「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める（※2022年退任）乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

新年、初めに決めたこと。
今年のモットーは、「みんなと楽しく生きる。たくさん笑える一年に。」
57歳にして、ようやく「ストレスを感じないコツ」も掴んできました。

鈍感力を鍛え、ディスらない、こだわらない、気にしない事です。
そして誠実に。

鈍感力のD、ディすらないのD、こだわらないのK、気にしないのK
で、DDKK

そう決めてから、人の話を聞いていると、実に「ディすり」が多い。
そこで、これまでのように話の流れに乗るのではなくて、
話の方向を明るい方へ導くような発言をしてみたら、
どこでも誰とでも、楽しい場だけを持てるようになりました。
悪口を言って眉間にシワを寄せていた人が、
楽しい会話で笑顔になるのを見るのはいいものです。

La bave du crapaud n’atteint pas la blanche colombe.

フランスの諺で、
ラ バーヴ デュ クラポー ナタン パ ラ ブランシュ コロンブ
直訳すると、「蛙の唾は白鳩には到達しない」

bave du crapaud　は、悪口や中傷という意味。
crapaudは、蟇蛙（ヒキガエル）で、醜いものの象徴
blanche colombeは、白い鳩で、平和・純真・純潔の象徴、として使われます。
地べたにいる蟇蛙がツバを吐いても、空を飛ぶ白い鳩には届かない。
ですから、諺の意味は、
「悪口や中傷が高潔な人の評判を落とすことはない」　でしょうか。

白い鳩は、蟇蛙には汚されないのです。
蟇蛙よりも、白い鳩になりましょう。

たとえ蟇蛙に何か言われても、白い鳩が気にする必要はありません。
心の平和を保ちましょう。
気にしない、こだわらない、です。

同じくフランスの諺で.
Qui seme le vent recolte la tempete.
があります。
旧約聖書の言葉らしいのですが、「風を蒔く人は嵐を収穫する」
麦の種ではなく、風（トラブルの種）を蒔くと、麦ではなく嵐が返ってきますよ
という意味。
いいことは、一粒万倍、大歓迎ですが、嵐が返ってくるのは困りますね。
「口は禍の元」「身から出た錆」に近いでしょうか。

鈍感力を鍛え、ディスらない、こだわらない、気にしない、のDDKK
以前、書いたコラム「舩井幸雄会長に教わった幸せになる方法�A」の通り
舩井会長は、こだわりがない、とおっしゃっていました。
「自由・自主・自己責任」と「包み込み」に通じるのだなあ、と改めて考えた次第です。
DDKKで、自分も周りの人も。幸せで楽しく過ごしましょう。