「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める（※2022年退任）乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

コロナ禍のゴールデンウイーク、いかがお過ごしですか？
東京は緊急事態宣言に慣れてしまったように報道されますが
大型施設が営業していないので、人出は減っています。

「晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。
楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ。」
というのは、吉川英治さんの言葉。

飲食、買い物、エンタメ、スポーツといった、人生の楽しみに
制限が掛かりましたが、テラス食、お取り寄せ、テイクアウト、
通販、リモート視聴、SNSが定着して、違う形での楽しみも
生まれているようです。
私も家の通信環境を整え、たくさんのプログラムを
視聴できるようにしました。ますます睡眠時間が減るほど
おうち時間を楽しんでいます。

一方で、会える人、一緒にいる人との密度が濃くなった事や
SNSなど文字のやり取りで誤解が生じたりして
人間関係の悩みが増えているようです。

私は、人付き合いには、2つの秘訣があると考えています。

�@「気にしないのが一番」
もちろん、無神経、無礼という意味ではありません。
今風に言うなら、自分の心の中で、スルーすることです。

人は個々に考え方、感じ方が違い、癖や特性があります。
代表的な癖は、人のせいにする、相手によって使い分ける、
お金に細かい、またはその逆、キレやすい、決めつける、など。
自分の常識＝他人の常識ではありません。
当然同じ、と思う所が違うかもしれない。
むしろ違うからこそ、良い点もあります。

自分の評判を気にすること、劣等感を持つこと、
執着することをやめる。
エゴサーチもいい事ありません。
他の人の楽しそうな投稿に嫉妬するのもダメ。
少人数での集まりが増え、呼ばれなくなったと感じていたら
自分で企画すればいいんです。
人は人。気持ちを切り替えることも大切です。

�A「トラブルを作らない、広げない」
人間関係で何かが起きた時に、それを他の人に言う人がいます。
他人に言ったことで、大ごとになるし、広がってしまう。
気付かぬうちに、いわゆるトラブルメーカーになってしまうのです。
口は禍の元。

結論、人付き合いは、真面目に突き詰めすぎず、大らかに。
自分の事は自分で幸せにしてあげましょう。