スピリチュアル・エナジー-ほおじろえいいち氏-
このページは、科学ジャーナリストの
ほおじろ えいいち氏によるコラムページです。
ほおじろ氏は、先端科学とスピリチュアリティの統合を目指した内容の執筆をされています。
昨年あたりからドイツなどを中心としたEU 諸国で、「ファラオの杖(つえ)」というクリスタルがたいへんなブームを巻き起こしているといいます。世界的な不景気などによる社会不安や、2012年のアセンション問題(あるいは終末思想など)がささやかれるなかで、ヨーロッパの人たちがスピリチュアルなものを真剣に求め始めたからなのかもしれません。そのきっかけは、あるドイツの雑誌におもしろい記事が掲載されたことでした。
その記事によると、古代エジプト王朝のファラオ(王族)と彼につかえるかぎられた一部の神官たちは、特殊なクリスタルでできた「ファラオの杖」を利用していたのではないかというのです。エジプトの古代遺跡からは多くのファラオ像が発掘されています。その像をよく見ると、両手に棒状のものを握っているファラオたちに気づきます。そういう写真をどこかでご覧になった方も多いでしょう。
ファラオの杖は、一般的には、叡智の象徴であるヘビの化身、あるいは性エネルギーの象徴であるといわれています。ドイツの雑誌が問題にしたのは、円柱状の物体で、手に握ると少しはみ出すくらいの大きさのものです。これがいったいどういう物質でできており、何のために使われていたのかはいまだに謎に包まれています。有力な説は、金属棒だったというものなのですが、その雑誌によると、クオーツ系の特殊なクリスタルだった可能性が強いというのです。
クオーツは地殻の7割以上を占める二酸化ケイ素を主成分とする鉱物で、その原子構造が特殊な配置をとると美しい結晶体となり、そこから様々なエネルギーを発するといわれています。そのエネルギーには、私たちのエネルギー・フィールドを調和させて肉体に健康をもたらすヒーリング・エネルギーや、私たちをアストラル界へいざない、異次元への旅を楽しませ、さらにサイキックなパワーを開発させるような特殊な精神エネルギーなどもあります。
さて、古代エジプトの王ファラオは、ホルスやラー、アメンなどの神々が人間の姿をとって現われたものとされています。つまり、現世と来世を支配するパワーを持った特別な存在だったのです。また、永遠の命を有し、神と人間界の間の秘密を知るものでもありました。そのため、彼らは現世での死のあとは、「太陽の船」に乗って現世と冥界を巡るとされていました。実際にクフ王のピラミッドのすぐそばでは、この船が発見されています。世界最古の木造船です。
ファラオたちが、クリスタルのパワーを使っていたという話は、とても想像力をかき立てられます。エジプト魔術に起源をもつロマの水晶占いなどは、特別な水晶クリスタルを使って意識を過去や未来に「飛ばす」技術の一部が伝わったものともいわれています。その事例から、異世界へと旅立つファラオや神官たちの姿を想像するのは難しいことではありません。
神智学によると、私たちの肉体のすぐ外側にエーテル体、さらにそのすぐ外側にアストラル体があるとされています。私たちの肉体はそういう複数のエネルギー体で構成されているというわけです。このアストラル体がとても面白いのです。おもに感情や欲望などの深層意識をつかさどるなのですが、最大の特徴はアストラル体が身体から抜け出すことができることでしょう。いわゆる臨死体験や幽体離脱などは、アストラル体が身体から抜け出すために起こる現象であるとされています。もしファラオたちが使っていたクリスタル製の杖が、このアストラル体と共鳴し、ファラオのパワーを強めてくれていたのなら、それは彼らが異世界へとおもむくための強力なツールだったのかもしれないわけです。
ロシア奥地の特殊なパワースポットから産出されたという小さな円柱状のクリスタル。それがドイツの雑誌が話題にした「ファラオの杖」です。ファラオたちが両手で握っているように、これも、右手用と、左手用があります。最先端のテクニックによって、私たちのアストラル体などのエネルギー体と共鳴して、パワーを強めるようにつくられているのですが、古代エジプト王朝のファラオや神官たちだけが使用を許されていた魔法の杖を、現代の私たちも使えるようになったというわけです。おもしろい時代になったものです。
ちなみに、日本ではこの特殊なクリスタルを「エナジー・ヴォルテックス・クリスタル」として、皆様にご紹介させていただいております。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★関連記事:月刊誌『ムー』7月号 P110〜
『エナジー・ヴォルテックス・クリスタルの秘密…古代エジプトのファラオが手にしたクリスタル・パワーが現代に甦った!』 ほおじろえいいち著
★心やサイエンスや魔法のエッセイ 「思春期に花開く記憶とは?」はこちらです。
→ http://www.eiichihojiro.jp/
★ヒーリングDVDについてはこちら
→ http://www.eiichihojiro.jp/healingdvd/index.html
→ http://www.eiichihojiro.jp/coconi/index.html
新しい体験談も掲載されました(新着体験談)。
→ http://www.eiichihojiro.jp/
★ 2008年オープンワールドでのほおじろえいいち先生の講演DVD/CD好評発売中!
→ http://www.ningenclub.jp/ows/products/detail.php?product_id=135
★『心☆サイエンスDVD』の第1巻「シンクロニシティーからフローへ」
→ http://www.eiichihojiro.jp/benkyou.html
第100回 | |
第99回 | |
第98回 | |
第97回 | |
第96回 | |
第95回 | |
第94回 | |
第93回 | |
第92回 | |
第91回 | |
第90回 | |
第89回 | |
第88回 | |
第87回 | |
第86回 | |
第85回 | |
第84回 | |
第83回 | |
第82回 | |
第81回 | |
第80回 | |
第79回 | |
第78回 | |
第77回 | |
第76回 | |
第75回 | |
第74回 | |
第73回 | |
第72回 | |
第71回 | |
第70回 | |
第69回 | |
第68回 | |
第67回 | |
第66回 | |
第65回 | |
第64回 | |
第63回 | |
第62回 | |
第61回 | |
第60回 | |
第59回 | |
第58回 | |
第57回 | |
第56回 | |
第55回 | |
第54回 | |
第53回 | |
第52回 | |
第51回 | |
第50回 | |
第49回 | |
第48回 | |
第47回 | |
第46回 | |
第45回 | |
第44回 | |
第43回 | |
第42回 | |
第41回 | |
第40回 | |
第39回 | |
第38回 | |
第37回 | |
第36回 | |
第35回 | |
第34回 | |
第33回 | |
第32回 | |
第31回 | |
第30回 | |
第29回 | |
第28回 | |
第27回 | |
第26回 | |
第25回 | |
第24回 | |
第23回 | |
第22回 | |
第21回 | |
第20回 | |
第19回 | |
第18回 | |
第17回 | |
第16回 | |
第15回 | |
第14回 | |
第13回 | |
第12回 | |
第11回 | |
第10回 | |
第9回 | |
第8回 | |
第7回 | |
第6回 | |
第5回 | |
第4回 | |
第3回 | |
第2回 | |
第1回 |
1974年埼玉大学理工学部生化学科卒業。東京医科歯科大学医用器材研究所にて約3年間、「ホルモンの生体制御学」なる先端科学に挑戦。1980年に詩集『心的惑星圏』を自費出版。その後短編小説や詩を書いていたが、1993年、光文社より『脳に眠る「月のリズム」』を出版し、科学ジャーナリストとしてデビュー。以来、先端科学とスピリチュアリティ統合を目指して執筆活動を続けている。シェルドレイクの仮説を紹介する『なぜそれは起こるのか』(1996年)はベストセラーになった。
『魂の記憶』(2003年)を出版後は生きる意味に取り組み、ヒーリング・エナジーの研究を始めて、『幸せの進化形』 『ヒーリング・エナジー』(いずれも2005年)を出版。また、2006年12月にロシアのベストセラー本の邦訳版『「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択』、続いて2007年7月に『「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン2―魂の快/不快の選択』ともに
(ヴァジム・ゼランド著 ほ
おじろ えいいち監修 徳間書店刊)を出版。2008年2月に『スピリチュアルの世界がよくわかる本』(中経の文庫)、2009年10月に『ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?』(学習研究社)を出版。2006年に無限波動技術株式会社(Q-Wave
Technologies Inc.)を創設し、Q‐WaveヒーリングDVDなどを提供し始める。2009年12月に『人生を変えたいときに観るDVD』(発売・発行:無限波動技術)を出版。
公式サイト:http://www.eiichihojiro.jp