまのエネルギーを発するDVDです!)を流すと、さらに掃除が好きになるようです。掃除をしなくてはいられないような心境になる人もいるでしょう。そういう私は実は、掃除は得意ではありませんでした。しかし「スペース・シャワー」で毎日絶対に掃除をしなければいられなくなりました。
もう一つ気がついたことがあります。それは部屋のどこか一ヵ所が雑然としていると、その辺から部屋のエネルギー状態が壊れていくようだということです。まずそこにホコリがたまり、たまったホコリはネガティブなエネルギーを集めるような気がするのです。風水などでは、よくクリスタルでつくった龍神の置物などを部屋におくと良いといわれています。しかし、部屋が散らかっていたりホコリがたまっていては、ほんとうの龍神さまは来てくれないかもしれません。やはり自分の住む部屋はきれいで、浄化されているに越したことはないですね。
※今回のエッセイは、ほおじろえいいちのブログ(5月13日)を一部改編したものです。
http://www.eiichihojiro.jp/blog/
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※ほおじろえいいちの最新著『人生を変えたいときに観るDVD』についての詳細はこちら。
http://www.eiichihojiro.jp/works/9784903902036.html
※「キングダム・オブ・ハッピネス」の詳細についてはこちら。
http://www.eiichihojiro.jp/healingdvd/item/DVD_01_hapiness.html
※「クリスタル・メディテーション」の詳細についてはこちら。
http://www.eiichihojiro.jp/coconi/item/coconi_02_CrystalMeditation.html
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1974年埼玉大学理工学部生化学科卒業。東京医科歯科大学医用器材研究所にて約3年間、「ホルモンの生体制御学」なる先端科学に挑戦。1980年に詩集『心的惑星圏』を自費出版。その後短編小説や詩を書いていたが、1993年、光文社より『脳に眠る「月のリズム」』を出版し、科学ジャーナリストとしてデビュー。以来、先端科学とスピリチュアリティ統合を目指して執筆活動を続けている。シェルドレイクの仮説を紹介する『なぜそれは起こるのか』(1996年)はベストセラーになった。
『魂の記憶』(2003年)を出版後は生きる意味に取り組み、ヒーリング・エナジーの研究を始めて、『幸せの進化形』 『ヒーリング・エナジー』(いずれも2005年)を出版。また、2006年12月にロシアのベストセラー本の邦訳版『「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択』、続いて2007年7月に『「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン2―魂の快/不快の選択』ともに
(ヴァジム・ゼランド著 ほ
おじろ えいいち監修 徳間書店刊)を出版。2008年2月に『スピリチュアルの世界がよくわかる本』(中経の文庫)、2009年10月に『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学習研究社)を出版。2006年に無限波動技術株式会社(Q-Wave
Technologies Inc.)を創設し、Q‐WaveヒーリングDVDなどを提供し始める。2009年12月に『人生を変えたいときに観るDVD』(発売・発行:無限波動技術)を出版。
公式サイト:http://www.eiichihojiro.jp