「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方
このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を2006年から務める(※2022年退任)乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。
日本人として訪れておきたい「迎賓館」A
東京・四ツ谷にある「赤坂迎賓館」の概要と一般公開について
こちらでお知らせしましたが
京都にも、迎賓館があることをご存知でしょうか?
「京都迎賓館」も、安倍政権の「観光立国推進」により、
見学できるようになりました。
私はたまたま万年筆の軸の生産を通じて、蒔絵、漆塗り、竹細工といった
伝統工芸に接していますが、日本人として、こうした技能を知り、
文化の鑑賞を継いでいくことが、これからますます必要だと思います。
年末年始に京都を訪れる方も多いと思いますのでご紹介いたしますね。
場所
京都迎賓館は、京都御苑の中にあります。
約2万平米の敷地は、江戸時代に園家・柳原家・櫛笥家など、
複数の公家の邸宅が建っていた場所だそうです。
地図と行き方は、こちらです。
建物の中だけでなく、池や庭園が美しくて、見どころがたくさんあります。
見学方法
インターネットによる事前申込みと併せて、当日受付があります。
事前受付は、すでに1月23日分まで分は終了していますが、
当日受付なら、大丈夫です。
1月24日以降の分は、このページに発表され、
申し込めるようになりますので、頻繁にチェックしてみてくださいね。
当日受付
先着順で整理券を受け取り、整理券で指定された時間に再訪して見学します。
整理券は、1人で4名分受け取れますので、代表者が取りに行けばOKです。
整理券が配布される場所は、西門前。
京都御所の清和院門から入ると、迎賓館が右手に見えてきます。
壁沿いに進むと、西門があります。
配布時間は、12月中は9時半、来年1月は10時。少し前に並びましょう。
そして希望時間の整理券をもらいます。
選択できる見学時間はこちらをご覧ください。
京都迎賓館とは
京都迎賓館は、2005年にできた新しい建物です。
建設の目的は、日本の歴史と文化を象徴する都市・京都で、
海外からの賓客を心をこめてお迎えし、日本への理解と友好を深めていただくこと。
1994年10月、村山内閣の時に建設が閣議決定され
2001年11月〜2005年3月の工期で完成しました。
最初に訪れた国賓は、グエン・ミン・チェット(ベトナム社会主義共和国主席)。
(2007年11月に一泊)
赤坂の西洋風の建物とは対照的な、近代的な和風建築(鉄筋コンクリート造)。
でも外国の方が寛げるよう、畳が敷いてある場所以外は靴履きです
(見学者は入口でスリッパに履き替えます)。
南側が「表」 会議・会談、晩餐、和風会食、管理等の公の場
北側が「奥」 賓客の居住・宿泊のための私的施設で、
見学者は、赤坂迎賓館と異なり、内部の撮影がOKでした。
見どころ
「赤坂迎賓館」は、明治の職人の技術の結集が見どころですが
「京都迎賓館」は、現代の建築技術と、伝統的な技術や工芸との融合が見事です。
数寄屋大工、左官、作庭、截金、西陣織、蒔絵といった伝統的技能の集大成で
蒔絵や竹細工など万年筆に通じる部分があり、
隅々まで見飽きることがありませんでした。
正面玄関から入り、美しい廊下を進むと、待合室である「聚楽の間」があります。
季節ごとに変わる展示品や家具の細部まで注目です。
次は、「夕映えの間」
70名までの大広間で、通訳ブースがあり、大臣会合や国際会議、
立礼式のお茶のおもてなし、賓客の歓迎式に使われるそうです。
日本画家・箱崎睦昌氏の原画を基に製作された、壁面の大きな綴織り
「比叡月映」と「愛宕夕照」が見どころです。
京都の東西を守る山の日月の壮大な夕景の表現が素晴らしいのですが
綴織りの工程や、グラデーション表現に使われた糸が紹介されていて
職人の技術と、掛けられた時間を想い、釘付けになりました。
地下の水脈を掘り起こし湧き出る水で満たされた池のある
中庭を見ながら、次の間へ。
この湧き水は、隣の梨木神社の名水、染殿井と同じ水質。
水中に稲に似た植物を植えて、田んぼを表しているのだとか。
情緒のある池に、心が落ち着きます。こうした風景に海外からのお客様も、
日本の心を感じていただけるのではないでしょうか。
「比叡の間」を通過し、「藤の間」(藤の花言葉は「歓迎」だそうです)へ。
こちらでは、最大120名までの晩餐会を行えるそうです。
正面には川島織物による、ものすごく大きな綴れ織「麗花」
(原画は、日本画家・鹿見喜陌氏)、左手に能や日本舞踊を鑑賞できる檜舞台、
床には藤の花びらが表現された段通。
檜舞台と舞台扉「響流光韻」には、江里佐代子氏(人間国宝)の
「截金」が施されています。
金銀の箔を数枚焼き合わせて、絹糸のように細く直線状に切り、貼る
截金は、風や振動はご法度なので、息もできないほど繊細な作業。
私も細かい作業は好きですが、この細かさと量には気が遠くなりました。
続いて、最大24名の会食ができる畳敷きの「桐の間」へ。
こちらでは、本格的な京料理、芸舞妓による日本舞踊、箏曲、
庭園の景色などで、日本の、お・も・て・な・し
見学用に襖を除いています。写真手前側で、舞妓さんが踊ります。
日本国政府の紋章であり、京都迎賓館の紋章でもある「五七の桐」が所々に。
座椅子の漆塗り・蒔絵、脇息の彫りにも注目。
中庭の上に掛かる廊橋の先には、船着き場が。
平安貴族が邸内の池に船を浮かべて「花見の宴」「月見の宴」「管弦の宴」
を催す、絵巻のように優美な情景が浮かびますね。
木曽産の高野槙で作られた和舟は松井三四郎氏の作。
2011年に、ブータン王国のジグミ・ケサル国王と王妃がご乗船されました。
現代の名工の技術の粋を、ぜひご自身の目でご覧いただきたく思います。
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起業家・経営者・デザイナー
文房具、化粧品、IT系人材派遣、TV・映画のCG画面製作、動物の衣装製作(あのタレント犬の衣裳も担当)など幅広い事業に従事。
船井幸雄グループ・イリアール株式会社 元代表取締役
株式会社イメージ二アリング 代表取締役
プラチナ万年筆株式会社 取締役
犬・猫の服 「代官山Nahomilly」 オーナーデザイナー
★イリアール株式会社:http://www.honmono.jp/