「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める（※2022年退任）乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

１０年ほど前から、年数回、くだんの親友と韓国へ女子旅をしています。
行き始めた頃のソウルは、今ほどお洒落な街ではなかったのですが、
ここ数年の急速な発展には驚くばかり。
今回は、韓国の友人たちに教えてもらった、ソウルの楽しみ方や
韓国の意外な習慣についてお伝えしたいと思います。

昨年までは、ウォンが安かったので、
日本と比べて、とても物価が安く感じられましたが
２０１３年はウォンが高騰し、欧米のブランドものは、逆に韓国のほうが高くなりました。
そのため最近は、ブランド品を買いに来る日本人が減少。
代わって、免税店やデパートは、中国人でいっぱいです。
（中国ではブランド物にかかる輸入関税率が２０％、付加価値税率が１７％と、
中国国内で買うとかなり高いため）

ウォンが上がっても、食品や韓国製品は安いので、
韓国ならではの食や、問屋さん情報をご紹介します。

焼肉はたくさんの野菜と

◆韓国の食
飲食店は、日本でも、蕎麦屋、ラーメン屋、てんぷら屋、お寿司屋と細分化されているように、
韓国も、冷麺、豚の焼肉、牛の焼肉、鍋、定食など、それぞれ専門店になっています。
どの専門店へ行っても、キムチ、水キムチ、野菜の炒めもの、煮物など、
サービスのおかず（パンチャ）が、３〜１０皿くらいつきます。
ご飯だけ注文すれば、この副菜を食べるだけで、お腹いっぱいになるくらい。
（もちろんご飯だけというオーダーはできませんが。）
残したら悪いな、と思って食べきると、すぐに、おかわりが出てきて、実質、食べ放題。
これは韓国流の「お・も・て・な・し」
お客がお皿にあるものを食べきると、少なかったんだな、と思うそうで、
もったいないですが、残したほうがいいのだそうです。

韓国の食というと、辛い料理や焼肉のイメージがありますが、
欧米人が、JAPANESE FOOD = 寿司、天ぷら、と思っているのと同じで、
実際は少し違います。

辛い料理は、ほんの一部ですし、
実は肉よりも、「世界で一番野菜を食べる国」と言われるほど、
野菜料理や魚介を多く食べます。
焼肉を食べるのは、そう頻繁ではなく、牛より豚が一般的です。
観光客やセレブ向けの高級店では日本式の焼肉が出されますが、
韓牛は、霜降りではなく、さっぱりしています。
サンチュなどの野菜や、ネギの細切りサラダと一緒に食べます。

豚の焼肉なら、「ウォンジョサンパプチプ」というチェーン店がお薦め。
３０種類もの有機野菜や海藻、１０皿以上の小皿料理、味噌鍋がついて、
今のレートでも、なんと、約９００円！
このお店では、超薄切りの豚肉を焼いて酢醤油で食べます。
豚肉は、焼く時に脂が落ちて、さっぱりして美味しい！
豚肉のビタミンB＋キムチの植物性の乳酸菌＋野菜と海藻の食物繊維＋海藻のミネラルを
一度に摂れ、ヘルシー。美容面でも、とてもいい食事です。
さらにマッコリを合わせれば、翌日、どんなに頑固なお腹もスッキリ！です。

若い人は、日本と同じように、簡単な食事をすることが多く、
キムチを食べない人も増えているそうです。
人気があるのは、日本と同じようにイタリアン、フュージョン、ハンバーガー、
おしゃれ（日本風）居酒屋、カフェで、どのお店も、ほぼWi-Fi完備。

すごいボリュームのかき氷とワッフル

高級フルーツも豪快に

おしゃれなカフェがたくさんある、お薦めのエリアは、
「カロスキル（新沙洞 街路樹通り）」と、「三清洞」です。
「カロスキル」は、地下鉄３号線新沙駅から徒歩５分。
「三清洞」は、地下鉄３号線安国駅からかなり坂道を歩きます。
ソウルはタクシーが安いので、移動はタクシーが便利。
行きたい場所をハングル表記したものを運転手さんに見せてください。

ソウルは、お店の変動（引っ越しや閉店）が、とても早く、
本やネットで気に入ったお店が、なくなっていることもありますので、
特定のお店を探すよりも、新店が続々とOPENしている
「カロスキル」や、「三清洞」をブラブラ歩きしたほうが、
いろいろな発見があって楽しいと思います。

食のイチオシは、日本のデパートの比ではないくらい美しく洗練された、「デパ地下」。
フードコートで食べても、お土産を買ってもいいですね。
専門店が一同に並んでいるので、いろいろなものを一度に食べられますし、
フルーツの生ジュースや、鯛焼きや、ホットックも、とても美味しくてお薦めです。

高級スーパーの入るビルは入口に巨大な草間彌生さんのカボチャ

今、流行りのスーパーマーケットは、「ＳＳＧ」。
先月行った時は、高級だからか、右も左も韓国の芸能人だらけでした。
韓国セレブの生活が覗けて、ちょっと面白かったです。

◆3つの問屋情報
�@革製品の問屋さん　「光熙市場」の２階
革のジャンパー、ライダースジャケット、コート、スカート、パンツが激安です。
日本語で、デザインや色も相談できます。
自分のお気に入りのコートを持参すれば、それと同じ型で、革で作ってもらい、
日本へ送ってもらうこともできます。
ただし一点だけ、注意点があります。
営業時間が、夜の９時〜ということ。
ソウルを訪れたら、初日の終わりに行ってみてください。
帰る日までにホテルへ届けてもらうこともできますよ。

東大門の服飾市場

レースも安い

�A私が服のパーツを仕入れている「東大門総合市場」
東洋最大規模というだけあり、とにかく広い。
布地、レース、紐、ボタン、ベルトのバックル、アクセサリーパーツ……
スワロフスキのような、キラキラのパーツもたくさん。
それぞれの専門店が、４０００店舗以上。
小売りもＯＫなので、日本語と英語と筆談と電卓で交渉を。
ここでの注意点は、長さの単位がｍでなく、ヤードということ。
営業時間は、昼間。日曜日はお休みです。

南大門のアクセサリー問屋

�Bアクセサリー市場「南大門」
南大門エリア自体が、市場ですが、一角に
アクセサリーの卸店がズラーっと並ぶビルがいくつかあります。
外からは、わかりにくいのですが、一歩入るとビル中、アクセサリー店がたっくさん。
なんと、その場で作って売っているんです。
とても可愛くて、安いので、お土産にお薦めです。
ここでの注意点は、個人には売らなかったり、１０個単位だったりすること。
名刺（ビジネスカード）を持って行って、「ビジネス」と言ってくださいね。

長くなるので、続きは次回に。