スピリチュアル・エナジー-ほおじろえいいち氏-
このページは、科学ジャーナリストの
ほおじろ えいいち氏によるコラムページです。
ほおじろ氏は、先端科学とスピリチュアリティの統合を目指した内容の執筆をされています。
もうずいぶん昔のことになりますが、私はあるポジティブシンキングの本を読んで、一生懸命に努力してものごとをポジティブにとらえようとしていたことがありました。ところが、それがどうしてもうまくいかないのです。はじめのうちは、「よし、ポジティブに考えよう!」と、何とかポジティブな思いをめぐらすことに成功していました。しかし、長続きがしない。いつの間にかなんとなくネガティブな思考をし始めている自分に気がつくという始末でした。
ところが数年前に、私たち人間はエネルギー情報体(本コラム第1回、2回、4回、10回、22回など参照)として振舞うことを知り、その振る舞いについて研究し、本にも書くようになって、あのときなぜポジティブシンキングがうまくいかなかったのかに気がつきました。
ポジティブシンキングって、けっこうむずかしいものだったのです。むずかしいというと、それだけですでにポジティブシンキングから逸脱していると、批判する人がいるかもしれません。むずかしいと思うから、むずかしくなる。やさしいと思えば、やさしいのだと。しかし、それはあまりに短絡的な思考です。むずかしいのにはそれなりの理由があり、それは科学的にきちんと説明できるものなのです。
むずかしさの理由は2つあると、私は考えます。1つは、私たちの心の中にひそむネガティブなエネルギーからの影響です。もう1つは、そのネガティブなエネルギーを物理的に解消してしまう方法を知らないことです。
ではなぜ、私たちの心の中にネガティブなエネルギーが潜んでいるのでしょう。その理由はいくつもあります。
まず、人間は基本的にネガティブな思考回路の方が強いということです。私たちの心の中には、ネガティブなものにより敏感に反応する強力な回路があって、それがしばしばポジティブな思考をブロックしてしまうのです。これは長い進化の途上で、恐れや不安などの感情に非常に敏感に反応するように自らをつくりあげてきたなごりなのでしょう。
次の問題は、幼い頃を中心に家庭環境から身につけさせられた自分の価値のなさについてのいくつかの基本的な感情の存在です。たとえば自分はたいした人間ではないから、最善を得るには値しない。自分の家は貧乏だから、そんな高価なものを買うには値しないというような信念。あるいは両親の不仲や兄弟との葛藤の末に心の底にしまいこんでフタをした深い悲しみ、怒り、そして罪悪感など。心の中にあるこうしたネガティブなエネルギーは、私たちのポジティブシンキングを執拗に妨害します。
そして3番目の問題は、とても大きなものです。カルマがからんでいるからです。カルマなどというと、うさん臭いものと思われる方もけっこういると思います。しかし私は最近、私たちのエネルギー・フィールド(本コラム第1回参照)の一種の電磁的な偏りとして含まれている情報が、カルマではないかと考え始めています。それは私たちが前世から持ち越してきている情報です。
前世など考えられないという場合は、生まれてから今まで生きてきた間につくってきたものと考えてもかまいません。私たちの思いや行動は必ずエネルギー・フィールドに一種の情報として記録されます。そしてその情報によって、私たちの次の思いや行動が決まってきます。その結果、その情報に一定の傾向が見られるようになり、それがやがてエネルギー・フィールドの一種のネガティブな電磁的偏りとなって、私たちの心身に影響を与える。それがカルマです。
そういうネガティブなカルマをもっていると、ポジティブシンキングをしなければいけないと理屈ではわかっていても、それがどうしてもできません。また、人生の大切なとき、つまりポジティブにものごとをとらえることが一番大切なときに、それができないという事態に陥りやすいのです。
そこで私は、心の中にひそむネガティブなエネルギーやネガティブなカルマを物理的に解消してしまえば良いのだと考えるようになりました。それが「キングダム・オブ・ハッピネス」などの新しいエネルギー・ヒーリングの技法(DVD)によって、かなりうまくできるようになってきたと考えられるからです。
※本コラムの著者・ほおじろえいいち先生は、月刊CD・カセット情報「JUST」9月号にゲストとして登場されています。どうぞお聴きくださいませ!
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1974年埼玉大学理工学部生化学科卒業。東京医科歯科大学医用器材研究所にて約3年間、「ホルモンの生体制御学」なる先端科学に挑戦。1980年に詩集『心的惑星圏』を自費出版。その後短編小説や詩を書いていたが、1993年、光文社より『脳に眠る「月のリズム」』を出版し、科学ジャーナリストとしてデビュー。以来、先端科学とスピリチュアリティ統合を目指して執筆活動を続けている。シェルドレイクの仮説を紹介する『なぜそれは起こるのか』(1996年)はベストセラーになった。
『魂の記憶』(2003年)を出版後は生きる意味に取り組み、ヒーリング・エナジーの研究を始めて、『幸せの進化形』 『ヒーリング・エナジー』(いずれも2005年)を出版。また、2006年12月にロシアのベストセラー本の邦訳版『「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択』、続いて2007年7月に『「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン2―魂の快/不快の選択』ともに
(ヴァジム・ゼランド著 ほ
おじろ えいいち監修 徳間書店刊)を出版。2008年2月に『スピリチュアルの世界がよくわかる本』(中経の文庫)、2009年10月に『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学習研究社)を出版。2006年に無限波動技術株式会社(Q-Wave
Technologies Inc.)を創設し、Q‐WaveヒーリングDVDなどを提供し始める。2009年12月に『人生を変えたいときに観るDVD』(発売・発行:無限波動技術)を出版。
公式サイト:http://www.eiichihojiro.jp