スピリチュアル・エナジー-ほおじろえいいち氏-
このページは、科学ジャーナリストの
ほおじろ えいいち氏によるコラムページです。
ほおじろ氏は、先端科学とスピリチュアリティの統合を目指した内容の執筆をされています。
私は年に数回、世界の謎と不思議に挑戦するというスーパー・ミステリー・マガジン『ムー』(学研)に寄稿します。7月9日に発売の8月号でも「あなたの部屋が龍の住まいに変わる!!」というタイトルで記事を書きました。最先端の波動技術で、自らの環境を理想の風水地に変えることもできそうだという趣旨のレポートです。雑誌が刷り上がって、見本が送られてきて、ページを開くと、相変わらずいくつもの興味深い記事が載っていたので、つい読みふけってしまいました。特集は「真の日本神話『四国古事記』と裏大和朝廷」ですが、私にはとくに次の二つがおもしろかったです。
一つは「幽体離脱は電気刺激で引き起こされる!?」という記事です。ここには、幽体離脱現象が脳の特定部位(聴覚野の後ろにある回角と呼ばれる部位)を電気的に刺激すると引き起こされるという研究について書かれています。これは私も以前『魂の記憶』(日本教文社刊)で紹介しています。さらに記事にはカナダの研究者が行った、非常に興味深い研究についても紹介されていました。
その研究とは、ある磁気パターンで脳を刺激すると、被験者は自分のすぐ背後に強烈な超越者の存在を感じ、宗教的な恍惚感につつまれたというものです。だから、神は脳がつくりだした幻影であると、この研究者はいっているというのです。脳の特定部位が刺激されると超越者の存在を感じるからといって、超越者が脳の外側にはいないという証明にはならないと私は思うのですが、どんなものでしょうか。脳のその部分が活発に活動することによって、この世に存在する超越者を認識できるということかもしれないと思うわけです。
もう一つ一気に読んでしまったのは、「ノストラダムスの大予言は的中していた!!」という記事です。日本におけるノストラダムス研究の第一人者、五島勉さんが写真入りで30年ぶりに登場しています(お歳を召されたその風貌が、ますます神秘的で素敵です!)。そう、皆さんご存じのとおり、その大予言とは、「1999年7の月」の詩のことです。
1999年7の月、
恐怖の大王が空から来るだろう
アンゴルモアの大王を甦らせるため
その前後、マルスは幸福の名のもとに支配するだろう
私も10年前、この詩におびえた一人でした。いったい1999年の7月に何が起こるのだろう…。しかし、そのときが来ても「恐怖の大王」は来ませんでした。ところが、2年後の9月11日、2機の大型旅客機が突っ込んできて…。恐ろしいその映像をテレビ中継で見た私は、このことだったのか!?と思ったものです。
しかし日付が食い違っています。なぜだろう?? 好意的に解釈すれば、世の中をよくしたいという多くの人々の思いや祈りが百匹目の猿現象のように広がった結果、この惨事の起こる時がすこし先に延ばされ、規模も小さくなった…? しかし、結局は起こってしまった。ひどい事件だ! その映像がしばらく脳裏にこびりついて、東京の高層ビルを見ても、そこに飛行機が突っ込む映像が出てきて、しばらくの間ほんとうに怖かったですね。
五島さんによると、ノストラダムスはあえて1999年という年号を強調することで、千年紀末の出来事だということを伝えたかったのだろうといいます。そして、ただ一人9.11テロの突発を予想していた研究者(エリカ・チータムという英国の主婦作家)について述べています。彼女はテロが起こる28年も前、1973年に出したノストラダムス解説書の中で、空から来る恐怖の大王の正体を、ほぼ完全に解ききっていたというのです。その本で彼女は「恐怖の大王」を、The great king of Terror(テロの大王)と正確に訳しており、さらにノストラダムスの他の予言詩の解説として、「(恐怖の大王が)ニューヨークの“センター”の複数の超高層ビルか複数のタワーを、空からの爆発の炎とともに襲ってくる」と記していたといいます。
五島さんは、予言でいわれる時期は多少ずれることもあるといいます。たしかにその通りでしょう。ある程度未来は決定しているのでしょうが、まるで避けられない運命のように寸分たがわず決まってしまっているとも考えられません。しかしノストラダムスほどの人物によるのならば、未来の姿がほぼ完ぺきに見えていたとしてもおかしくないとも思えます。
以前『魂の記憶』でも書きましたが、イギリスのクリストファー・ロビンソンという男が9.11のほぼ1ヵ月前に、この大惨事を夢で見ています。彼は夢によって未来を透視する特殊な能力を持っているのですが、1ヵ月前になって彼が夢でその出来事が起こるのがわかったということは、1ヵ月前になって、それが起こるという未来が決定されたということなのでしょうか。
もうひとつ考えられることは、ノストラダムスが、この出来事の起こる時期を意図的にずらして予言詩に書き残したのかもしれないということです。こういった類(たぐい)の予言を、彼ほどの未来透視能力を持った人間が公表することの、人々へのよくない影響を考慮して。彼は多くの人が心に抱いたことが、実際に世界に現実化してくる現象を熟知していたのかもしれないとも思うのです。
ロシアの元量子物理学者のヴァジム・ゼランドは150万部を超えるベストセラーとなった『リアリティ・トランサーフィン』シリーズの第4・5巻(邦訳は8月末出版予定)で、おもしろいことをいっています。「人間の記憶に刻み込まれた予言者の言葉は、いやおうなしにその人の意図に変わる」。つまり、予言者の言葉の通りの現実を、人はつくってしまいがちだということなのです。ネガティブな予感の方が、ポジティブな予感よりも数倍現実化しやすいということからも、これは言い得ていると私は思います。
ゼランドはこうも言います。「もっとも有害なのは、地球規模の出来事の予言者たちで、大災害や「この世の終わり」が近いと予言することによって、多くの人々の思考を破壊的な方向へと向ける。言い換えると、集団意識をプログラミングするのである。そうなると、ただでは済まなくなる」と。
明るい未来がすぐそこに来ている。未来の地球は平和で人々も幸福で豊かになると、多くの人々が心の底から思うようになると、ほんとうにそういう世の中がくるということなのでしょう。私はあまり詳しくないのですが、ノストラダムスの予言詩の中で、そういう輝ける未来の予言詩があったら、研究者の方々は是非もっとそこをフォーカスして、私たちに解説してもらいたいものです。
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※最近のほおじろえいいちのブログ:
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☆占い師やサイキックな人の相談するときの注意点(7月13日)
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1974年埼玉大学理工学部生化学科卒業。東京医科歯科大学医用器材研究所にて約3年間、「ホルモンの生体制御学」なる先端科学に挑戦。1980年に詩集『心的惑星圏』を自費出版。その後短編小説や詩を書いていたが、1993年、光文社より『脳に眠る「月のリズム」』を出版し、科学ジャーナリストとしてデビュー。以来、先端科学とスピリチュアリティ統合を目指して執筆活動を続けている。シェルドレイクの仮説を紹介する『なぜそれは起こるのか』(1996年)はベストセラーになった。
『魂の記憶』(2003年)を出版後は生きる意味に取り組み、ヒーリング・エナジーの研究を始めて、『幸せの進化形』 『ヒーリング・エナジー』(いずれも2005年)を出版。また、2006年12月にロシアのベストセラー本の邦訳版『「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択』、続いて2007年7月に『「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン2―魂の快/不快の選択』ともに
(ヴァジム・ゼランド著 ほ
おじろ えいいち監修 徳間書店刊)を出版。2008年2月に『スピリチュアルの世界がよくわかる本』(中経の文庫)、2009年10月に『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学習研究社)を出版。2006年に無限波動技術株式会社(Q-Wave
Technologies Inc.)を創設し、Q‐WaveヒーリングDVDなどを提供し始める。2009年12月に『人生を変えたいときに観るDVD』(発売・発行:無限波動技術)を出版。
公式サイト:http://www.eiichihojiro.jp