「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼ぶ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

前々回・前回に続き、「肌と老化」について記します。 毎日、徐々に老けていくので、自分では老化に気が付かないかもしれません。
最近は、Facebookなどに写真をアップするので、昔の知り合いの現在の顔を見て、その変化に驚いたり、自分の姿を掲載するのに気が引けてしまったり、というお話をよく聞きます。

では、若い時と、どう変わっているのでしょうか？

シワができた
シミができた
頬が垂れた
肌に透明感がない
肌がしぼんできた
髪のボリュームが減った

実は、若々しさは、肌の弾力と厚みで決まります。

●老け印象・くすみの原因●

赤ちゃんの時のような【透明感がなくなり、肌が厚ぼったく、くすんで見える】のは、本来４週間で垢として剥がれるべき角質細胞が、肌に留まって、実際に層が厚くなっているからです。
表面の不要な角質を、きちんと剥がせば、層が薄くなり透明感が蘇ります。

角質細胞が剥がれる時に、シグナルが出されて、新しい細胞が産み出されますが、そのシグナルが発せられないので、新細胞の産出も滞り、ターンオーバーが遅れていきます。

●【シワ】【たるみ】の原因●

ズバリ、原因は紫外線です。
肌の柱である、コラーゲン とエラスチンが、紫外線によって破壊されるためです。
紫外線は、【シミ】を作るだけでなく、【シワ】【たるみ】も作ります。
ブルドッグ顔は、頬肉がたるんで落ちた結果です。

それでは、上記の症状の対処法をお知らせします。

●透明感を蘇らせる方法●

くすみの原因、古い角質細胞は、スクラブで落としましょう。
角質細胞の塊、小さなイボも、スクラブで落とせます。
前々回にご説明したように、表皮は、全体でビニール袋ほどの薄さなので、 スクラブを塗って、軽〜くマッサージをするだけで、透明感が蘇ります。

一度のスクラブで、右手のように、白く透明感が蘇ります。

●コラーゲンの正体とは？●

コラーゲンはゼリーのようなものを連想する方も多いようですが、
コラーゲンはゼリー状ではありません！繊維状のタンパク質です。

では、靴・バッグ・ベルトの革を思い出してください。
実は、これらの革はコラーゲンの塊なのです。

革は、動物の皮膚から、毛・脂肪・表皮層を分解除去し、
真皮（コラーゲン）だけを乾燥させ、防腐処理したもの。
革製品の表面は、つるつるに仕上がっていますが、
内側は、ガサガサしていますよね？
それがコラーゲン繊維、そのものです。

人間も、もし肌の水分を除いたら、約７０％が、このようなコラーゲン繊維なのです。

●コラーゲンの役割は？●

前々回、図解した通り、肌は、表皮・真皮・皮下組織から成っています。
コラーゲン線維は、真皮層で、網目状になって、肌を支えています。

皮膚を建物に例えると、コラーゲンは鉄筋にあたり、
人間の体内、全てのタンパク質の３０％の量を占めています。
真皮に４０％、骨・軟骨に１０〜２０％、靭帯や腱、血管に７〜８％あります。

また、コラーゲンの網目の交わる部分を留めて支えているのが、エラスチンで、 ゴムのように伸縮して肌に柔軟性を与えています。
４０代から急激に減少します。

●コラーゲンが重要なのは何故？●

肌を支える鉄筋が壊れたら、どうなりますか？

壊れた部分が、凹みますよね？　その溝が　【シワ】　です。
そして肌を支えられない部分が広範囲になると、【たるみ】　ます。

ほうれい線は、【シワ】ではありません。　頬をコラーゲンが支えられなくなって、頬が落ちてできた溝（線）です。
つまり、たるんでいるんです。

●コラーゲンが壊れる原因は紫外線●

紫外線は、コラーゲン繊維を切断してしまいます。
そのため紫外線を多く浴びた方ほど、高齢になると、【シミ】や、【深いシワ】　が、できてきます。

ですから、日焼けを防ぐためではなく、
【シワ】【たるみ】　を防ぐためにも、紫外線は避けなければなりません。

紫外線は、活性酸素を作り、身体や目の病気の原因にもなります。
若い時は、酵素によって、消す力がありますが、加齢で酵素が少なくなるので、 より紫外線を避けなければならないのです。

●シワ・たるみを防ぐ方法●

では肌を支える柱である、コラーゲンを修復・再生するには、どうしたらいいのでしょうか？
コラーゲンの材料は、ビタミンＣ、アミノ酸、鉄などです。
コラーゲンを作る線維芽細胞に、ビタミンＣを届けることが重要です。

その方法は？

コラーゲン飲料や食品を摂ると、あたかもコラーゲンになるような宣伝が多く、 またこの宣伝が、コラーゲンはゼリー状という誤解を生む元であるのですが、 コラーゲンを口から入れたからといって、体内でコラーゲンが作られるとは限りません。

実際に試してみると、一週間以上摂り続ければ効果が出るようですが、 食べた翌朝に「ぷるぷる〜」　というのは、プラセボ効果かもしれません。

私は、コラーゲンの材料である「ビタミンＣ」を摂るほうが、 効果が高いと思います。
ビタミンCのサプリを食べてもいいですが、 顔に効果を出したいならば、直接、塗布したほうがいいです。
さらに、もっと効果を上げたいなら、イオン導入をお薦めします。
前回も、シミ対策として、ご紹介しましたが、手で塗るよりも、肌の奥までビタミンCを届けることができます。　酸化しやすいビタミンCをフレッシュな状態で肌に届けられるビタミンC美容液。
ビタミンＣは、【シミ】はもちろん、【シワ】　【たるみ】にも効きます。

ですから、弾力を失わず、若々しい肌でいるためには、

ことが重要です。

では、３回連載の最後に、若い肌になるために、
ご自分でできる具体的な方法をまとめます。

私も、この�@〜�Dが本当にきちんとでき、効果を出せる化粧品をお届けするため、
自分を実験台にしつつ、日々、開発にいそしんでまいります。